あかりのCOOL CHOICE
クール・チョイスは、地球温暖化の原因となる二酸化炭素をなるべく出さない「もの」や「サービス」、「ライフスタイル」を選ぶこと。無理や我慢ではなく、快適な暮らしにもつながる、未来のための選択です。みなさんも、「COOL CHOICE」に取り組みませんか?
10月21日は、「あかりの日」
1879年に、発明王トーマス・エジソンが、白熱電球を長時間点灯させることに成功した日を記念したものです。長時間といっても、数十時間。フィラメントが問題でした。
その後、エジソンは、フィラメントの長寿命化のための研究を続け、材料として竹が適している事を発見。中でも、京都八幡(やわた)産の真竹(まだけ)が優れていて、1200時間以上の点灯に成功しました。1880年のことです。翌年、白熱電球が製品化され販売が始まりました。
その結果、紀元前以来続いた第1世代の「ものを燃やして作るあかり」は、電気の光、白熱電球という「第2世代の明かり」に変わったのでした。
第3世代の明かりと第4世代の明かり
第3世代の明かり、蛍光灯の販売がアメリカで開始されたのは、白熱電球から約60年後の1937年頃。蛍光灯は、白熱電球より広範囲を照らすことができ、消費電力が少なく、長寿命であるという特徴もありました。
省エネ・長寿命で知られるLED照明の原型となる白色LEDが誕生したのが、蛍光灯から約60年後の1996年。LEDは、第四世代の明かりと呼ばれます。ほぼ60年ごとに、新しいあかりが誕生し、省エネが進んでいます。
LEDの特徴
2010年代になって、LED電球・照明は、急速に普及しました。
最初は、光が広がらず、真下しか明るくない、値段が高い、などの短所もあげられていましたが、明かりの広がりは改良され、今では、買換費用がかからず、かえってお得である事や、明るさが変えられるという調「光」(ちょうこう)機能、用途やシーンによって色が変えられるという調「色」(ちょうしょく)機能など、省エネ・長寿命以外のメリットも知られるようになりました。たとえば、勉強や読書時には、 明るく文字が見やすい白い色(昼白色)、夕食やおやすみ前にはゆっくりとくつろげる暖色系の色(電球色)といった具合です。
長時間使うお部屋の照明をLEDに
長時間使うお部屋の照明をLEDに替えると、省エネ効果が実感できます。天井に付けるシーリングライトは、器具ごと交換になりますが、蛍光灯などの器具にも寿命がありますので、10年くらい経っていたら交換するのが安心です。
近年頻発している猛暑や、大雨・台風による深刻な被害。地球温暖化が進むと、ますます増えていくと報告されています。それらの被害を少しでも小さいものにするためにも、みなさんも「あかりのクールチョイス」に取り組みませんか?
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