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まだ、間に合う?「クールビズ」のお話

 クール・チョイスは、地球温暖化の原因となる二酸化炭素をなるべく出さない「もの」や「サービス」、「ライフスタイル」を選ぶこと。無理や我慢ではなく、快適な暮らしにもつながる、未来のための選択です。

クールビズのお話

 ノーネクタイやノージャケットなどの「クールビズ」夏の軽装は、ずいぶん定着しましたね。
 『クールビズ』は、過度な冷房に頼らず様々な工夫をして、夏を快適に過ごすライフスタイルのこと。2005年から政府が呼びかけています。
 省エネ型エアコンへの買換え、太陽の熱を遮る緑のカーテンなどもクールビズの一つ。
 今回は、過度な冷房に頼らないためのポイントを2つご紹介します。

ポイント1.無理なく、上手に、室温上昇をストップ!

 室内の空気は循環しないと温度が上がりやすいです。扇風機やサーキュレーター、エアコンなどを上手に使って、無理のない範囲で、冷やしすぎない室温管理の取組がポイントです。
 外出前にカーテンを閉めて、室温上昇をストップさせておくのも効果的です。オフィスでは、退社時に、ブラインドをおろして帰る事業所もあるそうです。
 テレビやパソコン・OA機器などからの放熱も、室温上昇や冷房効率に影響します。使わない家電などは、電源をオフにしましょう。
 エアコンをお持ちのご家庭では、室外機の前に物を置かない事や、直射日光が当たらない工夫も大事です。

ポイント2.暑さと上手に付き合おう!

 今年は道内を始め全国各地で40度近い暑さになりました。日本で40℃以上になったのは、1933年から30回あるのですが、その半分が2018年以降。最高気温が35℃を超える「猛暑日」も珍しくなくなるなど、年々暑さが増しています。
 
 外気温と室温との差が大きすぎると、自律神経やホルモンバランスを崩しやすくなるそうです。冷えに慣れて汗をかかないでいると、汗腺が退化して、体温調整機能が働かなくなってしまうなど、健康への悪影響も言われます。冷やしすぎは、要注意です。

 一方、暑い夏に気をつけたいのが、「かくれ脱水」。こまめに水分や塩分、経口補水液などを補給する事や、乳製品、納豆、梅干、小松菜、鶏肉、ニラ、にんにくなど、夏バテ予防に効果的な食材をとるようにする事も大事です。

 無理なく、上手に、室温上昇をストップ!暑さと上手に付き合おう!というクールチョイス、「クールビズ」のお呼びかけでした。

苦労したことと追加の情報

原稿を書いていたのは、北海道も、40度近い日が続いた7月末から8月始め。ところが、マラソンが終わったあたりから、今度は、急に寒くなってしまって、クールビズではないなあ、と思った次第。北海道は、エアコンのないご家庭も多いので、その話題がなじむのだろうか?というのも気になった点。
けれども、今年の暑さに耐えきれず、エアコンを導入した、という方も多かったようですし、来年に向けて、検討するというご家庭もあるようです。使い方や選び方のヒントは、「しんきゅうさん」や一般財団法人家電製品協会の「スマートライフおすすめBOOK2021」が参考になりそうです。

「暑い夏のおうち時間を省エネ&快適に過ごすコツを知っていますか?」というコラムが、環境省のクールチョイスのサイトに載っていました。暑い夏の経験値の少ない私たちには、参考になりそうです。

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 最後までお読みいただきありがとうございます。環境省では、COOL CHOICEへの賛同登録を呼びかけています。登録する方が増えると、取り組む人や知恵も広がっていくのだと思います。よろしければ、こちらから登録していただけたら嬉しいです。

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さて、放送は・・・


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