![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/104880369/rectangle_large_type_2_58320c314c414f60071ec0919eb5677c.jpeg?width=1200)
眠れないホテルで推しプレゼン会をした
先日の昼下がり、天啓が降りた。
「推しプレゼン会が万事を救う。」
さて、すげー好きな友人がいる。彼女とは高校で出会い、お互いオタクだから引き寄せあっているのか社会人になっても定期的に遊んでもらっている。
でも我々は汚いふたりはNSなので、生息する界隈が合わない。
そう、私は私立恵比寿中学というアイドルのオタク、彼女は中華ファンタジーのオタク。私が生写真を積むとき、彼女は推し絵師さんのネップリで散財する。私が新曲の歌詞を書き起こすとき、彼女は翻訳ツールを駆使して中国語で書かれた原作小説を読む。悲しくも二人は住む世界が違うのです。
そんな彼女を私立恵比寿中学のライブに連れていくことになった。
いまが布教のチャンス。
だが、ここで問題が起こる。布教って難しくない?
一方的に押し付けちゃってむしろマイナスになってないかとか、有料コンテンツ見てもらいたいけどさすがにお願いできないだとか、だども違法アップロードから入ってもらいたくないとか、場所の問題とか機器の問題とか技量の問題とかさ…。どうする、私。
そして、話は冒頭に戻る。
先日の昼下がり、天啓が降りた。
「推しプレゼン会が万事を救う。」
一方的になるのが嫌ならお互いプレゼンしあってしまえばよいのです。オタクが限度を知らないなら制限時間を設ければよいのです。公式供給だけでは足りないのなら資料を作ればよいのです。作った資料が著作権を若干侵していそうなら密室で見せればよいのです。音量・声量が気になるならうるさくしても構わなそうな場所に行けばよいのです!推しプレゼン会を行うのです!
ということで着々と計画は詰めに入り、
1)プレゼン時間はひとり30分
2)パワポ作成はマスト(配布資料は任意)
3)BDプレーヤーやプロジェクターを用意
とのレギュレーションも定まり、ついに実施日。
やってきたのはこちら。ずっと恋焦がれていた眠れないホテル。slash 川崎。
![](https://assets.st-note.com/img/1683354408601-8NtuiN0Ms0.jpg?width=1200)
はい、まずみてくれ。
このコンパクトながら洒落たお部屋を。
![](https://assets.st-note.com/img/1683354492181-6NXJEZ80HR.jpg?width=1200)
ありがたいことに結構な防音使用になっているらしく隣の部屋の声どころか、シャワーの音も聞こえない。深夜に何見ても大丈夫そうですね。たすかる~。しかもこのベット、リモコンでソファからベットにトランスフォームするんですよ。体起こさなくともベットが起き上がるんだぜ。ここで暮らしてたらあっという間に要介護になってしまう。
![](https://assets.st-note.com/img/1683354563041-DT1lRjpsjd.jpg?width=1200)
続いてお部屋で見つけたのはオシャタンブラーとオシャマグカップ。
なにに使うかって?こうするんですよ。
![](https://assets.st-note.com/img/1683354626094-W3NJaLhb38.jpg?width=1200)
屋上のフリーラウンジはうまいことやると貸し切り!こちらに部屋備え付きのタンブラーたちをお連れして、すてきドリンクを作成すると…天気が良い日を最高の屋外ラウンジで過ごすことができるのです。晴れ渡る空、真下を見なければ素晴らしい眺望、この街はすべて俺のもの。多少治安が悪くたって空はどこでも青いですからね!
![](https://assets.st-note.com/img/1683354774823-yzs9Sr3q4o.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1683354777164-5EKOp4BwOZ.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1683354779239-kZ2Qhd6Jbo.jpg?width=1200)
すてきドリンクを用意したところで、いよいよご登場です。
そうです。眠れないホテルの最大の魅力は全室プロジェクター付き。もう寝かせる気がない!!ネトフリ見ようがBD見ようがあなたのiPhoneをミラーリングさせようが自由。私が家を建てるなら外装はお菓子で作り、こんなシアタールームを設けます、絶対。
![](https://assets.st-note.com/img/1683355161882-JYmi0zRQ6B.jpg?width=1200)
そうして始まった推しプレゼン会の様子は、堂々と出せる出来栄えではないので数枚だけ貼りますね。
![](https://assets.st-note.com/img/1683355736947-TWwlm53lfS.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1683355840866-l1wh7i2Vd5.jpg?width=1200)
こんな感じで泡を吹きながら熱弁させてもらった。好き勝手に推しの魅力を語れる…楽しい。でも、もっと楽しかったのは聞く番になってから。
![](https://assets.st-note.com/img/1683355955680-ZxgGtZSPO0.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1683355957187-zeswYPmj2L.jpg?width=1200)
ご覧のとおり、優れたコンテンツをその沼のヌシに教えてもらえることがもうすでに楽しいのに、くわえて狂ったオタクを見ることができるのがあまりにあまりにもなんですよ。推しに狂ったオタク、最高に面白い。
冒頭に我々は住む世界が違うって書きましたけど、オタクはオタクである時点でオタクの話を聞くのが面白い。我ら2人、住む界隈、推しは違えども推しプレゼン会を開きしには、心を同じくして布教し合い、互いを沼へ引っ張り合うことを誓わん、でしょ。みんなさ、様子のおかしいオタク好きでしょ?界隈異なる同士で今すぐやるべきなんだって。
みなさんもぜひともslash 川崎にて素敵な推しプレゼン会を。我々の予約する分は残しておいてくれると嬉しいです。
追伸:私が発明した!と思ったけど推しプレゼン会って元々あるんですね。まぁ突飛な発想じゃないわな。同じ発想に至ったオタク万歳!