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eBay個人セラーに朗報!クーリエの知られざる格安運賃
なぜ、コロナ以前に、クーリエは使われなかったのか
新型コロナの影響が、国際郵便に及ぶまでは、DHLやFEDEXといったクーリエを利用して、発送業務を行うeBayセラーは、どちらかというと少数派でした。
多くのeBay個人セラーが、クーリエ各社の名前を知ってはいても、使おうとしなかったわけですが、これはなぜでしょうか?
理由はかんたんで、クーリエの運賃が高額だったからです。
eBayで売れた商品を発送するには、高額過ぎて個人貿易では採算が合わなかったという理由が挙げられます。
例えば、アメリカまで2Kgだと、
あるクーリエでは1万6000円以上の価格が、そのホームページに公開・掲載されています。
他方で、郵便局が提供するEMSはアメリカまで2Kgで4500円ほどです。
こんなに大きな運賃差があれば、だれもが郵便局を選択するのも頷けるかと思います。
なぜ、クーリエの公開運賃は高額なのか?
ではクーリエが郵便局よりも圧倒的に高い価格を提示する理由は何か?気になるところですね。
実をいうと、クーリエというのは「消費者」向けのサービスではないのです。ここが味噌です。「事業者」向けの発送サービスであることが、彼らの事業コンセプトなのです。
郵便局やクロネコヤマトは、消費者向けの運送サービスが基本ですが、それに対して、クーリエは事業者向けの運送サービスが基本業務ということです。
「事業者」の発送数量は、膨大な数になりますので、運賃を安くしても採算が合いますが、小口の「消費者」からの運送依頼を受けていては、事業効率が良くないわけです。そこで、クーリエは対象顧客を事業者に絞っているわけですね。
クロネコヤマトが個人への宅配を始めるまでは、昔の郵便局も個人(消費者)から引き受ける宅配には極めて消極的であったという話を年長者の方から聞いたことがありますが、採算管理ということで言えば、一定の合理性に基づいた判断でもあるかとは思います。
クーリエについては今でも、そのような経営姿勢が残っているということですね。特に、国境を跨いだり、通関業務を行うなど、国内とは様々に違いがあるのでしょうね。
そのような、対象顧客の違いのため、小口の消費者から運送を依頼されることを、婉曲に防くために高額に見せているのが、クーリエの公開運賃表かもしれません。
実は格安!事業者向けの運賃表は公開されていない
そして、大事なことはここからですが、クーリエが提供している事業者用の運賃表は、見積もりによって、利用者である事業者ごとに、個別に提示される仕組みになっています。
発送する月間個数や、発送先の地域によって、個別に運賃が見積もられるのですが、その運賃表は、特にEMSとの比較では、郵便局よりも、圧倒的に安いケースが多いのです。
発送する品数や、出荷する地域にもよりますが、郵便局と比較して、圧倒的に競争力ある運賃設定になっています。
事業者として、クーリエと取引することによって、格安の運賃で海外発送できる、ということはeBayセラーとしては、確実に抑えておきたい情報ですね。
クーリエを活用することによって、郵便局のEMSよりも格段に安い運賃で発送することができるようになります。
最後に注意点
クーリエと日本郵便では、サービスの基本的な内容に違いがあるため、郵便局と同じ感覚でクーリエを使うことはできません。価格の違い以外にも、様々に、違いがあるのですね。
郵便局と、クーリエの違いをよくよく把握しておくことで、収益性を高く保ちながら、eBayの個人貿易をやっていくことができるようになります。
両者の違いについて、詳細は別記事をご用意していますので、そちらを合わせてお読みいただければ幸いです。