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リバプールFCでのアルバイトをお薦めしたい⚽️

こんにちは!

リバプール大学の修士課程のために1年間リバプール留学を経験し、その中で約5ヶ月間Liverpool FCのCatering Assistantというポジションでアルバイトを経験しました。(スタジアム内の飲食店でホットドッグなどの軽食を簡単に調理したり、接客をするポジションです。)時給もさることながら福利厚生!?、得られた経験値、多くの人との出会いがあり、今後リバプールに留学やワーホリで行かれる方に全力でお薦めしたいので、その魅力を今回も完全な私見でお伝えします。


写真はスタジアムの外ですが、実際に働いていたのはスタジアム内です。

①条件/福利厚生(!?)

時給は基本的には£12(2024年7月の為替で約2400円)ですが、試合によって多少上がることもありますが、基本的には£12でした。通常の試合日はキックオフ2時間半前に出勤し後半20分くらいに退勤するので、約4時間の勤務になります。ホームゲームは隔週で行われるので他のバイトと掛け持ちしてる人も多くいました。
交通費はアンフィールド行きのバスが社員証を見せるとタダになります。しかし、リバプールのバスは時間が全く正確でなく、時刻表に記載があるのに来ないなんてことも稀に発生するので時間に余裕を持って出勤する必要があります(笑)。そして、賄いはオフィシャルでもらえる物とオフィシャルでない物(≒つま⚪︎食い)がありました。オフィシャルにはサンドウィッチとジュースがもらえて、ジュースは何度でも隙間時間に自分で注げるので飲み放題でした。自分が担当していた場所の社員さんが寛容だったこともあり、ポテトやパイなどをたまにつま⚪︎食いさせてもらうことが出来ました、、。実際にキッチンで働くとJリーグのスタジアムグルメのレベルの高さを改めて実感し、Jリーグのスタジアムグルメはイギリスでは2倍以上の値段で売れると思いました(笑)。

②ライブにも参加できる

基本的にはホームゲームの日が出勤日ですが、23/24シーズンのオフ期間ではテイラースウィフトとPinkのコンサートがあり、それらにも出勤できました。試合の日は客席の僅かな隙間からしか試合を見ることは出来ないのですが、ライブは1曲立ち見で観るくらいなら大丈夫と社員さんに許可をもらっていたので堂々と見ることが出来ました。なので、熱烈なリバプールファンはチケットを買ってスタンドから観戦する方が良いと思います。(熱烈なリバプールファンではない自分でも歓声が聞こえるのに試合があまり見えないことにもどかしさを感じました。)唯一大変なのはライブの日は退勤時間が決まってないことです。ライブは基本的に3日間あり、自分は初日が11時〜21時、2・3日目が10時〜22時でした。他のポジションの友達は10時~24時を3日間こなしたらしく、ブラック企業みたいな要素もあります(笑)。日本のバイトみたいにタイムカードで休憩時間を管理しているわけでもなく、お客さんがいないタイミングで適宜休憩だったのも少し大変でしたが貴重な経験でした。

③何と言っても社員さんとバイト仲間が最高

リバプールFCでバイトして1番良かったと個人的に感じることは一緒に働く人がみんな優しく、仲間思いであることでした。自分が所属していたCatering AssistantのポジションはHospitality部門の管轄で、Hospitality部門の社員さんがみんなお母さんみたいな感じで接してくれたので初回から緊張することなく、打ち解けることが出来ました。また、バイト仲間も8割くらいが大学生でかつ多様なバックグラウンドを持つ人が多いので、一緒に働いていて楽しかったです。多様なバックグラウンドを持つ人と話すことで、プレミアの文化や外国人から見た日本へのイメージを知ることが出来て刺激になりました。(特に地元の子は親が熱狂的なエバートンファンで、リバプールでバイトしていることは親に口が裂けても言えないので、内緒にしている子もいて改めてサッカー熱に圧倒されました(笑))。最初のシフトの日も研修がないことは少し不安でしたが、日本の飲食店レベルのおもてなしマインドはサッカーファンは求めないことがすぐに分かり、笑顔でその場の雰囲気の応じたラフな感じで接客も楽しめました。忙しい時間ももちろんありますが社員さんが全くピリピリしない人で、ライブの日はファンと一緒に歌うくらいのノリで接客したので、接客に自信がない人にもおすすめです。サッカーチームのバイトではありますが、意外にもHospitalityのポジションであるからか男女比は4(男性):6(女性)くらいなので、性別関係なくお勧めできます。
良い思い出が大半でしたが、社員さんのリバプールアクセント(スカウスアクセント)にはかなり苦労し、何度も聞き直しましたが社員さんは嫌な顔をせずにコミュニケーションを取ってくれました。社員さんの大半は地元出身の人が多く、日本で習うアメリカ英語とは驚くくらい発音や単語自体も違うことがあるので、今後リバプールでのバイトに挑戦する人は予習することをお勧めします(笑)。本当に下の動画並みの発音で話すので最初はかなり面食らいました、、。

④(参考)選考や少し危険を目の当たりにした話

自分は接客業が苦手意識があり、日本では半年くらい古着屋でバイト歴があある程度でしたが、バイトの選考では「どれだけチームを大事にして働ける人なのか」が見られていた選考だったので問題は全くありませんでした。最初に5人1組のチームでレゴの大きいバージョンで創作物を作り、その後は個別に面接という流れでした。グループワークではチームメンバーとコミュニケーションを取って動けているかをアピールできれば問題ないと思います。面接ではこれまでどのような組織にいた経験があるか、その組織内での役割、組織内での困難だったことなどを手短に聞かれました。自分は小学から高校までのサッカーの話をしたところ、その場で合格をもらうことが出来ました。

リバプールFCのバイトには様々なポジションがあり採用人数も多く、留学生やワーホリの方でも容易に採用はもらえますが、セキュリティーは少し危険を感じたことがあったので十分に考えてポジションを選ぶことをお勧めします。実際にテイラースウィフトのライブの時に酔った男性が女性セキュリティーの顔を殴ったのを目の当たりにしたことがあります(殴った人はその後他の警備員に取り押さえられてました)。

最後は少しネガティブなことも書きましたが、遠藤選手の活躍やクロップのラストシーズンであった23/24シーズンをアンフィールドの雰囲気を体験できた事は言葉で表現しきれなくらい良い経験になりました。今回の内容が今後リバプールに留学やワーホリで滞在する人のバイト探しに役立てれば嬉しいです!!

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