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転妻ワーママの生存戦略~大人青春×共育プログラムにまたもやトライ

先日の投稿では「自分の居場所は自分でつくる」ということを書いた。

ということで、自分がゴキゲンでいれる場所を作るべく、
市民ミュージカルの運営スタッフをすることにした。

フルタイムワーママの私としてはかなりの挑戦。

・週1回のMTG
・プログラムが始まれば、土日は終日練習
・発信やこまごました作業など、なんやかんや毎日稼働

ただでさえ時間がないのに、やめておけばいいのに、なんでまたやろうと思ったのか。

それはこのミュージカルが単なるミュージカルではないからだ。


まさに大人の部活

このミュージカルは「100人100日ミュージカル🄬」とうたっているが、
その通り100人でたった100日で90分間のミュージカルをつくりあげる。

色んな人と関わり合うので、当然もめることもあれば腹立つこともある(笑)

泣くこともあれば抱き合って喜ぶこともある。

こんなのって学生以来していなかったりする……ような。

そういう喜怒哀楽やもろもろのぐちゃぐちゃを乗り越えて1つの舞台をつくるっていう、凄い青春、大人の部活なのだ。


写真はイメージだけど、こんな感じのときもある。

で、こういう青春を乗り越えると、なんだかめちゃくちゃ安心するコミュニティができあがったりする。

尊敬する方が「社会的資本は同じ釜の飯を食うところから始まる」とおっしゃっていたが、同じ苦しみや同じ喜びを分かち合うことで、
プログラム中は熱く太い、プログラム後は細く長い、でも会うとホッとする関係性ができるのだ。

すごい。

ストーリーから社会・世界を学ぶ

このミュージカルの話の軸は
「人は違いを乗り越えることはできるのか」(と思っている)

途中に「戦争シーン」と呼んでいる戦闘シーンがある。
端的に言うと、自国を守るために権力を持つ者が争いに走ってしまう……というシーンだ。

個人的名シーン。私もセンターにいます。


このシーンの後に「争いとは結局何なのか」というシーンに移るが、
シーンをより具体的につくるべく、色んなワークショップが行われる。
(ワークショップデザイナーを目指すものとしてはとても勉強になる時間でもある)

例えばこんなワークショップがある。

また、「身近な人が理不尽にいなくなってしまったら」を考えて表現するおいうワークもあった。これは精神力体力ともに減りまくるワークで結構きついんだけど、自分が体験したことがない「争い」を想像ではあるけど追体験できることは貴重な機会だなとも思っている。

また、在日3世の方の話やハンディキャップを抱えた人の話を聞くこともある。

「違いを乗り越える」
「違いを乗り越えるためには争いか、それ以外か」
「違いを乗り越えるには結局何が必要か」

という問いを、ミュージカルつくりを通しながら、体験をもって学ぶことができる。

これは本当に面白いし、個人的にはもう全ての学校でやってもらいたいとも思っている(笑)

遊びと学びの絶妙なバランス

そんな理由で、エンタメをしながら学びになるのがこのミュージカルのすごいところだと思っている。

私は実はこのミュージカルに関わるのは5回目だが、1回だけ役をもらったことがある。(このミュージカルはアンサンブルが多い)
役をつくるために舞台のモデルとなった国の文化や歴史を調べたり、戦争について調べたり、自分なりの解釈をつくったりもした。

私は歴史や文化が好きなほうではあるものの、こんな機会がない限りはここまで徹底して調べなかったと思う。

遊びやエンタメから入ると勉強はいきなり楽しくなったりするし、自分の血肉になっていく過程をものすごく感じる。

この絶妙なバランスが非常に面白い。
Edutaimentという造語があるが、まさにそれを表現している。

心理的安全性が保たれているコミュニティに入れる&コミュニティの作り方がわかる

で、なんやかんやそうやって100日過ごすと、いつの間にか安心できるコミュニティになっていたりする。

この「いつの間にか」というのが凄い。
「コミュマネ不在で細長くゆるく続くコミュニティ」が一番理想的と聞いたことがあるが、
これが「いつの間にか」できているのは、このプログラムがミュージカルの本番だけを大事にしているわけではないからと思っている。

ストーリーを表現するためにも、周りとの違いを理解して受けとめ、どうすればみんなが心地よいかを考えてトライする、
ネガティブな意見でも受けとめて否定しない、
対話を大事にしながら共に育つことを大事にして、
そのアウトプットが「ミュージカル」なだけなのだ。

ミュージカルをつくる時間に、心理的安全性が保たれたコミュニティもなんとなくできあがっていくわけだ。

だから私は運営側で参加するし親の方こそ参加してほしい

私は2児の母かつフルタイム正社員だが、このプログラムに今回運営スタッフとして参加している。(もちろんキャストとして舞台にも立つ)

私が参加した理由は、この凄いプログラムが続いてほしいということと、いつかコアメンバーとして関わりたい野望があること、そして何より

子どもや学生のみんなにこのプログラムを体験してもらいたいこと がある。

私の子どもたちは赤ちゃんのころからこのミュージカルに連れていかれているが、そのせいなのか「平和」や「世界」に関心が強い。
単に知識を押し付けるよりも、興味があって吸収しようとするので、飲み込みが違うし、何より楽しんでやっている。

こういう経験は人を育てる上で、何より大事だと私は信じている。
このミュージカルつくりで子どもたちが得られるものは
・好奇心
・人とのかかわり方
・違いを理解する力

という、まさにVUCA時代を乗り越えるために必要なものではないのだろうか。

つーことで、私は親のみなさんにこそ、このプログラムに参加してほしいし、子どもさんにもその背中を見せてあげてほしい。

ちょっとでも気になったら、まずは体験会がおすすめ。
・どんな雰囲気なのか
・どういう人がいるのか
・どれくらい費用がかかるのか
・どれくらい練習するのか

がタイパよくわかるよ~。

お待ちしています!
コモンビート体験会について
https://cast100.commonbeat.org/







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