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見方次第ではなんだって糧にも事例にもなるかもしれないという希望的観測

先日、戦友であり尊敬する友であるさんぽこが以下の記事を書いていました。

これを読み、じいちゃんすげえな、私もこう歳をとりたいなと思いつつ
テレビだって、見方によればけっこう勉強になることもあるんちゃうかと思ったりしたのです。

NHKはいいぞ

娘が生まれる前から、私はNHKが好きでした。
娘が生まれてもっと好きになりました。

Eテレは好奇心を呼び起こすのが本当に上手だなと思っていて

これを見てはメアリーに心酔し

産前は絶対見てたのはヒストリアで

これも大好きで

いや、好きな番組をあげればきりがない。

面白いし、強烈に残るものもあったりして(自分はNHKでイザベラ女王を知り、アルハンブラ宮殿に行きたいと願い、イスラム建築に興味が出て建築雑誌を買って読んだという経験もあります)

好奇心を掻き立て、その先を知りたいと思わせるのが本当にうまいなと。

で、以前はただもらった情報を自分で深めるだけだったんですが
最近は「なんで好奇心をかりたてる作りができるんだろう」と
見方を変えるようになりました。

切り口の豊富さとストーリーの作り方

例えは、グレーテルのかまどは単なる料理番組ではなくて、
誰が愛したどの料理という切り口で進めていきます。
坂本龍馬が愛した栗饅頭とか。(こんな回はなかったかと思うけど)

栗饅頭をきっかけに、坂本龍馬の人間像やその時代背景、文化とちょうどいい分量でタイミングよく入れてくるんです。
もちろんレシピも。

1つの題材に多様な切り口をちょうどいいタイミングで入れてくるので
すっと入りやすいし、え?なにそれ、どういうこと?もっと知りたいと
思わせるんだと思います。

先日見たビックベンの修理に関するドキュメンタリーでは
ビックベンの修理工程を軸に、昔から続く時計技術や技術士の苦労や工夫、
その鐘の音が如何にロンドン市民に愛されてきたかを歴史的映像を交えて流したり
その中に戦時中の映像もあり、生活風景もあり…

いろんな切り口を、いろんな人の証言を交えて見せてくれるので
こういう見方があるのか、こういうものだったのか、その人にとってはそんな価値のあるものかということが、入ってくる。

ストーリーテリングというのか、そういうのが本当に上手だなと思います。

デザインあやピタゴラスイッチミニのような短い番組でも
なぜその順番なのか、なぜ今音を入れたのか、なぜそれを題材にしたのか、なぜその色なのかを考えていくと
その裏にはものすごく考えられた跡があるような気がします。

これは自分の仕事や、ものごとを伝えるときにも使える視点じゃないかと思います。

○○について興味を持ってもらいたいと思ったときに
誰に対して
どう攻めて、どの切り口をどの順番でどの色を使ってどの表現で
どうストーリーを使っていくか、
これを考えて創って練りこんでいくことが

人の興味を誘う1つのポイントなのかもなと思っています。

まとめ

世のTV番組はいろいろで
くだらないな…と思う番組や、これは何度でも見たい!!!と思う番組と
色んなものがありますね。
(個人的には民放は面白くないなあと思ってしまいます…作りが雑な時も多いし、薬にも毒にもならない内容も多いような…)

じゃあなぜくだらないなと思うのか、何度でも見たいと思うのかを
分解して考えてみると、自分の何かに使えるかもしれないなと思ったのでした。

TVも1つの参考事例になりうる。

見方を変えれば何だって事例や素材になるんだなと気付かせてくれたさんぽこの記事でした。

それでは!


これもめっちゃ好き


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