オリンピックで止まっていた案件が再始動。メディアアプローチの狙い目⁈
五輪開催中は本当にメディアアプローチの意味はないのか?
数週間前から「オリンピック期間中は取り上げてもらえないから、リリースは避けよう」そんな声が色々なところから聞こえてきました。確かにテレビはオリンピック一色という感じですね。中継・特番はもちろん、通常番組でも中身は大半がオリンピック関連情報です。この時期に情報発信をしても効果が半減するというのは、概ね間違っていないと思います。(あくまで概ねだと強調したい)だからこそ会期前に情報をリリースしておきたいという声は結構ありました。
とはいえ、全てがストップするかといえばそうでもなく、紙媒体は物理的にタイムリーな情報を掲載できるわけではないため、さほど影響を受けないというのもありますし、業界紙やニッチな媒体はそもそもマス向けネタではないコンテンツだよ的な話もあります。また、最近では個人が持つ有力なメディアもたくさんあり、世の中の動きに左右されない局面も多くなってきていると感じます。
では、この時期はどんなことに気をつけて広報をすればいいのでしょう?
会期前には皆さん切羽詰まったように慌ててリリースを出したがったりしていたのですがすが、案外、会期後の日常に戻るタイミングまでしっかりウォッチしているところは少ない気がしています。そこで、私は以下のことに気をつけてみようと実践中です。
①通常モードで取材再開するタイミングを狙っておく
② 次のパラリンピックに関連する情報などが周りにないか見渡す
③ 会期後に話題になりそうなネタを考えてみる
①について
閉会式が数日後に迫った昨日・一昨日あたりから、メディアさんから「オリンピック取材もひと段落するので、この前のネタを再度打ち合わせしましょう…」みたいな連絡が入りました。そう、オリンピック前に仕込んでいたものが再始動します。帯の情報番組、ワイドショーなどは、会期終了直前まではバタバタ対応に追われているということがわかりました。一方の月刊誌では通常通り進行しているので、会期中もオンライン取材・場合によっては対面取材(週末は対面取材があり)を行なっています。
②について
これは私もまだ手探りなので答えが見つかっていないですが、例えばパラアスリートのサポートとなるような商品などを扱う企業や、その関連企業や団体、スポンサー企業などは、この期間にテレビ番組などでフォーカスされる場面が多々あるのではと予想しています。今年はしっかりその答え合わせをすべく、メディアをチェックしてみようと思います。この辺りに詳しい広報さんがいればぜひ教えてもらいたい・・・。
③について
こちらについても研究中なのですが、思い起こすと、夏季・冬季に関わらず毎度そうですが、会期後のメダリストのテレビ露出は非常に高まります。情報番組からバラエティまで色々なところに登場します。そのため、メダリストの故郷、出身地、好きなもの・こだわりのもの等に関わる情報露出の機会が得られるのではと感じています。そのほかスポーツ産業周り、アスリートのサポート、スポーツメーカーやアスリートの食事関連周りなど、メダリストやアスリートを起点に様々な情報が取り上げられますのでこの辺りもイレギュラー広報として、しっかり攻略したいなと思います。
というわけで、広報の研究って尽きることがないなぁと今日も感じるのであります。ウォッチした結果、得られたものがあればまたこのnoteで共有したいと思います!
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