イタリア🇮🇹 FENDI PRIVATE SUITES ROMA (Rome, Italy)

2024年11月7日 20:34

ローマに旅する機会に恵まれたら絶対に泊まってみたかったホテル、それがFENDI PRIVATE SUITESでした。ブティックの上に７部屋だけあるという小さなホテル、お買い物にも便利そうな立地だし、観光名所どこにでも歩いて行けそうだし…とローマ旅行が決まった瞬間にエージェントさんに連絡しました
なにしろ７部屋しかないホテルなので割と予約が埋まっていて、３泊のうち、最初の１泊はRoom 6 & 7、エレベーターを降りて２部屋しかないサイドのお部屋に、２泊はコネクティングルームになるRoom 1 & 2に宿泊したので、思いがけず7つあるお部屋の4つを見る👀ことが出来ました。

フィレンツェからitaloの電車でローマまで移動。2時間弱で到着のはずが、技術的な問題が発生し、ローマはテルミニ駅には到着せず、そこから東に（地下鉄🚇）4駅のティボルティーナ駅🚉で降ろされることに！　
幸い、ホテルに駅までの迎車をお願いしており、運転手さんが到着前に夫にWhatsAppでメッセージをくださったので「急な変更で申し訳ないのですが、テルミニ駅ではなく40分ほど遅れてティボルティーナ駅に着くようなのですが、迎えに来ていただけますか？」と聞くと快くそこまで来てくださいました。ホテルまでの距離は遠くなったはずなのに、運転手さんに直接お支払いする請求額はそのままだったので、少しチップを追加してお支払いしました。ニコニコ優しくてとても感じの良い運転手さんでした。

知らない駅だー！🥹　
とはいえ、降車前に車掌さんが英語で「テルミニ駅には地下鉄4駅で行けるから」と教えに来てくださり、「どこの駅に停まるんですか？この駅名で合っていますか？」とGoogle mapを見せると確認してくださったり、丁寧に案内に来てくださっていました… ありがたや…

Fendi Private Suites チェックイン

ティボルティーナ駅から、ローマの要塞を眺めつつ車で30分ほど、Fendi Private Suitesに到着です！　これは正面から見た建物で、この左手の道に、最上階にあるレストランZUMAとFendi Private Suitesに続く入り口があります

扉をくぐると、オフィスビルの普通のエントランスといった感じで、エレベーターが２機、そして受付の方がいらっしゃいます。レストラン、ホテルゲスト共に予約名を確認してからエレベーターに乗り込みます。

チェックイン時は、下の受付の方がスーツケースを持って行ってくださるというので、身軽に３階に到着。なにしろ客室は７室しかありません。Private Suitesの階で降りると、レセプションの方が「○○さんファミリー、ようこそ！」と明るく迎えてくださいました。宿泊表に記入している間に、１人１冊モレスキンの小さなメモパッドの表紙をカスタマイズ出来るプレゼントがありました🎁　これはホテルオリジナルで嬉しいです💕✨

レセプションの横にはお洒落なロビーが

ウェルカム・アメニティ🎁

最初のお部屋はコネクティングではなかったので、小さい方の部屋に私と娘、大きな部屋に夫と息子が泊まりました。アメニティはどちらの部屋にも同じものが用意してありましたが、私達の部屋にあったものを撮った写真でご紹介します。

お酒をあまり飲まない我が家に嬉しいノンアルコールの飲み物！ノンアルコール・ベリーニ（＝ピーチ味）で子ども達も大喜びでした

２部屋だったので、こちらはそれぞれの部屋に1つずつ。
宿泊者限定の記念品、カードケースです✨

ウェルカムアメニティは飲み物、おつまみ、子ども達へのお菓子（ガラス瓶に入ったグミとチョコレートチップクッキー、ポップコーン）、マドレーヌ、小さな箱入りのジャンドゥーヤ（チョコレート）、Fendiのカードケース＋Diptyqueのfaceial creamとhand creamトラベルサイズの入った箱でした。夫と息子の泊まったRoom 7にも、誕生日ケーキと、おつまみが一種類違ったことを除き、同じアメニティが用意されていました。

子ども達には、カードケースのかわり（？）に可愛いパズルのプレゼントも。

部屋の詳細はホテルのウェブサイトにそれぞれの部屋の写真が載っているので、それを見るのが一番良いとは思いますが、我が家が泊まった部屋もそれぞれご紹介します。

Room 6 Junior Suite

最初の１泊のお部屋はRoom 6とRoom 7。

Room 6はJunior Suiteという位置付けですが、ホテルの７部屋の中で一番小さな部屋です。バスルームの窓も向かいの家の窓に面しているのに、遮光カーテンはなく、日本人的にはあまり落ち着きません。狭いお部屋なので、ベッド、テレビの前に机、折りたたみ式のラゲージ置き場と家具もミニマムですが、ドアに続く廊下にミニバーとクローゼットはしっかりあります。ホテルの部屋でゆったり過ごしたい方には窮屈なお部屋だと思います。
小さなお部屋とはいえ、部屋のアメニティはきちんと全部揃っています。

夜になると、この薄手のカーテンが二重にはなるものの… 内側を全部下ろすと収納が使い辛いし、でも向かいの窓も気になるし… だったので、このお部屋は個人的にはオススメしません😅

クローゼットの中には貴重品入れ、ランドリーバッグ（注文票）、靴磨きセット、靴べら

どの部屋にも（この小さな部屋にも！）ヨガマットとウェイトが置いてありました
やはりこういうお洒落なホテルに泊まる方は旅行中もワークアウトを欠かさないのでしょうか…🥹

お茶とコーヒーは飲み放題
（でも実はホテルのお部屋であんまり飲まないですよね…）

こちらも、トイレタリーはDiptyqueでした。小さなボトルタイプなので、正直、ちょっと使いにくかったです。お部屋の据え置き型のシャンプー等の衛生状態も気にはなりますが（継ぎ足して使っていたら雑菌とかないのかしら…とか）、小さいボトルのシャンプー等も使いにくいですよね。特にコンディショナーは歯磨き粉のチューブみたいな形状じゃない限り、スムーズに出て来なくて短気な私はシャワーで毎回困っています😖

巾着に入ったアメニティ
全部使わないので写真を撮って元に戻しておきました…
この巾着は持ち帰ってもいいのかもしれませんが、特に必要ないので置いてきました

シャンプー、コンディショナー、シャワージェル以外のアメニティは全て巾着に入って洗面台の上に置いてありました。歯ブラシが最初から入っているのは嬉しい！（今回は歯ブラシも忘れずに出掛けましたので必要なかったのですが）
やはり、高級ホテルだなぁ、と思う細やかな気配りが色々なところにありました。ヘアドライヤーに加え、ここにも（リッツ・パリで初めて遭遇した）ヘアアイロンの常備もありました✨

もちろん、バスローブやロゴ入りのスリッパもありました！至れり尽くせりです

Room 7 Corner Suite

Corner Suite 7は7つの部屋の中で一番大きなお部屋だそうです

リビングスペースもゆったりしていたので、到着日の夕方は雨でしたし、夕食の時間まで家族でこちらのリビングルームで『ローマの休日』を鑑賞しました😂（まさかフランス人の夫はこの映画の存在すら知らなかったのです。私よりもよっぽど沢山の映画を観ている人なのに！）

Room 6 と7の間の廊下にもラウンジエリアが（ドアが開いているのがRoom 6)

ターンダウン

夜、部屋に戻るとターンダウン・サービスが入っていました。枕元には朝食オーダーメニューとチョコレート。嬉しかったのは、温かいハーブティーの用意があったこと！　このサービスに初めて与ったのはCheval Blanc Parisでした。夜のハーブティー、旅行で疲れてお部屋に帰って温かいお茶が手軽に飲めるのって嬉しいですよね。ノンカフェインなので娘もいつも喜んで一緒に夜のティータイムをしています😁　また枕元にお水とグラスの用意を頂くのは割とどこのホテルでもあるのですが、炭酸水とミネラルウォーター両方の用意があるホテルはこちらが初めてでした💕✨　私（と息子）は炭酸水派なのでこれはとっても嬉しい〜♪
こういう細やかな気遣いがあると「あ、ラグジュアリーなホテルだ…🥹」という感じがしますよね（単純）

炭酸水とミネラルウォーターの用意、グラスも隣に置いてありました(写真にないですが😅

Breakfast 朝食🥞

朝食は、同じビルの4/5階にあるZUMAレストランの5階で提供されます。が、最初の朝ごはんは突然ルームサービスのみの対応となり、それが決まったのが朝だったようでツアーガイドの予約があって早く出なくてはいけないのにギリギリのサービスで落ち着きませんでした。ホテルを通じてツアーを予約していたので、変更が決まった時点で知らせてくれたら良かったのに…とは思いましたが、一生懸命早くサービスしようと頑張ってくださっていたので、出発5分前に届いた朝食を慌ただしく食べられるものだけ食べ出掛けました😅（色々残すことになってしまい申し訳ない…）

それ以外の2回の朝食はZUMAで提供されたので特に問題ありませんでした

朝食は我が家好みのテーブルでサーブされる形式でした！
温かい卵料理（ワッフル、クレープ）等は別に注文しますが、ジュース、コーヒー＆紅茶、パン、サンドイッチ、フルーツ、クッキー（3段トレイ）は何もお願いしなくても提供されます

Room 1 & 2 Palazzo Suite

最初の一泊は空きがなかったコネクティングルーム、２泊目３泊目は空きがあるとのことで移動しました。

Palazzo Suite 1とPalazzo Suite 2はFendiブティックの正面の広場に面した部屋でした（部屋の名前をクリックすると、ホテルのサイトで美しい写真と詳細がご覧いただけます）子ども達が1、私たち夫婦が2のお部屋にしました。

コネクティングルームでなければ、こちらは廊下にあたる部分
左右にRoom 1 と 2のドアがあります

シャワーの間にお風呂のお湯をはってゆったり入浴出来ました！
（ただバスソルトは１泊目に使ったあと補充されずでした…😢）

子ども達のRoom 1
こちらもベッド、その横にソファとコーヒーテーブルのあるリビングがあり広いです

どのお部屋にも花瓶に綺麗な生花が飾られていたのがとても素敵でした。やはり高級なホテルには必ずお部屋にお花があるものです…✨💐　頂き物がない限り、我が家は生花を飾っていないのですが、やはり生活に彩りを与えるお花って素敵だなぁ、と改めて思いました

滞在中気になった点

この辺りで、館内図をご覧頂きたいのですが…

こちらの館内図、図の左（西）側がFENDIブティックの正面入り口側で、北側と東側は細い道に面しており目の前のアパートに暮らしている方のおうちが覗けるくらいの距離です（＝逆も然り）。

写真では南側にあたるRoom 3, 4, 5については私は滞在していないので、窓の外がどのようになっているのか分からないのですが、こちら側は大通りで前の建物も商業ビル（H&Mが入っています）なので、おそらく夜は向かいの建物には誰もいないのではないかと思います。

そうなると、北側と東側の窓はプライバシーが少々気になります。特にRoom 6はシャワーから出て来たところが窓、Room1はバスタブの前が窓なので、ここのお部屋だとゆっくり入浴🛀出来ない気がして、バスルームに窓のないRoom 2を私達夫婦の部屋にしました😅　こればっかりは、泊まってみないと分からないのですが、今後Fendi Suitesに宿泊される方は是非Room 3, 4, 5の様子をお知らせください。

ちなみにZUMAという繁盛店（コンテンポラリー・ジャパニーズとはなんのこっちゃ？　とランチに参りましたら、思った以上に本格的な居酒屋スタイルのレストランで家族一同嬉しい驚きでした！ロンドン発祥のお店なんだそうです。おまかせで色々頂きましたが、お刺身なども想像以上に質の良いもので嬉しかったです。最近お邪魔したこういう和食フュージョン系のレストランのアテネのNobuに比べると、こちらの方が満足度が高いと思いました！）が上の階にあるので、Room 6に泊まっていた時は大して気にならなかったのですが、Room 2に滞在していたふた晩はとにかく遅くまで音楽の低音や、上の階をヒールで歩かれる方の足音、とにかく騒音がすごく、深夜1時を過ぎてもうるさかったので、静かな夜をお求めの場合はFendi Suitesは向いていないかもしれません😅（騒音でもなんでも眠れる方なら問題ないと思います、我が子達はぐっすりでした）

またZumaが人気レストランのため人の出入りが多く、エレベーターにレストランへ行く方と相乗りになることも多く、セキュリティ面はちょっぴり不安が残りました😅　ホテルのカードキーをかざすとPrivate Suitesのある3階に停まるように出来るのですが、レストランの方が4階・５階を押されると、なぜか一旦３階行きがキャンセルされてしまい、動き出してから慌ててもう一度カードキーをかざすと、３階に停まるライトが着く、という感じでした。これはもしかしたら、レストランの方とホテルのゲストが一緒に乗らないようにするためプログラムされているのかもですが、特に受付の方がエレベーターへの案内を宿泊客とレストラン利用客で分けてくれるわけでもないので、レストラン利用客と一緒にエレベーターに乗るたび落ち着きませんでした…（これはしっかり分けるよう徹底して欲しいと思いました）

またお部屋にあるiPadもパスワードロックされていて、すぐに使えませんでした。パスワードを解除してもただのiPadで特にホテルの情報や、ホテルのフロントにつながる仕様でもありませんでした。４部屋ともiPadは利用出来ず…だったので、この辺りのケアまで行き届いていないのはちょっと残念です。

スタッフは皆さんとても感じが良く、概ね良いホテルだと思います。
細やかな気遣いのあるサービスもありつつ、なんとなくハード面（中途半端な存在のiPadや部屋の壁紙が一部剥がれたままだったり）が追いついていない感がありました。一泊の宿泊料も結構するので、ローマには他にも大手の良いホテルがあったでしょうし、話の種に一泊…で良かったかも、と思いました😅　ただ、ローマ滞在の目的がお買い物であれば、立地としては完璧です！　ほぼ全て歩いて用がたせました。

以上、Fendi Private Suitesの滞在記でした。読んでくださってありがとうございます！