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もしマネジャーが指揮者だったら

あなたがマネジャーとしてチームを率いるとき
自分の役割をどのように認識していますか

あなたが監督として現場をうまく回すとき
自分の役割をどのように認識していますか

マネジャーがオーケストラの指揮者だったら・・・
下記のどの指揮者に近いでしょう

(1)
一つひとつの楽器の音は、それだけでは意味のないただの音にすぎないが、指揮者の努力とビジョンとリーダーシップによって命を吹き込まれ、一つのまとまった音になる。ただし、指揮者は作曲家の楽器に従わなくてはならず、その意味で楽譜の解釈者にすぎない。その点、マネジャーは作曲家兼指揮者のような存在だ

ピーター・ドラッカー
現代の経営


(2)
私はこの研究に着手するまで、企業経営者は壇上に立つ孤独のオーケストラ指揮者のようなものだと思っていた。いまは、マリオネットに似た一面があると感じている。大勢の人たちに繰り糸を引っ張られ、さまざまな行動を強いられるマリオネットだ

スネ・カールソン

(3)
マネジャーはオーケストラの指揮者に似ている。指揮者は調和の取れた音楽を生み出すために奮闘しなくてはならない・・・ところが、演奏家の一人ひとりがそれぞれ問題を抱えているし、ステージ係りは楽譜台を動かしてしまう。ホールが暑すぎたり寒すぎれば、観客の集中力が途切れるし、楽器の調子もおかしくなりかねない。コンサートのスポンサーが理不尽なブログラム変更を要求することもある

レナード・セイルズ
管理行動-ミドルマネジメントの行動研究


この3つのパターンのように、マネジャーは大変なのです
コンサートのステージで脚光を浴び、輝いているスターの時ではないのです
毎日起こる多様な、複雑な、個別な問題に対処している時の指揮者がマネジャーなのです

そのためにマネジャーはチームメンバー一人ひとりの状態を把握し、声をかけ、ねぎらい、感謝することが大切です

そして問題は起きることを前提としてマネジメントすることも必要です



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