DASH島の… 遥かなる韮山反射炉。
行ってみました。世界遺産・韮山(にらやま)反射炉。
DASH島でTOKIOが作った、アレの元ネタですね。静岡県は伊豆半島の付け根、伊豆の国市というところにあります。
鉄を溶かして大砲やなんかを作るため、
なんと江戸時代(1857年)に作られたという、
この建物。いつもながら建築物好きとしての素人的ご紹介です。
まずこの建物、
すごく良い写真が撮れます。
まず順光。
そして逆光。
(iPhone6sで普通に撮影)
うーん、満足。
でね、少しだけ反射炉のしくみに触れておきますと、1枚目の写真に見える手前側の出っ張り。ここの内部がドーム型になってましてね。
鋳造する鉄の材料である銑鉄を置いて、石炭を燃やすと、そのドームの天井に熱や炎が反射してさらに高温になり、
鉄を溶かすのに必要な千数百度という熱を生み出す
と、こんなしくみ。高い塔は鉄を熱した後の排気を出す煙突。
デザイン好きとして感心があったのは、今まで写真なんかで見てて、
外面のバッテンバッテン
ありゃ一体何かなと。
実は、建って約100年後に施された鉄骨の補強なんですね。
煉瓦造りなので、そりゃ、保存しようとしたら補強がいるわな、と。逆に、煉瓦積んだだけでよく、地震やなんかで崩れなかったね、と。
しかし補強の仕方がいろいろあるだろうに、この鉄骨は、
大胆かつデザインコンシャスでもある
と思います。たまたまかもしれませんけど。にしてもセンスあるわ。変な補強されちゃ、見るに耐えなくなりますものね。
この姿を見て、
芦屋浜団地に似てる
と思うのは僕だけか。(ローカルですみません)
ただ、デザインに団地の雰囲気を感じても、実際の反射炉の大きさは、かなり
コンパクトな印象。
高さ15.7mですから、さもありなん。
東京から2時間くらいで行けますが、冒頭に「遥かなる」と書いたのは、最寄り駅(伊豆長岡駅)から歩くとかなり遠いから。しかも大体こっちだろ、って感じで歩くと何度も「行き止まり」に遭遇。正確にナビの通り歩いた方が良いです。ワタシは運慶の毘沙門天(国宝)なんかがある願成就院から歩きましたので、さらに遠く感じて…(泣)。でもここら辺に行かれたらこの2つは両方とも行くべきかと。
到着すると、展示館やレストランも整備され、ガイドさんもいて快適に見学できますが、帰りは疲れて駅までタクシー。乗り場があって、呼んだら10分くらいで来てくれます。バスは本数が少なく14時台で終わりのようですから、車かタクシーの方がいいかもしれませんね。
最後に何枚か写真を載せておきます。
観光バスでお客さん、結構来てました。DASH効果かな。
それでは、またー!