このクルマ、なーんだ? ミニカーから紐解くWRC②ヤン車。
さて、このクルマ、なーんだ? わかったらスゴい! わからないでしょう!?
・ヒントは、この長ーいリアのオーバーハング(タイヤよりまだ先にあるボディ部分のことです)。フロントのオーバーハングも長いです。
・やべ! ホイールにちらっとメーカーのロゴが写っちゃってる!
・黒、白、黄色のストライプ、これ、このメーカーのカラーです。
・海の生き物の名前です!
正解は…
オペル・マンタ400!
知らんわい!!
ってね。そうおっしゃらず。
知られざるカッコ良いクルマをご紹介したい!
ってのがこのnoteの趣旨ですから。見てくださいよ、このブリっブリのブリスターフェンダー(フェンダーがまーるく膨らんでるんじゃなくて、スパっと直線的に膨らんでますよね、これがブリスターフェンダーです)。
そしてこの伸びやかなスタイリング。車幅は狭いけど、車高が低いから、"マンタ"のネーミングも、納得。一方で、ヤン車の雰囲気もあると思うんですよね。ドイツ製ヤン車。
そしてこちらはWRC(世界ラリー選手権)のカラーリング。
このゼッケン3のドライバーは、ギ・フレクラン。'84年のツール・ド・コルス(フランスラリー)で9位に入ってます。見た目の印象どおり、駆動方式はFR。長さ4,384mmなんで、めちゃくちゃ長いわけじゃないんですが、ドリフトしてる時のお尻の振れ幅が、ものスゴいんです。この映像で是非、ご覧ください。
WRCでは'83〜'84年に投入され、'83年にはマニュファクチャラーズ部門で3位を獲得。すでにアウディ・クワトロが登場しており、FR車が勝つのは難しい時代になってます。
あと、この3色のカラーリング、これはDTM(ドイツツーリングカー選手権)で活躍したオペル・カリブラも同じイメージでした。ミニカーを持ってないため、写真でどうぞ。
カッコいいですよね。
カッコいいといえば、マンタ400というのはマンタのスポーツモデルですが、元のマンタは、全然違う雰囲気で、すごくエレガントでカッコいい。これです。
マンタ400のラリーバージョンでも、カラー違いがありまして、このロスマンズカラーも捨てがたい。
オペルって、なぜか日本で人気ないんですが、たまにすごくカッコ良いクルマ、出すんですよねー。どうですか、こんなクルマ、現代にないと思いませんか?
それでは、またー!