このクルマ、なーんだ? ミニカーから紐解くWRC⑤和製モンスター!
プロトタイプ感がハンパない、この後付けパーツと放熱/空気取り入れ用の穴の数々。シルエットに見覚えありませんか?
わっかるかなぁ。わっかんねぇだろうなぁ。
ってこれ、誰でしたっけ。そうだ、松鶴家千とせ師匠だ。
答えはコレ。
トヨタ 222D!
コンパクトボディにギュッとパワーが凝縮されたようなド迫力。
なんとトヨタですよ、お父さん。トヨタがこんなクルマ、準備してたんですよ、グループSのために(グループSについてはランチアECV2の前回ノートをご覧ください)。スペックを調べてみると、エンジンは2ℓの3S-GEにKKKのターボでで500馬力オーバー、4駆。
そしてこのシルエット…これは…
まさしく初代MR2ですよね、お父さん! AW11ってやつですよ。
なんと! これ、実車を見ることができるんですよ、お母さん! これがそうです。
フロントライトがMR2のリトラクタブルではなく、固定式に。このライトと、フェンダーの異常な張り出しが、全体の印象を決定している感じ。
いやしかし、こんなモノが実際に見られるとは…
奇跡じゃなかろうか!
えぇ、大袈裟じゃなく。場所はご存じ、お台場のメガウェブです。博物館級のクルマを是非目撃ください。
試乗映像も出てますね。スゴい音!
ミニカーに戻ると…
特徴的なフロントや、ボンネット上・両サイドの小さな空気取り入れ口、
リアウインドーが窓でなくはめ殺しのパネルであることなど、なかなか細かく再現されています。モデルは1/43でウィッツ製。
ということで、幻のトヨタのグループSカー・222Dでした。やはりこうしたプロトタイプのマシンは、ゴテゴテとした後付け感が、凄い"ドーピング"感を出していて、かつ、全体のまとまりもあるこの222Dは、
カッコ良さでは、ランチアECV2にボロ勝ち
なのでありました。
それでは、またー!
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