翼をください。 〜リジェ・JS21
って言っても、飛ぶほうのじゃないですよ。地面に押し付けるほう。
このあいだ、ウイングカー時代のF1マシンを、ロータス81、アロウズA2と連続して取り上げましたが、強力なダウンフォースを生む反面、ダウンフォースを急激に失う可能性のあるウイングカー構造は、83年にはレギュレーションで禁止されてしまいます。
で、出てきたのがこのマシン。
リジェ・JS21。
さてダウンフォースはどうやって稼いだのか…見ていきましょう。
サイドポンツーンのないスリムな車体が特徴的。しかし最も激しい特徴は、
ウイングが2つ!!
しかも、
なりふり構わぬ後付け感。
リアのダウンフォースが圧倒的に足りなかったんでしょうね。
細身のボディは、好きです。
さてこのダブルウイング、効果はあったんでしょうか? 「速さ」という意味では、僕の好きなマシン、成績はあまり良くないのが多いのですが…コイツもやはり、成績は良くありませんでした。
右サイドだけ一部ポコっと出っ張っていたり、ドライバーとエンジン(コスワースV8)の間のリベットだらけの感じ、そしてクライマックスのボディ後半と、
試行錯誤感満載
ですが、それがこのマシンの迫力に繋がってます。
このリジェというフランス🇫🇷のチームは、結構、試行錯誤感というか、エポックメーキングなマシンを出してきます。こんなのとかね。↓
一方で美しいマシンもあります。マトラっていう同じフランスの、イイ音するV12エンジン積んだりね。また機会があればご紹介します。
それでは、またー!
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