見出し画像

尻下がりだけど、カッコ良い車たち。

クルマのデザインではあまり注目されないリア部分。中でも「尻下がり」のクルマは、何だかあまり、カッコ良くないイメージ。

やはりこのように、↓

(マセラティ・ギブリのハイデッキ・デザイン)

トランク部分が高いデザイン(ハイデッキ)の方が、全体がくさび型(ウェッジ・シェイプ)に見えてカッコ良い。

しかし!

今回は、数少ない尻下がりのデザインでも、知られざる?カッコいいクルマをご紹介。

まずはこちら。マイナー車ですが…

デ・トマソ ドーヴィル!

お尻はこのように↓下がっていますが、

(前から流れてくるボディラインは、前輪で軽く峰を
描きつつ上がり、キャビンですこーしエグレてから、
後輪の上でまた盛り上がり、最後に尻下がりを迎えます。
ウェーブを描くような美しいライン。)

これは単に尻下がりなのではなく、後輪の上で盛り上がったボディラインの峰の一部を形成しているとも見えるわけです。つまりフロントからの流れの帰結としての尻下がりなのですね!
エレガントかつスポーティー!

お次は有名なこちら。

ジャガー・XJシリーズ。

(ドーヴィルがこれに似ていると言う意見が
あるようですが、ワタシは…)
(どちらかというとサイドのボディラインは
ドーヴィルより随分、平坦な感じに見えます。
これが全体のペタンコ感を強調してると思います)

尻下がりなだけでなく、全体がペタンコなところが、このクルマのイカすところ。

お次は、最近のクルマ。

メルセデス・CLAクラス。

(ワタシはこの初代モデルが好き)
(クルマ全体で尻下がり、というか弧を描く
ような美しいデザイン。
下弦の月、とでもいいましょうか。)


そしてカッコ良い尻下がりの最後はこちら。

フィアットx1/9!

(全体を通じてかなりのウェッジシェイプに
見えますが、実は…)
(尻だけ見ると結構下がっているのです。)

ただこのクルマの場合は、特徴的なピラー(屋根を支える柱)とのコンビネーションが素晴らしくカッコ良いデザインを生み出しています。

さて最後に番外編。

やりすぎ都市伝説ならぬ、尻下がりをやりすぎたクルマたち。

まずはこちら、
レパードJ.フェリー。

(あちこちのカドが溶けてトロけたような…)

最後にこちら。
トヨタ系のWiLL・Vi。

(ご存じカボチャの馬車。ちょっとお尻を
下げすぎたか。でもすごく、
チャレンジしたデザインですよね!)


でもね、共通して言えるのは、どれもこれも、チャレンジングなデザインなんですよね!
その心意気に敬意を表します。愛すべきクルマたちです!

それでは、またー。


サポートいただけるなら、グンとやる気出します。