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カッコ良さを諦めないおとーさんの中古車選び。その2。

電気自動車、ハイブリッド車が台頭する時代に敢えて、古き良き内燃機関搭載スポーツカーに寄せて、今買えるケース別おススメ中古車をご紹介。今回のケース1はこれです。

「スポーツカーが好きだけど、家族ができたから4人乗りじゃないとダメ。だけど、ミニバンはヤだ! スポーツセダンに乗りたい」

そんなおとーさんに、これしかない、というクルマがありますよ。

その紹介の前に、さて、クルマで一番重いパーツは何でしょう。ハイ、エンジンですね。次に重いのは? そうですトランスミッションです。
この、クルマの2大・重い部品を、車の前後バランスを50:50にして運動性能を高めるために、前と後ろに分けて搭載するという、もうメカ好きにはそれだけでたまらない超高級メカニズム(トランスアクスル方式)を採用したのが、ドーン💥

アルファロメオ・アルファ75 。

車体128万円。走行13.7万km。

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↑この腰位置の黒のガタガタのライン、これも何故か、カッコいい。ガタガタなのに。あ! ホイールもスピードラインだかテクノマグネシオだか、バッチリ似合うやつに替えてますな、センス良い。

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話が逸れました。普通はエンジンとトランスミッション、両方とも固めて前に搭載してるクルマが多いんです。
だから、前が重くなる。それを嫌ったんですね、アルファロメオは。クルマのバランスを良くして速いスポーツサルーンを目指すために。カッコいいコダワリだ。

それはつまり、エンジンと同じ回転数のシャフトが、床下でグリングリン回ってるってことですよ、おとーさん!

トランスミッションで減速される前の高回転でね。

だからもちろん、FR。

かつ、5人乗り。

ブレーキはなんと、インボードディスク。メチャクチャ珍しいですよ、おとーさん。

つまりブレーキディスクをワザワザ車体中心付近に持っていってます。

ホイールの穴から覗いても、そこにブレーキディスクはない。

バネ下重量の軽減ってやつですね、これも運動性を高めるため。

こんな、実験的試みと実用性を満載して、全てを1台で叶えているクルマ、ないでしょう? 
中も見てください、コダワリたっぷりですから。ほら、アルミのブリーフケースの取っ手のようなサイドブレーキレバー↓。

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ステアリングは、替えてますな。ザガートデザインbyMOMOのレアもののステアリングです。カッチョいい。わかってるなぁ。
他にも、パワーウィンドウのスイッチが天井についてたり。コダワリのカタマリのようなクルマです。
ターボ・エヴォルツィオーネというバージョンでは、こんな感じでレースにも出てました↓

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かっくいー!

では、次のケースに行きます。

「4人乗れるスポーツカーが良いんだけど、アルファ75はちょっとキワモノに見える。もう少しおとなしいやつで良いです」

とおっしゃるおとーさん。
あなたにはこれ。ハイ、ドーン💥

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フォルクスワーゲン・コラード。なんと69万円。8.9万km。欲しい!

フォルクスワーゲンっていうだけで、奥さんが許してくれそうでしょ?

でもね、「シロッコ」とか「カルマン・ギア」とか、カッコいいのがあるんですよ、フォルクスワーゲンも。最近のデザインもカッコいいですよね。
さて、コラード。

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リアスポは速度感知式で、自動で立ち上がるんですよ。ポルシェみたく。この個体はG60というグレードで、「Gラーダ」と呼ぶスーパーチャージャーを搭載、1,780ccの直4で160ps、22.9kg-m、車重は1,250kgそこそこですから十分に速い。
しかも、当時、

FF最高のハンドリング

なんて言われてたんですよ。乗ったことはないんですが。内装もご覧ください、ほーら。

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落ち着いた感じでしょ。

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後ろも、狭いけど2人乗れまっせ。

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この寸詰まり感の中にもキレイなライン。カルマンっていう、いわゆるカロッツェリアとの共同開発らしく、それだけのカッコ良さを持ってると思います。ホイールはジャーマンスポーツっぽくBBSに替えるかなぁ。

いやあこのシリーズ、もっと思いつくので、また今度書かせてください。それでは、またー!


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