金属パーツのど素人ブルーイング!
放置している…いやいや、ものすごく時間をかけて楽しんでいる(笑)ベレッタM84の製作ですが、今回は初挑戦! 金属部品のブルーイングです。
これはねー、今まで結構ハードル高かったんです。ま、でも、やってみます!
(前回の記事はこちら。↓)
1.真っ黒塗装を剥ぐ。
モデルガンの金属パーツって、「染め」仕上げと「塗装」仕上げとがあって、前者だと、ブルーイングしたプラパーツにそのまま組み付けても違和感ない場合が多いんですが、黒く塗装されている場合は、色味の違いが激しい。
しかし金属パーツもブルーイングするとなると、まず塗装を剥がして、金属の地肌を出す必要がある。これが手間。
特にこういう↓段々になってるパーツ。この黒い塗装、どうやって剥がすか。それがまずハードル高かった。
サンドペーパーで剥がすって人もいるんですが、さすがにそれは気が遠くなります。
今回、まず電動ツールを使ってペーパーがけしてみましたが、↓
↑うまくいかない。綺麗に黒が剥がれないのです。隙間の部分はもちろん、平面部分でもなかなか綺麗に剥がれない。
いろいろ試して一番早かったのはこれ。↓
↑ワイヤーブラシって言うんですかね。これが一番効率的に塗装を剥くことができました。もちろん電動ツールに取り付けて。
↑左の黒いパーツが剥がす前。右のトリガー(引き金)が剥がした後。
さて、全部剥がし終わったら、染めに入ります。
2.染める前に…
さて、今回ブルーイングに使う液はこちら。↓
G.スミス.Sさんの、シャイニーブルー亜鉛用。
私が購入したのは小さなサイズで色々入ったお試し版、ヤフオクで1,800円。
いつもプラ(ヘビーウェイト材)に使うバーチウッド社のアルミブラック液にしなかったのは、液が品薄(というかかなりの高額でないと入手できない状態)な上に金属パーツに使うと真っ黒になると書いている方が多かったから。
さてお試しセットの中には、脱脂剤というのがセットされてます。↓
これで、パーツに付着した指の脂なんかを取り除きます。でないと、染めにムラが出ます。
脱脂が終わればいよいよ、染めの工程です。
3.染める。
タッパーに入れたシャイニーブルー液に浸けます。これは取り出した直後↓。ヘビーウェイト材の場合と違って30秒以内に引き揚げろとのこと。
↑煤けてます。この煤を、お試しセットに付属のナイロンパッド(ヘチマみたいな)でこそげ落とします。
すると、こういう煤けた状態から↓、
こんな雰囲気に変わります。↓
ブルーというか、グレーっぽく染まりました。まあ時間が経てばもう少し落ち着いた色になると思いますので、ここで染めを止めます。液に漬けたのは1回だけです。
どーでしょうか。なかなか良い色だと自画自賛。
前後で比べると、↓
↑左が元の状態(黒塗装)のパーツ、右が塗装を剥いだ状態、真ん中が染め終わった状態。
違いがわからんって言う人もいるだろうなあ。そんなことに何時間もかけてんだから、困ったもんだ。でもね、その過程が楽しいのです!
ただね、毎回、何かやらかすのですが、今回もやらかしました。
4.教訓
今回、仮組をトバしたんですね。
仮組ってのは、バラす前提で、一度組み上げてみるってこと。
その過程で、どのパーツが外から見えるとか(ボクは横着だから、外から見えない部分はブルーイングしません笑)、ここんとこちょっと削らないと動きが悪いとか、そういうのがわかる。
これ飛ばしたので、このパーツも外から丸見えやん!って後から気づいたパーツがいくつもあって、片付けてしまった後に、追加で染め直しました。とほほ。
ただね、モデルガンの組み立てって、例えばスプリングのテンションがかかっている所をドライバーで押さえながら、一瞬の隙をついて、エイッてピンを差し込んだり、なかなか難しいんです。
このピンを差し込むことができたのは奇跡や!と思うくらいで。
仮組ってのは、それをバラしてしまうわけですからね。もったいなくて。奇跡を2度起こせってことですからね…
まあしかし、
教訓:やはり完璧な染めを目指すには、仮組が要る。
ってことですね。
いやしかし、やっと組み立て始められる状態になりました。
それでは、またー!