まだ買える、"牛若丸"と"ダース・ベイダー"! 史上最も盛り上がったレースに勝ったマシン、2台。
DTM。
ドイチェ・チューリンヴァーゲン・マイスターシャフト。ドイツツーリングカー選手権。
こんなにカッコ良くて、常に接戦で、人気があって、極め付けは、
カッチョいいベース車両が普通に買えた(高いけど)
という、そんなツーリングカーレースが、他にあったでしょうか。
最近、こんなDVDを見たんですね。↓「アドレナリン」。BMWのハコ車(=ツーリングカー。フォーミュラではなくて)の歴史を、今や貴重になった映像と、ハンス・シュトゥックやジョニー・チェコットといった伝説のレーサーやエンジニアなどのインタビューをふんだんに使って振り返る、凄く力の入った内容でした。
いやー、面白かった。
あり物の映像をちょちょっと繋いだようなもんではありません。中でもワタクシ、DTMのシーンは魅入りました。
僕は元々、メーカーとしてのBMWびいきってワケじゃなかったのですが、DTMにハマった80年代後半から90年代初めにおいて、BMW最大のライバルであったメルセデスのマシンが、
どうにも、ワル顔でしてね。
ほーら。↓
こりゃもう、ダース・ベイダーでしょ?
上の2枚、こんなイカツいベンツ、これがメーカー純正のバリバリノーマルですよ。しかもマニュアルトランスミッション! 信じられます?
一方、クリーンなシュッとしたラインで小さく見えて、しかしエッジが立ってキリキリっとしたスタイリングの、
牛若丸のようなBMW・M3。↓
切れ長のブリスター・フェンダーがイカすコイツが、イカツいメルセデス・190Eにイジメられる姿が、
許せん!
となって、日本国中、皆んながM3を応援したワケです。
(ウソです。もちろん、メルセデス・ファンもおられました)
自宅のミニカーショーケースでも様々なカラーリングのM3がワタシの目を楽しませ、そして(金策のため)去って行きました。
ミニカー、DTMのレース仕様は価格が上がってますね…
ところでワタクシの車庫にもね…一時期ホンモノがいたんです。
乗り味は、
見た目通りの荒々しさ。特に音と振動が。タイミングベルトじゃなくタイミングチェーンなので、メカ音が結構します。ギアはストロークが長くて、ステアリングレシオが案外スローなんで、ギアはガシガシ、ハンドルはクルクル回す感じ。そこはスポーツカーっぽくないんですが、まあ音とか振動とか、クラッチが重いとかで、
マシンを「操作してるぞー」感
は抜群にありました。195馬力、23.4kg・mのトルクですからめちゃくちゃ早いわけではないのですが、今から見ればすごく軽い1,280kgの車重には必要にして十分なパワー。
FRだけど安定感抜群。維持できなくなって手放しましたが…泣。
で、この2台、なんと
今でも買えます。
グーネットで見てみるとBMWのE30型M3で、値札がかかっていたのはこの1台だけ。↓
1987年式、走行11.4万キロで、お値段
478万円。
むむむ。他にも3台ほど売りに出てますがお値段はいずれもASK。
一方のメルセデス・190Eは、ヒットしたのは2.5リッターのエボリューションモデル2台のみ。そのうちの1台がこちら。
ひゃー、怖えー!
こりゃもう、バット・モービルか、"出っ歯竹ヤリ"の世界。(意味わかります?)
繰り返しますがメーカー箱出しの、
どノーマル
でこれですよ。
で、オトコのマニュアル。↓
シートのチェック柄が、古き良きドイツ車を感じさせます。価格ASK。流石にこれだけキレイだと、結構な価格が想像できます…
こりゃ、相当、高騰してますな。
だってこんなに
オトコ気溢れるクルマ、
今、ないですもんね。オシャレカッコ良いのは沢山あるけど。
お金があれば買うんだけどなぁ…スポーツカー好きの皆さん、この2台、
いかがっすかー
ワタクシのようにお金のない方は、こちらで。↓
それでは、またー。
サポートいただけるなら、グンとやる気出します。