大型二輪教習記〜下手っぴ全開。一本橋とスラローム。
ついに通い始めた大型二輪教習。
下手っぴが教習を受けてみた感想を、皆さんの参考になればと思い、記事にします。
中型二輪免許(〜400cc未満)を持ってる人が大型を取りに行くと、1時限目から早速、難関の一本橋とスラロームを練習するのですが、
いやー、しかし。
超ムズかすぃー!
原因はですね、はっきり言えば下手くそだからなんですけど、それじゃあ皆さんの参考にならないので、まずは言い訳させてください。その裏返しが、参考になると思いますので。
言い訳①普段こんなに低速で走りません。
ワタクシ、月に2回程度は、400ccのバイクで山道に1〜2時間ほど走りに行きますので、普段乗ってないわけじゃない。
でもね教習所で教わる課題って、一本橋にしてもクランクにしても、ほぼ全部、超低速でのコントロールが求められるんですね。
公道ではそんな低速で走ったことないから、最初はもう、コース内で、あっちにフラフラ、こっちにフラフラ。足は着くわ、コケそうになるわで、もうメチャクチャ笑。
これってつまり、俺、下手くそなんだ!と。痛感しました。
「超低速を制する者は教習所を制す」かも。
例えば一本橋って、幅30cm、長さ15mの橋(高さは5cm程度だが、この5cmも乗り上げる時はくせ者)を、10秒以上かけて渡るんですけど、そのためのテクニックの一つは、わざと小刻みにハンドルを揺らすんです。
これはもうね、やったことない、新境地です。
言い訳②普段こんなに半クラ使いません。
そうなんです、低速で走るってことはつまり、結構、半クラを使うってことなんです。
これも全く、慣れてない。
半クラを多用するとバイクが壊れると思ってるから笑。
こりゃあ、まあまあエンジン回転を上げておいて、あとは半クラッチの操作で推進力を作る練習がいるなあ。
普段は、クラッチがつながれば、すぐにレバーから手を離す。エンジン回転が下がれば、これもすぐに、クラッチを切る。
つまり、いかに半クラの時間を短くするか考えて乗ってる。
頭を教習所用に切り替えないとダメなのに、これがなかなかできねえ。普段の癖がすぐ出る。
切り替えの悪い男だなあ。
言い訳③普段こんなに、リアブレーキ使いません。
皆さんリアブレーキって使ってますか?
ボクは、どっちかっていうと使う方だと思うけど、教習所のように、コースアウトしないために推進力を調整する目的でリアブレーキを使うってのは、ない。
つまり、スラロームや一本橋でスピードが出過ぎだなって思うと、リアブレーキで調整するんです。
しかも必要に応じ半クラ。半クラなら、ブレーキかけてもエンストしないし、何より、超低速では推進力が常にかかってないとふらつく。
でもね、エンジン回転上げてクラッチを滑らせて、その状態でリアブレーキ使う、つまりブレーキかけても推進力を保つ(ブレーキかけっぱなしでアクセルもふかしてるわけです)って、コレ、バイクには相当負担がかかってる。自分のバイクじゃ絶対やらないことを、ヨソのバイクで体感させてもらってるってのは、ありがたい話(できるようになってから言えよってね笑)。
言い訳④普段こんなにキツく、ニーグリップしてません。
どころか、そんなに重要とさえ思ってなかった。やればできるやろ、程度に思ってた。
でもショックだったのは、やってみ、と言われてできなかったこと!
コースアウトしそうになると膝が開く、一本橋から落ちそうになると開く、時間が経つと忘れて開く。もうね、ガラあきですわ、ワキが。いやヒザが。
(※昔、バッティングの指導でよく言われた笑)
できるけどやらなかったんじゃなく、できんかったのかー、ショックー!
アナコンダのように獲物を(タンクを)締めつけたら離さないと心に誓うも、時間が経つと、また開いてる笑。
言い訳⑤普段こんなに、ハンドルを切りません。
ボクのバイクは、ほとんどハンドルが切れない。曲がるためにハンドルを切るという感覚がない。傾けて曲がる感じ。
でも、教習所のホンダNC750は、ハンドルが切れる。すっげえ、切れる。
常にキープレフトって言われるし、スラロームなんかも相当ハンドルを使うのに…
つまり、自分のバイクとかなり違うので、教習所の外でコソ練がしにくい!
⑥結論
私が思う大型二輪教習を受けることの結論は、
・まず、新境地が開拓できて、とても良いってこと。
超低速でのハンドル操作とかクラッチ操作って案外、スピードが出るシチュエーションでも、参考にできる動作のような気がしました。
実際、自分のバイクに乗るときにも安定性が増した気がするし、教習内容が生きてる感がする。T字路からの本線合流といったシチュエーションでも、フラ付きがなくなった。
・あと最後に、こういう特殊な技術は、擬似体験は広い駐車場なんかでできるかもしれませんが、やはり本チャンは教習所でしかできない。
だから、コソ練で上達しようせず、ここは身も心も裸になって、教習所内で何度も失敗して教えを乞うってのが、結果して一番近道かと思いました。
ということは、追加教習を受けてもお金の不安がないように、追加教習が何度増えても無料の保険付きコースで入学しておくことをオススメします。
ちなみに教習中は全て、超軽くて視界がメチャクチャ広いベルのブリットと、付けやすく脱ぎやすく涼しいIDEALのグローブで乗り切りました。オススメです! ↓
それでは、またー!