東京モーターサイクルショーにて。 〜ハスクバーナ・ビットピレン
今、すごくカッコいいと思うバイクがあるんですよね。昨年デビューしたばかりの、
ハスクバーナ・ヴィットピレン401 。
モーターショーのコンセプトバイクがそのまま市販されたかのような。ちょっと前に東京モーターサイクルショーでじっくり見てきました。
うーん、イイ! やっぱり、イイ。
シンプルでミニマムなカッコ良さ。最近のバイクでは最も、
ゴテゴテ感が少ない。というか全くない。
だけじゃなく、
主張がしっかりしてる。
一番目立つ特徴は、タンク部分の出っ張りとカラーリングか。
カラーリングは、オフホワイトに蛍光イエローのようなピンストライプ。ヨーロッパ、中でも北欧あたりの香りがすごく漂ってきます。日本やアメリカのバイクとはだいぶん違う雰囲気。
でもやっぱり、全体としてのシンプルさと、
タンクからシート後端にかけて、ほぼ直線からちょっとお尻下がりにした、絶妙の腰高なライン
と、寸詰まり感。それがハイライトですかね。止まっているうちからキビキビした走りも想像させて、ホントに良いデザインだと思うんですよね。
で、一言言っておきたいのはこれ。↓
日本仕様車は、このグラブバーが標準装備だって言うんです。2人乗りのときに後ろの人が掴む(grab)やつですね。
イヤイヤ、こんなの標準にしちゃったら、最高のデザインが台無しでっせ、お兄さん。尻下がりのオシャレデザインを尻上がりに変えてしまう、スゴイ方向転換パーツになっちゃってますから。
このパーツ、デザイナーの許可取ったんでしょうか。だってコレが↓
こうなるんですよ↓
やっぱ台無しだわ。一気に族車っぽくなっとる…
耽美派の私としては、なんとかこれはオプションにして欲しいところです。もし買ったらまず、どうにかして外します。そもそもこのバイクが好きなタイプの人、2人乗りなんかするかなぁ。
そしてこのバイクがさらに良いのは、中型免許で乗れること。僕、中免なんで。
エンジンはKTMデュークの375cc単気筒43ps、3.8kg-m。必要にして十分でしょう。単気筒ですからトルク感あるでしょうし。
ただ、これ、最近のバイク全体に共通する点ですけど、も1つ気になるのが、
味気ないメーター
です。
外観のシンプルさは最高なんですが、メーターをシンプルにしすぎるのはどうでしょうか。
だってライダーが乗ったとき常に見るのはこの風景なんです。
もうちょいこだわってくれても良いかと。
私、クルマやバイクのメーターは、
圧倒的に、「針」派です。
しかも、
ホンモノの針が動くやつ
がいいんです。あの、エンジンの回転とともに針がハネ上がる感じ。
スマホの画面のようなメーターは、表示方法が針を模しているとしても、どうもアレですし、白黒の液晶メーターはさらに気分が盛り上がりません…こういう感じのがしっくりくるんですよねぇ。↓
僕のアタマの中がもはや、クラシックなんでしょうか…
なんて、無理くりいちゃもんつけてみましたが、
そんなの関係ねえ!
って断言できる圧倒的カッコよさです。
まだ乗ったことないので、まずは外観のみについて書きました。
それでは、またー。