しつけは是か非か…
今のしつけや教育のあり方が
人類史上の紛争や苦悩の原因である。
もしそうだとしたら
しつけは是か非か…
について
「アズワンネットワーク」さんが出されている
こちらの本を元に
私の解釈で書いてみたいと思います。
①いい人間関係は幸せの条件
さて
「人の悩みの90%は人間関係である」と言われるぐらい
私たちの社会では
良い人間関係を築けずに、
みんなが悩んでいると思います。
そうで
幸せってなにか?というと
「良い人間関係」なのですね。
ではなぜ「良い人間関係」が作れないのでしょうか?
ことにあるそうです。
のですね。
さらにこの本には
と書かれています。
つまり
今のしつけや教育が
後々の人間関係に影響することになり
幸せを感じられない要因になるけれど
と考えられますね。
②人間関係はしつけが影響していた
では今のしつけや教育のあり方で
なぜ良い人間関係を築けないのかというと
からだそうです。
動物に例えると
例えばクマ🧸やハチ🐝が人を襲うことはありますが
それは危険を感知して攻撃してくるものであり
身を守る必要がなければ
そのようなことはありません。
人が自分達を脅かすと感じるから
(こちらは意図していなくても…)
反発してくるということです。
同じように人間も
赤ちゃんは生まれた時には
警戒する気持ちがなかったものが
後天的に
人を安心できる存在として見られなくなり
人を警戒していくようになるのだそうです。
その後天的プロセスを担っているのが
しつけや教育である
ということです。
さて
しつけというとどういうイメージを
お持ちですか?
どちらかというと
社会の規範に合わせられるように
教え込むような感じですよね。
特に公共の場で
泣きが止まらなかったりすると
その場に合わせて
なんとか泣き止ませようとすると思います。
私も何度もそのようなことがありました。
そうすると
泣かないで、泣くのをやめなさい
とだんだん命令口調になり
社会の場の中に押し込んでいく感じになりますね。
まあ、今の世の中では
子どもを泣かせている親が悪い
みたいな風潮もあるので
私も子どもが小さい時には
なるべく公共の場に連れていくことはしなかったのですが
要するに
公共の場だけではなくても
普段のお家でのしつけも
というものです。
③しつけの作用・反作用
〇〇しなければいけない
△△をやめなさい
という強制や束縛を
与えると(作用)
人は誰でも不快感を感じると思います。
(反作用)
作用・反作用が起きるのですね。
これはどんな関係にもあることだと思います。
(物理的にも)
大人であれば
そのような不快感を与えてくる人とは
距離を置くこともできるのですが
まだ
自活できない子どもは
自分から距離を置くこともできません。
子どもの方も2歳ぐらいから
「イヤ」と意思表示を始めますが
多くの場合
親や大人の言うことを聞くと
褒めてもらえたりするので
「自発的に服従」していき
さらに
言われた通りにやることが自分の意思に変わる
のだそうです。
(下図の右側パターン)
うちの子どもたちの場合は
嫌なことは抵抗し続けるので
私が子どもたちに合わせる形での育児になりましたが
もし強制や束縛を続けていたら
下の図の左のパターンのように
なっていたことでしょう。
そして
これらの強制や束縛が続くと
強迫観念
(外部からの圧迫がない時にも心につきまとって離れない
不快・不安な気持ち)
がつきまとうようになり
それぞれ
「人の意見を受け入れられない」
ようになったり
「やっていない人を責める気持ちになる」
ようになり
それを解消するために
(自分を守るために)
人を敵視するようになるのだそうです。
つまり冒頭の話に戻ると
良い人間関係を築けない
すなわち
幸せを感じられなくなる
というものです。
④強制・束縛しないしつけとは?
では
ということです。
そうすると他の人に対しても
意思に働きかけることができるように
なるのですね。
先述したように
うちでは子どもの意思が強いため
子どもの意思を聞きながら
それに合わせた育児をせざるを得なかったのですが
間違ってはいなかったのだな
と思いました。
ある意味子どもたちに感謝です!
(教えてくれてありがとう😊)
しかし
特に子どもたちが中学へ入ってからは
高校受験が視野に入り
先生方の指導も
「勉強しておかないと苦労するぞ…」
というものになり
大量の宿題に不満を抱えつつも
自発的服従を始めたように
思います。
(課題を提出しないと内申点にも影響がありますから)
そうやって
自己肯定感も失われていくような気がします。
しかし
新地球の「愛」のベースにした世界に向けて
「自分を大切にするように相手も大切にする」
という「愛の世界観」
に向けて
しつけ・教育も変わっていく必要があると思います。
愛の世界観・愛の教育観についてはこちら↓
さて
私たち自身も
自分の親からの束縛・矯正に苦しんできませんでしたか?
すでに親から離れているのに
今でも
強迫観念に囚われることはありませんか?
最近では「毒親」という言葉もありますが
親からの強制・束縛により
親のことは好きでいたいのに
なんか腹立たしい…
好きになれない…
そんな方も多いかもしれません。
私もそんなひとりで
親からの
〇〇をしてはいけない
とか
〇〇はやめなさい
という繰り返しの言葉が
強迫観念となって本音を貫けない
ことが何度もありました。
アラフィフにもなっても
強迫観念は出てくるのです。
そこから抜けるのに
苦労もしました。
だからもう
子どもたちにも
私たち自身のためにも
この負の連鎖を断ち切って
新しい世界を創っていきませんか?
⑤まとめ
この記事では
しつけという強制・束縛を子どもに与えることで起こる弊害
について書きました。
子どもに強制・束縛を与えるようなしつけ・教育によって
人を敵視するようになり
それが後々の人間関係に影響を与え
幸せを感じられなくなる
というものでした。
こちらの記事では
しつけや教育で植え付けられる価値観によっても
(しつける内容)
そこで傷ついた心の痛みを回避するための行動を
私たちはし続けていることを書きました。
つまり
しつけの内容も
人間関係に影響を及ぼすということです。
親が子どもに与える価値観が
子どもの本音と一致しない場合
それが
しつけ、教育という形で
強制・束縛しながら作用し
それが後々の人間関係に影響を及ぼすのですね。
しかもその価値観は元々
支配者たちが作ったものだということも
こちらの記事でお話ししました。
このようなしつけって習ったことはないけれど
大きなポイントですね。
私たちは自分の経験で
しつけをしていますからね。
新しい視点でのしつけを教えてくれる方が
増えるといいですよね。
一緒に実践してくださる方とか…
これからは特に
小さなお子さんと接する方が
重要な鍵になるんじゃないかと思います。
(人生のスタートですから)
でも自分の育児の経験から言えることは
忙しすぎる毎日では
子どものひとつひとつの心と向き合うことは難しい
ということです。
共稼ぎのご家庭は多いけれど
保育園も足りない状態で
保育士さんたちも
現場をこなすだけで精一杯でしょう。
だから子どもたちひとりひとりの心の声と
向き合う余裕がないのが
今の子どもたちの問題にも表れているのかな?
とも思います。
だからと言って
専業主婦が良い訳ではありません。
女性だって自分の人生にチャレンジしたいですよね!
だから教育の前に
そうした社会を創っていくことが
先決なのだろうと思います。
そうすると
まずは小さなコミュニティの中で
実践していくことが大切なのだろうと思います。
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