私のインターネットはここから ー追憶のFLASHー
あなたは、生まれて初めて「インターネット」に触れたのはいつ・どこで・何がきっかけだったか
覚えていますか?
実際、いきなりこの質問を訊かれてパッと答えられる人はそんなに多くはないのではないか?
私も、この話題について考えたのも割と最近だった。それも「月ノ美兎」というVTuberの影響で。
彼女は自分自身のインターネットの起源を
「生まれたときから」と語っている。
いやそりゃ流石に嘘だと始めは私も思った。
しかし、
よくよく考えたら自分も割と彼女と似たようなもんであると思えてきたのだ。
自分も、物心ついた時には家にPCはあった。
ホームビデオを見返すと、当時1歳の私が恋のマイアヒFlashの例の映像で踊っている様子のビデオが出てきたり。
親が2ちゃんねるをやっていたことから、物心ついた時から「2ちゃんねる」という用語は知っていた。
しかし、当時の私は親に「2ちゃんねるって何?」と訊ねても、「そんなこと知らないでいい」とあしらわれ、そこから「2ちゃんねる」というワードは放送禁止用語なのだとしばらく本気で思っていたこともある。
少し話が脱線した。
そう、私が初めの質問に答えるならば何と答えるだろう。
記憶の中を出来る限り辿った結果、おそらく「Flashゲーム」という結論に至った。
おそらくこのFlashゲームに入っていった過程として直接的に前述のコンテンツを経由したという訳ではないだろうが、そもそも親が当時2ちゃんねらーだったということもあり、子供にもPCを触らせるという流れは自然なものだったのだろう。そこで当時、PCで出来る子供向けのコンテンツといったら「Flashゲーム」だったという訳だ。
記憶を出来る限り辿ってみると、おそらくディズニーのFlashゲーム(Yahooキッズゲーム?)が最古の記憶だ。
そこからピッケのおうちやサンリオBB、かの有名なぱんぞう屋などにも手を出すようになっていった。
このFlashゲームブームは小2くらいまで続き、そこから色々あってインターネットを少し離れ、暫くして再び戻ってくるわけだが、アニメや漫画に本格的にのめり込み出すのはまだずっと先の話である。
斯して私のインターネットは形成されだした。そして現在もその歴史は積み上げられ続けているのだ。
こういった自分史を知るだけでも、私は確かに生きてきたという事実を実感する。今歩いている場所は霧に覆われた点の上ではなく、遥か後ろから伸び続けている線の上なのだと気づくことができる。
インターネットはいつでもそこにあったのだ。
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