私が人を頼れるようになったきっかけについて
中学生まで、私の世界は家族が中心だった
そして、私の母は家族以外の人(特に行政の人)に対して心を開かないというか、「まともなあんたたちにはどうせ理解出来ないでしょう」的な感じで。
学校の先生も、警察も、福祉関係の人たちも突っぱねて、「あの人たちは良く無い人」とレッテルを貼っていた。
中1の時、担任が新卒の人でドタバタしてる感じの人だった。色々頑張ってるんだけど全部から回ってるみたいな。
その先生のことが母は気に食わなくて、先生の話をちょっとでもするとすぐ不機嫌になったりして
大変だった
昔から母がそんな感じだったから、私も自然と「よくない人たち」って思うように。
(実際、あんまりいい思い出が無かったってのもある)
だから、家で何かあってもそういう人達(学校の先生や、児相や市役所の相談窓口)に頼るという選択肢が皆無だった。
そんな私の中に、新たな選択肢として「家族以外の人に頼る」が生まれたきっかけが
中2の時に出会った、適応指導教室の1人の先生だった。
ずっと学校に行ったり行かなかったりを繰り返してたあの時、適応教室っていうフリースクールみたいなとこに通ってて。
ちょうど、家が大変でかなり参ってた時にふらっと適応教室に行って
自分ではいつも通り普通に過ごしてるつもりだったんだけど
1人の先生に「〇〇ちゃん、凄く疲れてる?なにかあった?」と尋ねられたんだ
初めてだった
取り繕っているのを見破られたのは
それまでは学校の先生にだって、親でさえも、気づかれなかったのに。
平静を装うのは、得意だったのに。
そこからだ。
人に頼るということのハードルが下がったのは。
家で何かあったら、学校の先生に相談できるようになった。
相談窓口にアクセスできるようになった。
警察に助けを求められるようになった。
もし、あの時見破られていなかったら。
あの先生に出会っていなかったら。
今の私はいないと思う。
誰にも頼らずに、静かに自滅していってたはずだ。
沢山お世話になったその先生とは、今でも繋がってる。
家族よりも私のことをよく見ていてくれて、今でも応援してくれている人の1人だ。
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