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【ブルアカ】ヘイローを破壊する爆弾が先生に効果がない理由について

はじめに


この記事にはブルーアーカイブ最終編までの情報が含まれているのでネタバレはご了承いただきたい。長文になったので結論から読むのもありだ。それで気になったら最初から読んでみてほしい。


疑問

常識の違うキヴォトスには多くの謎がある。その一つがヘイローを破壊する爆弾だ。といってもこれは少し毛色が違う。多くの謎はキヴォトスが由来するものだ。
しかし、ヘイローを破壊する爆弾についての起因は先生である。ヘイローを破壊する仕組み自体も謎ではあるが最大の問題は先生に効果がないことだ。


キヴォトスにおいて先生は脆弱な存在である。体の頑丈さについてキヴォトス人と比べるべくも無いだろう。
弱いはずの先生には効かず、遥かに頑丈な生徒は殺せる。不条理としか言いようがない。

過程1

そのためヘイローを破壊する爆弾には二つの考察が広まっている。「ヘイローに対する概念的な兵器」、「神秘を持つ生徒への特効兵器」
簡単に言い直せばヘイローそのものか生徒にだけ効果があるという論だ。
しかし、エデン条約プレイ済みのプレイヤーなら言いようの無い違和感が付きまとったことはないだろうか。

そこでヘイローを破壊する爆弾が起こしたことを振り返っていく。
最初にアズサがペロロ博士のぬいぐるみに仕込んだヘイローを破壊する爆弾だ。

この爆弾によってアツコとサオリが傷つき吹き飛ばされた。ヘイロー以外も傷つけていることになるが最も重要なのはそこではない。

爆弾にされたペロロ博士のぬいぐるみはその後どうなっただろうか?当然爆破され跡形もなく吹き飛んだことだろう。このことに疑問はないと思う。
ヒフミのくれたペロロ博士のぬいぐるみを人殺しに使い跡形もなくなった。だからこそアズサの覚悟と悲しみは深いものになった。

ペロロ博士のぬいぐるみが破壊されたということはヘイローを破壊する爆弾は現実にも干渉しているということだ。

こうなると三つのことが成立していることになる。①生徒に対して殺傷能力がある②先生には効果がない③普通の爆弾のように爆発する。

おまけにセイア襲撃時のことを思い出してほしい。普通の爆弾を使いセイアの部屋は破壊された。
この結果をアリウスは嘘と知りつつ認めている。ヘイローを破壊する爆弾が生徒だけに作用するものだったらこの時点でアズサは裏切り者扱いされていたはずだ。部屋が無事だったら作戦を進ませられない。

過程2

「ヘイローに対する概念的な兵器」と「神秘を持つ生徒への特効兵器」にはおかしい点があることになる。
こうなると仮説が二つ思い浮かぶ。「生徒と物体に効果はあるが先生に効果がない」か「先生自体に効果がない理由がある」である。

先ず「生徒と物体に効果はあるが先生に効果がない」だ。
初めに言ってしまうがこれは無理がないだろうか?先生は身体的には普通の範疇で描写されている。こう言ってはあれだが特別さはない。戦闘指揮は先生の技能で大人のカードは当然カード由来だ。
無名の司祭も先生そのものには特別さを見いだしていない。

先生にだけ効果がない代わりに神秘を宿す生徒と物体に効果がある。理屈としておかしいだろう。
生徒も住人も先生に触れて生きている。幽霊などではない。

そしてマエストロはテクストを提供したと言っている。つまりヘイローを破壊する爆弾も元は普通の爆弾であり効果を付与されヘイローを破壊する爆弾になったのが流れだと考えられる。

「ヘイローを破壊するがそれ以外に効果はない」、「ヘイローを破壊するが先生にだけあらゆる効果はない」
メタいが明らかに作成難易度が上がっていないだろうか?
それに「ヘイローを破壊する」に比べて文章が醜い。私的な感性で悪いが好みではない。

過程3

次に「先生自体に効果がない理由がある」である。
これは単純明快な答えがある。先生自体に特別さはない。しかし、先生はシッテムの箱の所持者だ。ここまで読んで思い出した人も多いだろう、通称アロナバリアだ。

プレイヤー目線の話になるがエデン条約調印式に巡航ミサイルが撃ち込まれた。ここでアロナが守ってくれたが瓦礫の山には埋もれることになった。
この時点で爆風と吹き飛ばされた瓦礫から先生を守っている。しかし、プレイヤー目線では物体的なものには弱いんじゃないかと勝手な疑念が湧いた。

割愛するがアロナによる守りはそんなレベルではなかったと最終編で思い知ることになった。あれを見てヘイローを破壊する爆弾を防げないというのはおかしいだろう。

一方でゲマトリア目線だ。生徒ですら傷つき動けなくなったはずの巡航ミサイルを無傷でやり過ごしたにも関わらずサオリに撃たれた。端から見たら異常である。それでも結果から先生が最低一度は防御手段があると予測出来る。
この問題は神の目を持つプレイヤーだからこそ起こったことだと思える。

おまけに4章でゴルコンダが登場したのはもうクライマックスを終えた後だ。余計なことをするのは文学を嗜む彼からしたら無粋極まりない。

防がれることを予測出来る上にヘイローを持たない先生は実験にもならない。「あなたには効果がない」この言葉はダブルミーニングだったのだろう。

結論

私の考える答えはこうだ。ゴルコンダは先生が爆発を防げることを知っていたから効果がないと言った。ヘイローを破壊する爆弾は先生を傷つけないという都合のいいものではない。

長々と書いてしまったがここまで読んでくれてありがとうございました。そして、この結論で貴方の疑問が解消されたなら嬉しく思います。

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