成り立ちを知ることは、深く考えることにつながる

おはようございます。今日も毎日少しずつ読んでいる本の内容について自分なりの感想を述べていきたいと思います。読んでいる本は、「頭のいい人が話す前に考えていること」安達裕哉 ダイアモンド社 です。

本日の内容は、言葉の成り立ちを考えるです!


言葉の成り立ち

みなさんは、終身雇用制度を知っていますか?

終身雇用制度とは、会社が倒産しない限り、同一企業で定年まで雇用され続けるという、日本の正社員においての慣行です。

今、これについて様々な議論がなされ、今の時代には適していないとする声が多く、実際に終身雇用制度を採用しない会社も多くなっています。

では、皆さんはこの終身雇用制度が出来た成り立ちを知っていますか?

この制度は、戦後に本格的に普及しました。
戦前の日本の労働者たちは、移動が激しい社会で、特に工場で働く労働者たちは、熟練工になるとすぐに給与の高い職場へ転職していたのです。

そこで、会社は優秀な人材を引き留めるため、年功に応じた昇給や、福利厚生、積立て式の退職金制度を作りました。

しかし、熟練工の転職率は改善されず、徴兵制での人手不足を皮切りにさらに熟練工の引き抜きが問題となっていったのです。

そのため、戦時中の限られた労働力どう配置するのか、国が管理する時代になったのです。

賃金の統制や、自由な解雇、転職の禁止、福利厚生の改善といった様々な対策がなされ、終身雇用制度が出来上がったのです。

現代には、即していないとされるこの制度が高度経済成長の一因になったとも言われています。

終身雇用制度の成り立ちには、こういった時代背景があります。

成り立ちを知らずに、ただ批判することは、簡単ですが、それでは周りの流れに乗っているだけで自分で考えたとは言えません。

生い立ちを知ろう

成り立ちを知ることは、深く考えることにつながり、深い議論を生み出すきっかけとなるのです。

成り立ちを人に置き換えると、生い立ちになります。

人の生い立ちを知ることで、その人の内面や印象が大きく変わるかもしれません。

また、その人を深く知り、密接な関係になるための鍵にもなることでしょう。

私たちは、どうしても第一印象や先入観、バイアスといった様々な外面的な要素で人を判断しがちですが、その人の生い立ちを知り、密接な関係を形成していけるようになれば、今まで見えなかったものが見えてくるかもしれません。

まとめ

本日は、言葉の成り立ちについてまとめていきました。

終身雇用制度にこんな背景があるなんて自分はよく知りませんでした。

成り立ちを知るには、言葉の語源や、発祥地を調べるのが効率的です!

成り立ちを知り、深く考え、議論できる人になっていきましょう!

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