伝わらないのは考えが足りないから
おはようございます。今日も毎日20ページずつ読んでいる本の内容について自分なりの感想を述べていきたいと思います。読んでいる本は、「頭のいい人が話す前に考えていること」安達裕哉 ダイアモンド社 です。
言いたいことが伝わらない
こんな経験したことありませんか?
自分も実際、伝えたいことが上手く伝わらないということは多々あります。
では、質問です。
「付き合ってください。」と告白したら
「ごめんなさい。」と振られました。
これは、
①告白の仕方に問題がある。
②告白するまでに問題がある。
どちらでしょうか。
普通に考えたら、②ですよね。
こうやって恋愛に置き換えたらわかりやすいのですが、私達は、相手に伝えたいことが伝わらない時、話し方を変えようとします。
恋愛の例えで言ったら、告白の仕方を勉強してるようなものです。
いくらロマンチックな告白をしても、そこに至るまでに問題があれば結果は変わりません。
しかし、相手になにかを伝えたい場合、私たちは、伝えるまでの経緯を変えなければいけないのです。
話し方の本はあくまでも型にはめるだけ
話し方の本というのは、コロナ禍からかなり増えた印象があります。
自分はよく本屋さんに行くのですが、売れている本は、コミュニケーションに関する本が多いです。
これらの本は、話し方を、型に当てはめてコミュニケーションしていくという内容が多く、中には、20.30個の型が書かれています。
中でも実践しやすく多く耳にするのは、オウム返しでしょう。
これは、傾聴スキルの一種で、心理学での面接等に使われます。
オウム返しというのは、非常に効果的で、上手く使えば、コミュニケーションが大幅にやりやすくなるでしょう。
しかし、オウム返しに重要なのは、タイミングです。
全てのことにオウム返しをしていては、相手からしたら
本当に話を聞いてるのか?
私はバカにされているのか?
という気持ちになります。
オウム返しの最も効果的な使い方は、相手が1番言いたいことを言ったタイミングです。
そうすると、相手は
自分が何を言いたいのかわかってくれているな。
と感じ、さらに自己開示してくれるのです。
こういったテクニック1つをとってみても、タイミングや何を言うかが大事になるのですが、話し方の本を読むだけでは、そこまで理解することは難しいでしょう。
そもそも、何十個も型を覚えて、話し方を変えようとするのは疲れますし、楽に会話出来る場面が無くなってしまうのではないでしょうか。
話し方の本を否定する訳では無いですが、話し方のテクニックを学んでも、頭のいい人には、すぐにバレてしまいますし、なにより賢いふりができるようになってしまいます。
そうなっては、本質的なことが相手に伝わらず、相手の心を動かせないと自分は思います。
どうやって伝えるのか
では、どうやって伝えたいことを伝えればいいの?
と皆さんは感じたと思います。
それはズバリ、伝えたいことに関する知識を深めるのです。
伝えたいことが伝わらないというのは、考えが足りないからです。
今日なタイトルにもしましたが、それが全てなのです。
伝えたいことが伝わらない多くの理由としては、
話がまとまっていない、話のコアがない。
と言った場合が多いです。
これは、自分が何を伝えたいのかを自分自身で考えられていないからです。
例えば、プレゼンテーションの本を読んで、プレゼンが上手く行ったとしても、その後の質疑応答でしっかりと答えられなかったらプレゼンテーションは失敗です。
相手にとっての必要な情報と、話を伝えるにあたって必要な情報
この2つを整理して、言葉にする力があれば伝わらないということはなくなります。
この2つは、相手のことを知らなければ分からないですし、話の要点は自分で理解していなければ言語化できません。
つまり、伝わらないのは、考えが足りないからなのです。
まとめ
本日は、言いたいことが伝わらない理由について述べていきました。
話が伝わらないのは、考えが足りないからで、話し方ではなく、伝えるまでの経緯に問題があります。
考えが足りないと言われても、どうすればいいか分からないと思うかもしれませんが、まずは、本当に伝えたいことは何かから考えてみてください。
それが見つかれば、それに関する知識を身につけ、再度自分の言葉でまとめるのです。
全てを説明しようとしなくていいのです。
分からなかったら質問をしてくれるはずです。
大事なのは、考えることです。