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120%の力は出してはいけない
私はたぶん粘り強い
仕事や責任や面倒を背負うことを
限界まで頑張る。
みんなやりたがらない事でも
誰かがやらなければいけないのだから、
自分がちょっと頑張れば
皆が気持ちよく過ごせるなら頑張ってしまう。
皆に喜ばれるのも嬉しいし、
頑張って上手くいった時の疲れは
とても気持ち良いのだ。
人のためでもあり自分のためでもある。
しかし、その考え方や行動は
決していいことではないのだ。
なぜなら全部背負い込んでフラフラな状態では
不意にやってくるトラブルに対して
的確な判断ができないから。
若い頃、これで何度失敗してきたことか…。
120%の力で頑張って
フラフラになって判断を誤り
第三者に迷惑をかけることも何度かあった。
判断ミスや能力不足から起こるトラブルに
5〜60%でしか取り組んでいない人から
(気づいていないフリをしている場合も含め)
「どうしてもっと早く教えてくれなかったんだ?!」
と責められる事もある。
ただ、そういう人に限って
知らせたところで大した返事は返ってこない、
聞きたいことしか聞かない、
聞きたくないことは聞かない人が多いのだけれど。
(私が120%まで頑張ってしまう理由の一つにコレもある。周りに言ったところで嫌な気持ちになるなら一人で頑張った方が気が楽だ。)
なので最近の私は
60%を意識しながら動くように努めている。
その程度がちょうど良いと感じている。
60%にしようと思いながらやって
気づけば80%くらいの頑張りになる。
そして、それくらいが丁度いい。
ベストオブベストは狙えないけれど
頭がクリアなまま判断できるし、
皆の大満足は得られないけれど
万事いい塩梅で終えられる気がする。
しかし先日、いつも気をつけていたのに
120%で動いてしまった。
言い訳にもなるが
頑張らないと収拾がつかない状態だった、
人手が足りていなかった、
大事故に繋がりかねない状況でもあった。
そして同じようにやってしまった…判断ミス。
気づいて早い段階でヘルプは出した、
しかしその相手はちゃんと聞いていなかった、
もう一度強く言うべきだったのに
引っ込めて背負ってしまった。
その後に起きる被害を
未然に防ぐことができたのに防げなかった…
悔しい、自分にも相手にも組織にも。
もしかしたら
切り捨てるべき案件だったのかもしれない。
見て見ぬ振りをしても同じ結果だったのかもしれない。
やれることには限界があったのかもしれない。
仕事のできる人、世の中で成功している人は
仕事を頑張る力もさることながら
切り捨てる力にも長けているのだと思う。
切り捨てる力、見極める力が欲しい…。
どうやったら身につくのだろう…。
丸ごと解決する能力がないのに
丸ごと引き受けようとしてしまうことは
善意から発している筈なのに悪と等しくなる。
善意は一転して無責任になる。
辛い…悔しい…。
過ぎたことでどうしようもないのに
まだ引きずっている。
すごく後悔している。
今も落ち込んでいる。
せめて次に活かしたい…。
今度はもっと強く言う、引き下がらない。
そして粘り強い私は執念深くもある。
ヘルプ出したのにろくに動かなかった奴、
テキトーな対応で終わらせようとした奴、
忘れてねーからな!
右から左に受け流さねーからな!