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子供が見ていたアニメがカオスだった

科学漫画サバイバルシリーズという本が小学生の間で人気らしい。
それがアニメ化されたようで、子供が熱心に視聴していた。
今回は「南極のサバイバル」。


家事をやりながら見ていたので断片的な記憶だが、途中からその強烈なキャラクターに目が離せなくなってしまった。
テキトーに見ていたので詳細部分は違っているかもしれないが、そこはご容赦願いたい。


主人公はダイヤという女の子。
彼女の弟と友達と思われる男の子、その3人が何らかのツテで博士とガイドと一緒に南極まで探検に来たようだ。
博士とガイドが少し目を離している隙に主人公が
「シロクマ見つけた!」
と離れたため、3人は大人達とはぐれてしまう。

ちなみに南極にシロクマはいないらしい。
主人公が見たのは氷の山だったよう。
主人公の弟が「そんなことも知らないの?」と主人公を馬鹿にしていたが、見ていた私も知らんかった、へー…。


同行してきた大人よ、小学生を連れて南極に来たのだから絶対に目を離すな!
と言いたいところだが、アニメ展開あるあるとして大目に見ることにする。


すると突然の吹雪。
視界が奪われ博士とガイドさんを見失う。
風を避けるために氷山の割れ目に入っていく3人。
上から氷が崩れてきて閉じ込められそうになる。


「どうしよう?!」
弟と男の子が焦る。
すると主人公ダイヤは
「サバイバルの達人、ダイヤに任せて!」
とキラキラの笑顔を見せてズンズン奥に進んでいく。


もうこの時点で「この子ヤバい…」と思った私。

南極来たの初めてだろ?
どうしてそんなキラキラした目で「任せて!」とか言えるんだよ?
そもそも迷子になったらあんま動くな…。

そして奇跡的に出口を見つける3人。

これは奇跡だからな!
普通は凍死コースだぞ。

主人公とは絶対一緒に仕事したくないタイプだわ…旅行も無理…。


外に出ると見たこともない景色に戸惑う男の子たち。
そんな中
「到着した時の場所に戻ればいいんでしょ!」
と意気揚々と歩き出す主人公。
目がイッている。
(=なんの不安も感じていないキラキラした瞳の笑顔)

「あまり動かない方がいいよ」という弟や男友達の忠告も、ダイヤの耳には届かない…怖い!!


すると向こうの方に基地のような景色が!


喜び勇んで向かう3人。
しかし歩けども歩けども近づかない。
そのうち弟くんが気づいた
「もしかしたらこれは蜃気楼かもしれない…」

弟くん、きみ一番小さいのに超頭良いな!
君はおそらく国の宝だ!
国の宝がこんなヤバい姉のせいで命の危機にさらされている…。


野宿することにしたのかオーロラを見ながら過ごす3人。
どう考えても不安な状況なのだが、主人公はオーロラの美しさに感動してはしゃいでいる。
誰のせいでこんなことになってると思う?ダイヤちゃん。


そして弟からの迷言。
「僕、氷の山に閉じ込められそうになった時、もうダメだと思ったんだ。
だけどダイヤ(主人公)の「大丈夫!」という言葉に勇気をもらえたよ、ありがとう」

それを受けて主人公。
「サバイバルの達人、ダイヤに任せて!」


えー…こわいこわい…。
カオスすぎて怖い。
目を覚ませ〜、弟!
そもそもヤバいお姉さんのせいでこんなことになってるんだよ?


あとダイヤちゃんよ。
なんでずっとそんなキラキラした目をしていられるのさ?
天真爛漫を超えてホラーだよ…。
あんたのせいでこんなことになってるんだよ。
小学校でクラスの子達から詰められたことない?
あなたのことだからきっと経験あるでしょう?
その時、反省したり落ち込んだりしなかった?
おばちゃん、さっきからあなたの曇りなき眼(まなこ)が怖くてたまらないわッ!


南極の豆知識よりダイヤちゃんへの恐怖が勝ってしまった…。
あとダイヤちゃんに文句一つ言わない、むしろ崇めだす男の子たち2人の異様な空気感も。
これがストックホルム症候群というヤツか…。

ストックホルム症候群
誘拐事件や監禁事件などの被害者が、犯人と長い時間を共にすることにより、犯人に過度の連帯感や好意的な感情を抱く現象。ストックホルムシンドローム。
[補説]1973年にストックホルムで起きた人質立てこもり時間で、人質が犯人に協力する行動を取ったことから付いた

goo辞書より抜粋


途中から私は
「ヤバい、ヤバい!」
「絶対そばに寄ったらあかんタイプ!!」
と連呼していたように思う。


次回予告。


来週は3人がクレパス(氷のひび割れ)に巻き込まれそうになり、
南極の海に放り出され、
氷の上で漂流するようだ。

皆が無事に日本に帰られることを切に願う。

そして来週もヤバいダイヤちゃんのイッてる笑顔が見られるのだろうか…。
それともさすがのダイヤちゃんも凹んでしまうのだろうか…。


なんだか目が離せなくなってしまった。

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