注目のテーマ株!生成AIとChatGPTが支える人工知能関連銘柄でテンバガー期待
AI株こと人工知能関連銘柄は、生成AIやChatGPT効果で2023年に多くの銘柄が急反発しています。
人工知能関連銘柄はハイリスク・ハイリターンで、2018年の【3906】ALBERTや2021年の【2158】FRONTEOなど多くのテンバガーを輩出してきたテーマ株です。
人工知能関連銘柄に注目していきましょう!
1.AI(人工知能)とは1.什么是AI(人工智能)?
ChatGPTをはじめとする生成AIブームを背景に、人工知能関連銘柄が再び注目を集めています。
1-1.人工知能とは?1-1. 什么是人工智能?
人工知能(AI)とは、人間の知的活動を、ソフトウェアやコンピュータを使って人工的に再現するテクノロジー全般のことです。
株式市場では、人工知能関連銘柄は「AI株」とも呼ばれ、人工知能が社会的に注目され始めた2018年頃から大きく注目されるテーマ株となってきました。
人工知能関連銘柄のテーマ株としての特徴は、ハイリスク・ハイリターンであることです。
特に、東証グロース市場(旧・マザーズ市場)の人工知能関連銘柄はAIベンチャーを中心に多くのテンバガーを輩出しており、2018年には【3906】ALBERT(2022年12月に上場廃止)、2020年から2021年に掛けては【2158】FRONTEOが急騰しました。
人工知能関連銘柄はIPO市況においては2023年時点でも最強テーマ株となっており、2018年4月上場の【4382】HEROZは公募価格の10.88倍、2020年9月上場の【4011】ヘッドウォータースは公募価格の11.90倍を付ける、IPOテンバガーを達成しています。
ただ、人工知能関連銘柄は、2021年から2022年に掛けてはバブル崩壊となり、ほぼ全銘柄が暴落する事態となりました。
2023年には、画像生成AIやチャットボット型AI「ChatGPT」が全世界に衝撃を与え、生成AI関連銘柄やチャットボット関連銘柄として、人工知能関連銘柄が再び注目され始めています。
1-2.2023年はChatGPTバブルで人工知能関連銘柄は急反発
2023年の人工知能関連銘柄の株価動向を理解する上では、「生成AI」と「ChatGPT」という2つのキーワードは必ず理解しておきましょう。
生成AIとは、画像や文章、音声、プログラムコードなど、さまざまコンテンツを生成する人工知能のことです。
代表的な生成AIとして、チャットボット型AIの「ChatGPT」が挙げられます。
「ChatGPT」は、質問を入力すると、人工知能がその回答として会話文を出力するもので、人間と変わらない会話を楽しむことが可能です
「ChatGPT」以外にも、画像生成AI「Stable Diffusion」なども話題となっており、音声生成AIまでもが登場しています。
2023年は、ChatGPTをはじめ世界的に生成AIブームとなっており、人工知能向けGPUを手掛ける半導体企業【NVDA】NVIDIAは好業績を背景に、GAFAMと並ぶ時価総額100億ドル(約1兆円)超えを果たしました。
生成AIブームの波は東証にも訪れており、2021年から2022年に掛けて暴落相場となっていた人工知能関連銘柄には反発の波が来ています。
ただ、その一方で、ChatGPTを開発したAIベンチャーのOpenAIは、売上も増えているもののコスト増には追い付かず赤字が拡大しており、生成AIは利益を出しづらいのではないかという懸念があることも確かです。
また、ChatGPTをはじめとする生成AIへの人々の熱も、2023年初頭に比べると落ちてきている点は否めません。
今後、人工知能がどのように発展し、社会をどう変えていくのかは未知数であるため、注視が必要です。
★注目ポイント1
人工知能関連銘柄は、ハイリスク・ハイリターンのテーマ株。
人工知能関連銘柄は【3906】ALBERTや【2158】FRONTEOなど多くの急騰株を輩出してきたが、2021年から2022年に掛けてはバブル崩壊の全面安となった。
2023年には「生成AI」や「ChatGPT」が世界的に注目されたことで、東証の人工知能関連銘柄も急反発している。
詳しい銘柄情報については前回の記事「2024年東証スタンダードテンバガー銘柄候補」をご参照ください。 2023年のTOPIXスタンダードの株価動向(後編)と2024年の注目テーマ株を紹介
2.人工知能関連銘柄が上昇する理由と過去に上がった銘柄
生成AIやChatGPT効果で、2023年に大きく上がっている人工知能関連銘柄を見ていきましょう。
2-1. 2023年テンバガー達成!【4011】ヘッドウォータース
AIソリューション事業を手掛ける【4011】ヘッドウォータースは、2023年に急反発してテンバガー達成となった人工知能関連銘柄です。
同社は、ChatGPTなどのOpenAIモデルを、MicrosoftのクラウドAzure上でセキュアに提供する「Azure OpenAI Service開発」を提供しています。
同社は、2020年11月上場の際には上場初値28,560円を付け、公募価格(2,400円)の11.9倍というIPO記録を達成した銘柄としても知られています(※いずれも株式分割:1→2前の株価で換算。現在価格はこの半分)。
ただ、IPO後には大暴落となり、2022年にはIPO初値から約-90%となる水準で低迷。
2022年12月には1,630円を付けていましたが、ChatGPTブームを背景に2月から急騰し、7月3日には16,630円まで上昇。
この期間中に10.20倍(+902%)のテンバガー達成となっています。
ただ、それでもIPO上場時に付けた高値18,125円には届かなかったことは留意しておきましょう。
2-2.2023年は多くの人工知能関連銘柄が反発!【4444】インフォネットなど
2023年は生成AIやChatGPTブームを背景に、多くの人工知能関連銘柄が反発となっています。
【3132】マクニカホールディングス:+171%(2,685円→7,300円)
【3984】ユーザーローカル:+183%(1,169円→3,315円)
【4055】ティアンドエス:+227%(1,122円→3,680円)
【4382】HEROZ:+204%(838円→2,550円)
【4388】エーアイ:+207%(579円→1,780円)
【4444】インフォネット:+320%(683円→2,870円)
【4476】AI CROSS:+147%(787円→1,948円)
【7046】TDSE:+227%(1,200円→3,925円)
※2022年9月以降の安値から2023年9月までの最大上昇率。
ただ、どの銘柄もあくまで“反発”に留まっており、この中で上場来高値を超えて上げている銘柄は、半導体株としても買われている【3132】マクニカホールディングスのみです。
また、上記の上昇銘柄だけを見ると人工知能関連銘柄は強い印象ですが、IPO銘柄を中心に暴落が続いている人工知能関連銘柄も少なくありません。
人工知能関連銘柄は、2021年から2022年に掛けてのバブル崩壊が重く、2023年はあくまでその反発になっていると認識しておくようにしましょう。
★注目ポイント2
・2023年は生成AIやChatGPTブームを背景に、多くの人工知能関連銘柄が反発しており、【4011】ヘッドウォータースはテンバガー達成となった。
・ただ、多くの人工知能関連銘柄が2021~2022年暴落の反発に留まっており、上場来高値を超えて上昇している銘柄はほとんどない。
3.人工知能関連銘柄リスト
注目度の高い本命株を10銘柄取り上げます。チェックしておきましょう。
4. オススメの人工知能関連銘柄3選!
急騰も期待できそうなオススメの人工知能関連銘柄を見ていきましょう。
4-1.【3132】マクニカホールディングス
市場 東証プライム市場
企業概要 独立系半導体商社大手。AIやセキュリティ分野も手掛ける。
東証には、NVIDIAのような人工知能向けに強い世界的な半導体企業は残念ながらありませんが、マクニカホールディングスは人工知能も手掛ける半導体株として買われています。
東証プライム市場の銘柄であるため、新興のAIベンチャーのようなハイリターンは期待できませんが、東証プライム市場の銘柄としておすすめです。
4-2.【4011】ヘッドウォータース
市場 東証グロース市場
企業概要 企業のビジネス課題を解決するAIソリューションを提供。
ヘッドウォータースは、2023年に最も大きく上昇した人工知能関連銘柄で、テンバガー達成となりました。ただ、7月3日に16,630円を付けた株価は、9月29日には7,630円と既に半減しています。
テンバガー株の宿命として、今後もジェットコースターのような値動きをしながら売り圧力が掛かっていくものと思われます。短期投資向けの銘柄として押さえておきましょう。
4-3.【2158】FRONTEO
市場 東証グロース市場
企業概要 訴訟支援向け人工知能(リーガルテックAI)に強みを持つAI ベンチャー。
FRONTEOは、訴訟支援向け人工知能に強みを持つ異色のAIベンチャーです。
2020年3月のコロナショックから2021年11月までに156円→5,300円と30倍以上になりましたが、その後は大暴落となっています。
2023年9月末時点では640円まで下げましたが、まだ下げる余地がありそうです。
今後、さらに下げて低位株やボロ株領域になったら、チェックしておいてもよいのではないでしょうか。
5.まとめ
人工知能関連銘柄は、生成AIやChatGPT効果で2023年に多くの銘柄が急反発しており、【4011】ヘッドウォータースはテンバガー達成となっています。
ただ、2023年の人工知能関連銘柄の急騰は、2021年から2022年に掛けての大暴落の反発に留まっている点はチェックしておきたいポイントです。
今後、人工知能関連銘柄がマーケットで注目を集められるかどうかは、生成AIのさらなる発展に掛かっているものと思われます。
ChatGPTなどの生成AIは発展を続けていますが、OpenAIは経営難も伝えられており、また2023年初めに掛けての熱に比べると多くの人が興味を失いつつある点は否めません。
今後も生成AIを中心に人工知能に関するニュースにはアンテナを張っておき、人工知能関連銘柄の動向は要チェックしておきましょう。