驚きの変身!元野犬が社交的になったワケ
保護犬のラミとまめ、ボーダーコリーのソナを家族に迎えたダンデライオン@保護犬広め隊です。
たくさんの愛をくれて素晴らしい伴侶となれる保護犬が、犬を飼うときの選択肢のひとつになることが当たりまえになることを祈って、保護犬のことや元保護犬との生活を中心に発信しています。
元野犬の子だったラミとまめは、とても臆病でとてもこわがりです。
これは野犬の特徴で、自分から家族以外の人や犬に近づくことはできず、トラックなどのエンジン音やシャッター音など大きな音はとっても苦手で、反射的に逃げようとします。
散歩でよく会う人や犬でも決して近づくことはできません。社会性がないのです。
災害が頻発している日本。
いつ避難生活になるかわからないので、社会性を養う方法がないか考えていました。
犬の社会性とは?
犬や人がいる場所といえばドッグランかと思い、ドッグランの効果を調べてみました。
ドッグランに行くことで社会性を学ぶことができる可能性があるのなら、ラミとまめの社交性を育むために、ドッグランに行ってみるのはいいかもしれません。
あえて大通り沿いにあるドッグランに通ってみることにしました。
【初回】
知らない人。
知らない犬。
知らない場所。
大通りから聞こえる苦手な車のエンジン音。
ラミとまめは大通りから一番遠いドッグランの隅で固まり、ソナだけ散歩程度にドッグランを歩き回って楽しみました。
「これ、連れてくる意味ある?」
正直な第一印象はこれでした。
しかし通っているうちに、それぞれに変化がみられました。
元野犬の子だった保護犬ラミの変化
推定3歳。
ラミを撫でようとしてくれたけど、怖がるラミを見て
「怖いの?また今度触らせてね」
と声をかけてくれる、犬のことをよく理解している優しい飼い主さんが多いことに気がつきました。
ラミが怖がると無理に近づいて撫でようとせず、少し離れた場所からお話ししてくれるのです。
しばらくすると、優しく声をかけてくれた人の後ろから近づいて、クンクン臭いを嗅いで戻ってくるようになりました。
そしてドッグランに新しく来た子に自分からあいさつに行って、時にはバンビのように走って遊べるようになってきました。
休憩するときは、あいわらず大通りから離れた場所で休みます。
なんと散歩でも変化がみられてきました。
トラックのエンジン音などの生活音が多い昼間の散歩が苦手でしたが、昼間でも散歩に行けるようなったのです。今まで怖くて近づけなかった大通りの横断歩道を、渡ることができるようになり散歩の範囲が広がりました。
散歩中に犬に会っても、少しずつ吠えなくなってきました。
元野犬の子だった保護犬まめの変化
推定1歳。
ドッグランに慣れて、3匹だけの時は走り回って遊べるようになりました。とてもバネがあり、一番スタミナがあることがわかりました。走っても走っても誰より元気です。
まめのことを撫でてくれる人がいても、まだ怖くて逃げてしまいます。
休憩するときは、大通りから遠い場所で休む姿は変わりません。
他の犬と遊ぼうと、近づこうとするようになってきました。
しかし家でソナとガジガジして遊ぶことが多い19キロあるまめが、小型犬といつも通り遊んでトラブルになってしまうことは避けたいので、小型犬がいるときはリードをつけています。
まめも、散歩中に変化が見られるようになってきました。
散歩中に知らない犬に向かっていくことが少なくなってきました。
知らない犬に慣れてきたのかもしれません。
ボーダーコリー ソナの変化
2歳。
ドッグランのお気に入りのストレートを、私たちと一緒に10本以上往復ダッシュするので、こっちはヘロヘロです笑笑
走るだけ走って満足すると、ドッグランの入り口に行って「もう帰りたい」とアピールします。
本来ボーダコリーは、人や犬にすぐ行くほど社交的な性格の犬ですが、ソナが自分から他の人や犬のところに行ったり、遊ぶことはほとんどありません。
8ヶ月までブリーダーさんのところで育ったソナは、特定の人や犬としか接してこなかったことが要因のひとつかなと勝手に思っています。
結果
ドッグランに行ったことで、元野犬の子だったラミとまめの社会性が育まれました。
散歩中に他の犬にあまり吠えなくなってきたことも、社会性が育まれてきた効果ではないかと思っています。
1番変化したのはラミでした。
引き続きドッグランに行って、3匹の変化を見守っていきたいと思います。
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1匹でも多くの保護犬の未来が、明るく輝きますように。