見出し画像

保護犬引き取りガイド【第14回】元野犬を引き取るということ

たくさんの愛をくれて素晴らしい伴侶となれる保護犬が、犬を飼うときの選択肢のひとつになることを祈って、元保護犬との生活を中心に発信しているダンデライオン@保護犬広め隊です。

ラミを保護団体から引き取った過程をシリーズ化
全15回でお届けします。

今回は第14回「元野犬を引き取るということ」

保護犬引き取りガイド
【プロローグ】はじめに
【第1回】No.1を見つけよう
【第2回】コンタクトをとってみよう
【第3回】保護犬の譲渡条件って厳しい?
【第4回】自宅訪問って何?
【第5回】譲渡決定!迎える準備をしよう
【第6回】譲渡費用について
【第7回】我が家へようこそ
【第8回】多頭犬飼育の迎えかた
【第9回】病院受診をしよう
【第10回】マイクロチップ挿入は義務
【第11回】フィラリアは予防が大切
【第12回】ワクチン接種をしよう
【第13回】ノミ・ダニ対策も必要
【第14回】元野犬を引き取るということ
【第15回】保護団体とのおつきあい
【エピローグ】おわりに

3匹の愛犬に囲まれ幸せな私。

ラミとまめは、保護団体「ちびたまのしっぽの愛護会」卒業生で、野犬の子でした。

初めて保護犬として引き取ったラミと出逢い、野良犬と野犬は大きく違うことを知り、野犬の特徴を調べてみました。

警戒心と恐怖心が非常に強い。生まれてから人を含めて人間社会にあるものを見たことがない犬が大半なので、あらゆるものを怖がり、家庭に慣れるまでに時間がかかる。首輪やリードをつけることさえ最初は難しい。怖いときに逃げ回る犬のほうが慣れやすく、腰を抜かしたように固まる犬は慣れにくい。

保護犬を迎える心得や接し方。野犬・野良犬・元飼い犬ではどう違う? (petlives.jp)


これを読んでみて、ラミとまめの特性と似ているなと思いました。


【第14回】元野犬を引き取るということ

ラミとまめから感じた野犬の特徴
①こわがりで臆病
②人見知り
家と家族が大~好き

注意は必要ですが、とにかく家と家の人が大好き!
幸せをいっぱいくれます!

①こわがりで臆病

大きな音や知らない場所は、散歩中でも怖くて進めなくなり、場合によってはその場から逃げ出すことに必死になります。
脱走してしまう危険があります。


突然逃げ出そうとする動画撮影を考えましたが、動画撮影は危険が伴うためあきらめました。

そう、その時は突然散歩中にやってくるんです。
この子たちがダブルリードで散歩していても首輪抜けしそうになるときがあるため、注意引っ張りすぎない力判断力が必要です。


ダブルリードでお散歩中の脱走防止方法はこちらの記事をどうぞ。

1匹だけでの散歩は、ラミとまめにとって不安が大きいようなので、散歩は3匹いっしょに行きます。

1匹では嫌がって外には絶対に出ず、外に出ても前には進みません。


「ちびたまのしっぽの愛護会」から迎えるときに、脱走対策はしっかりしてほしいと言われましたが、実際に家族に迎えてから脱走対策はしっかり必要だと痛感しています。
逃げてしまったらパニックになることは容易に想像でき、交通事故に遭う可能性がとても高いと思うからです。

脱走対策は、散歩中の脱走と、家からの脱走のどちらもしています。
脱走対策はこちら。


②人見知り
散歩中によく会う人や犬にも、人見知りが発動して逃げ腰。
今は災害等もあるので、少し慣れてほしいのですが・・・

社会性を養いたい。

そこで週末にドッグランに行ってみることにしました。
週末ドッグランに行きはじめて数ヶ月。


ラミに変化が出てきました。

ドッグランにいる人や犬に、自分からあいさつに行くようになってきました。
ラミ流のあいさつは、とっても控えめ。
そっと近づいて、クンクンして戻ってきます。

自分から違う人や犬のところに行けなかったラミの、小さいけど大きな変化


ラミとまめが無理なく社会化関わりが養えるような関わりを、これからも続けていきたいと思っています。

りりしいけど甘えん坊のラミ


③家と家族が大好き

注意点ばかり書いてきましたが、かわいいです!!!

表情豊か
甘え上手

他の人には見せない表情を、家では見せてくれます。

「人見知りの子がこんな顔をするんだ。」

そんな穏やかな笑顔を見ると本当に癒やされます


散歩が終わると、すぐに家の中に入ってくれる。
多頭飼いの場合、これはとっても助かるポイントです。

3匹が家に入りたくないと嫌がったら・・・
想像できますよね笑笑

勇ましいけどあまったれのまめ

野犬って飼いにくいの?

野犬は、飼いにくいと聞いたことがあるしれません。
臆病だし人見知りだし・・・

でも、その特徴を知って入れば問題なし

ソナは我が家では3代目のボーダ-コリー。
ボーダーコリーと比較してみて、野犬だから飼いにくいわけではないと思います。

犬も人と同様、長所と短所があります。


犬は犬種によって特徴があります。
飼ってみてわかったボーダーコリーの特徴

・飼い主に忠実
・人の話を聴く
・弱い相手を守る
・散歩(運動)が大好き
・相手の気持ちもくみ取れる
・ラミとまめの橋渡し役になる
・動くもの(車・自転車など)を追いかけたくなる
・ラミやまめが怒られると、間に入って怒られている子を守る
などなど

しかしこれらの特徴も、ひとつ間違えると大変なことになります。

・動くものを追いかけて事故につながる
・信頼していない人の言うことは聞かない
・運動量が足りないとストレスがたまって問題行動となる
・圧倒的リーダーになると、自分の主張は相手を傷つけてでも聞かせるようになる

実はボーダーコリーは飼いにくい犬種とも言われています。

しかし私は、ボーダーコリーほど、相手の気持ちに寄り添うことができて、話しを聞いて忠実な犬はいないのではないかと思っています。


気遣い上手のボーダーコリーのソナ


そう、野犬だから飼いにくいのではないということ。
どの犬だって、いい面と困った面があるのです。


第14回はここまで。
第15回は「保護団体とのおつきあい」です。

これまでの保護犬引き取りガイドはマガジンでどうぞ。

私にとって犬は家族であり宝物

そんな犬を家族に迎えて「迎えてよかったこと」「迎えて大変なこと」を書いた記事。

犬を迎える参考になったら幸いです。


これからも保護犬に関する情報を発信していく予定です。よかったらフォローやスキをお願いします!


1匹でも多くの保護犬の未来が、明るく輝きますように


いいなと思ったら応援しよう!

ダンデライオン@保護犬広め隊|元保護犬2匹+3代目ボーダー1匹との暮らし|金曜日7時投稿
保護犬支援をして社会貢献してみませんか🐶サポートしていただいたお金は、すべて保護団体「ちびたましっぽの愛護会」に寄付させていただきます🌈