新しい家族!最初はドキドキ、ちょっとハラハラ?
ある日、我が家にやってきた小さな保護犬ラミ。
キラキラした瞳で隅っこに丸まっている姿を見たとき、私たちは『この子を絶対に幸せにしよう』と心に誓いました。
それから数年、ラミはかけがえのない家族となり、さらに2匹の仲間たちと賑やかな毎日を送っています。
多頭飼育を始めるときにいくつかの不安がありました。
その不安をどう乗り越えたのか。
試行錯誤の日々を綴ります。
ダンデライオン@保護犬広め隊は、保護犬だったラミとまめ、そしてボーダーコリーのソナと暮らしています。
「ダンデライオン」はたんぽぽのこと。
花言葉の「幸せ」のように、保護犬たちと温かい家庭が結ばれ、たくさんの幸せが広がってほしいという願いを込めて名付けました。
保護犬を迎えることは、命を救うだけでなく、私たち自身も大きな幸せを受け取る素晴らしい経験です。
たくさんの愛をくれる保護犬たちが、温かい家族と出会えることを願い、保護犬との暮らしを発信しています。
犬を飼うときの選択肢の一つとして、保護犬を迎えることが当たり前になるように、情報発信を続けています。
我が家の愛すべき3匹をご紹介します!
ラミ♀(3才):元保護犬 ツンデレ
少し臆病なところがありますが、甘えん坊な一面も。じっと見つめる瞳がチャームポイントです。
ソナ♀(2才):ボーダーコリー お世話好き (ソナの写真) いつも元気いっぱいで、他の2匹の面倒もよく見てくれます。
まめ♂(1才):元保護犬 ザ・末っ子
天真爛漫で甘え上手。いつも周りを笑顔にしてくれます。
この3匹と、毎日賑やかに過ごしています!
時には大変で心が折れそうになることもありますが、3匹の愛らしい姿を見ると、全てが報われる気持ちになります。
そんな毎日を10回シリーズでお送りしています。
今回は、そんな我が家の多頭飼育のリアルを、いくつかのエピソードと共にご紹介します。
おはぎとの出逢いと別れ
初代ボーダーコリーのボウが亡くなり、元野犬の子だった保護犬のラミを迎えて、犬との生活を再開した私たち家族でした。
ラミを飼い始めて、もう一度ボーダーコリーとの生活を送りたくなったため、保護ボーダーコリーを探しました。
しばらくすると、再び「ペットのおうち」で保護ボーダーコリーと出逢いました。顔の毛がほぼ黒い保護ボーダーコリーでした。
元飼い主から虐待されていた過去を知り「我が家では甘やかすし、甘えてもらいたい」という願いを込めて、『おはぎ』と名付けました。
2歳11ヶ月だったおはぎが我が家に来たとき、ラミは7ヶ月でした。
おはぎは我が家に来て約1年で急逝してしまいましたが、おはぎはラミにとって、母親のように優しく教え、兄のように守ってくれる存在でした。
おはぎは、ラミが遊びたいときは寝ていても起きて遊んであげ、いけないことをすると穏やかに教え、散歩が苦手なラミが進める道を歩き、ラミに踏まれても怒らない、常にラミファースト。
本当にラミを大切にしてくれていました。
ラミはおはぎの横で眠り、常に一緒に行動していました。
おはぎが亡くなった日の夜のこと。
雷が鳴ると、普段は怖くて部屋の角で震えているラミが、おはぎの横で背筋を伸ばして座り、まるでおはぎを守っているようでした。
保護犬だって、仲間を慕い守るんです。
血統書の有無ではなく、一緒に生活することで、絆は芽生え、お互いを大切にすることがよくわかりました。
ラミ・ソナ・まめの関係性
昨年ラミは3歳、ソナは2歳、まめは1歳を迎えました。
ソナが我が家に来たときには、ラミは1歳を過ぎていて成犬になっていました。
「ちびたまのしっぽ愛護会」代表の山下さんが、野犬の子は上下関係がしっかりとできていると教えてくれたとおり、1歳を迎えているラミにとっては、自分より小さいソナは年下だと認識しているように思います。
しかしソナは、自分の主張を通そうとするラミにイライラして、ケンカに発展することがあります。
まだ2才の幼いソナは、ラミを注意しようとついお尻を噛んでしまいます。ラミはソナの意図を理解できず、取っ組み合いの喧嘩になってしまいます。
こんな時は、苛立ってしまったソナの気持ちを尊重し、主張を通そうとしたラミのいけなかったところを伝えるようにしています。
ソナが2歳になり、自分の気持ちをだいぶコントロールできてきているように感じていますが、ラミの成長を待っているところです。
そんな時、ラミやソナの成長を願いながら、『早く大きくなれ』と心の中で思わずつぶやいてしまいます(笑)
まめは、ラミとソナから弟扱いされています。
ラミは怒っているような声を出しますが、まめが遊んでいたおもちゃをほしがったおもちゃは貸してあげられる優しいお姉ちゃんです。
ソナは自分が遊んでいるおもちゃは貸してあげられず、持って逃げていきます。
ラミにはラミのいいところがあるんです。
最近では、ラミとソナがケンカモードになってくると、まめが2匹の間を走り抜け、険悪な雰囲気を吹き飛ばしてくれます。
3匹それぞれいいところがあるんですね。
3兄弟といったところでしょうか。
不思議なことに、3匹でお留守番しているときにケンカになったことは一度もありません。
ベイビーモニターをペットモニターとして使用していますが、それぞれ寝ていたり、窓から外を眺めて過ごしていることが多いです。
多頭飼育で不安だったこと
多頭飼育を始めるとき、私たちは様々な不安を抱えていました。
不安はたくさんありましたが、最終的には「私たちができることは全部やろう!」と覚悟を決めました。
2匹目を迎えるときは特に不安が大きかったのですが、3匹目のまめを迎える頃には、「なんとかなる」と思えるようになったのは不思議です。
次回は「第2章:平等ってなんだ?焼きもち焼いちゃう?多頭飼いの平等って難しい!」
1月31日投稿予定です。お楽しみに!
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すべての保護犬に、温かい家庭と愛情が届きますように。