寄り添い続ける「ちびたまのしっぽの愛護会」代表・山下さんにインタビュー【後編】
たくさんの愛をくれて素晴らしい伴侶となれる保護犬が、犬を飼うときの選択肢のひとつになることが当たりまえになることを祈って、保護犬のことや元保護犬との生活を中心に発信しているダンデライオン@保護犬広め隊です。
ラミ、まめ、先代2代目保護ボーダーコリーおはぎは、保護施設「ちびたまのしっぽ愛護会」の卒業生です。
そのご縁で「ちびたまのしっぽ愛護会」代表の山下未愛(やましたみのり)さんに、インタビューする機会に恵まれました。
大長編になったので前編・中編・後編の三部作でお届けしています。
前回は、保護猫保護犬活動の現状をお聞きしました。
中編についてはこちらをご覧ください。
まとめて読むときはマガジンがおすすめ↓
今回はこれからの展望について詳しくインタビューしました!
動物たちと共生する社会の実現に向けて
保護活動を続けていく中で「動物と共生する街」を夢見るようになった山下さん。
ご主人やボランティアさんと手を取りあいながら、動物たちを幸せな家庭に導けるように保護活動を続けられています。
ーー現在の活動について教えてください。
猫はTNRという方法があります。保護猫に不妊手術をして、次の命が生まれるのを防いだ状態で地域猫として暮らしてもらいます。これ以上、不幸な猫を増やさないために一生懸命取り組んでいます。
去勢手術をした猫は、耳をV字にカットします。その形から「さくらねこ」とも呼ばれています。
ーー活動するなかで困っていることはありますか?
不用意に野良猫にエサをあげないでほしいのです。本人は猫をかわいがっているつもりかもしれませんが、野良猫の繁殖を手伝っているのと一緒です。
本当に猫のことを想うのであれば、TNRに取り組んでいただきたい。自分でできない場合は、お近くのTNRに取り組んでいる団体に連絡してください。
ーー殺処分の現状を教えてください。
山口県の殺処分の数は減っています。山口県の殺処分が減っているのは、ボランティアの功績ですね。
保健所に収容されたあと里親さんが出てこない場合は、私やボランティアさんが連れて帰ってシェルターで保護します。
ーー里親にはなれないけど、できることはありますか?
預かりボランティアさんを募集しています。預かりさんのお宅で犬や猫を慣らしていただいて、里親さんにつなぐこともしているんです。
近くにお住まいの方でのであれば、お散歩ボランティアさんも大歓迎です。田舎に行くほど人手がないので、月1回でもお散歩ボランティアさんが入ってくれると、とても助かります。
ボランティアの詳細についてはこちら↓
直接的なボランティアが難しいのであれば、無理のない範囲で支援物資や寄付金を送っていただけるのも嬉しいです。
物資の支援についてはこちら↓
Instagramでも発信しているので、拡散の協力も嬉しいです。
飼わなくても、さまざまな支援の方法があるので、小さなことからそこからスタートいただけると本当に助かります。
ーーこれからの展望を教えてください。
山口県長門市から野良猫がいなくなって、現状の子たちの殺処分ゼロになることを目指しています。
「動物と共生する街」ができたらいいなと思って、取り組みを続けています。
取材後記
今回インタビューする機会をいただいた山下未愛(みのり)さんには、改めてこの場をおかりして感謝申し上げます。
初めてのインタビューのため、note運用チャレンジ部の山口なつめさんにたくさんのサポートをしていただきました。この場をおかりして感謝申し上げます。
今回の取材を通して、活動への思い、活動の重要性、活動の実際を知ることができ、動物たちへの深い愛情と活動に対する熱い情熱や想いを、少しでも伝えられたらと思いながら執筆しました。
保護犬だったラミやまめが、山下さんやボランティアさんの思いに支えられて我が家まで来たことを知ることができて、個人的にも大きな意味がありました。
保護犬支援は、里親にならなくてもできる方法があり「保護犬広め隊」として、より多くの方に保護犬猫のことや支援方法を知ってもらうために、noteを続ける励みになりました。
そして多くのフォロワーの方々にフォローしていただき、記事を完成させることができました。記事を読んでいただいたnoterさんに心から感謝しています。
これからも保護犬に関する情報を発信していく予定です。よかったらフォローやスキをお願いします!
我が家の保護犬ラミ・まめ、ボーダーコリーのソナとの日常生活をXでも発信しています。よかったらこちらもフォローお願いします。
1匹でも多くの保護犬の未来が、明るく輝きますように。