見出し画像

GOLD RUSH4話についての所感

noteの使い方にもだいぶ慣れてまいりました。どうも、通りすがりの手毬Pです。


『GOLD RUSH』を読むためにアカウントを作ったチャンピオンクロスですが、最近は『弱虫ペダル』ばかり読んでおります。箱根学園の泉田くんが今のところ好きです。

さて、いつの間にやら『GOLD RUSH』4話が無料分に来ましたね。私の使っているカードがチャンピオンクロスの課金に対応しておらず、今回は泣く泣く4話のみの感想とさせていただきます。
本誌で読め?いっつも買うの忘れるんですよ

前文も程々にして、なるべく視野を平にして参りましょう。

前回の感想はコチラ


大枠の感想

『GOLD RUSH』第4話ですが、簡潔に言えばことねの初めてのアイドルとしての仕事ですね。

大雑把な感想にはなりますが、ところどころ気になる点はあるにしろ、アイドル漫画の展開としては凡そ真っ当な展開なのではないでしょうか。

内容自体も、致命的に悪い点はありません。
お金に執着することねに、お金持ちの千奈さんをぶつけた事も悪い判断ではないと感じました。
1話で立てた『ことねにとってのアイドル』の土台の上で、『なぜ・どういったアイドルになりたいか』という目標を自ら再確認させる。この導線は1話から変わらず素晴らしいものだと感じます。
静紅さんがことねへ向ける温かい感情も垣間見えて、ゴルラのファンにとって印象深い1話になったのではないでしょうか。

細かいところを見ていく

全体的な感想はそうとして、細かく見ていきましょう。良い点、悪い点、微かな違和感可能な限り全て余さず摘み取ります。

倉本千奈、という女。

私は『GOLD RUSHについての所感』で語った通り、学園アイドルマスターに滅茶苦茶のめり込んでいるわけでもなければ、手毬以外10話を見ていません。

なんなら千奈さんはトゥルエンすら見れておりません。ですが友人に学マスでプロデューサーデビューした千奈キチの男が居りまして、そいつから伺った情報や、親愛度コミュ6話ほどまでの知識は持ち合わせております。
その上で感じたことは、恐らく𝕏上で皆さんが口々に仰ることとあまり変わりはないでしょう。

なんか変じゃね?

はい、さすがに違和感を覚えました。
お嬢様としての丁寧語が雑すぎたり、そもそも初対面の人間への接し方がおかしかったり、ああいう俗らしい有料ブログを読んだり…と。
ストーリーを組み立てる為の舞台装置として利用されている感じが否めなかったです。一人の人間、アイドル、キャラクターではなく、藤田ことねにこのようなタスクを遂行させるためのNPC…というのは痛罵が過ぎますでしょうか。

当然、表情がコロコロ変わる様やもちもちした輪郭線など、彼女らしく可愛いシーンもございましたが、なんというか…いえ、私自身にわかであることは承知の上ではございますが…

彼女、ここまでマイナスな子でしたっけ…?

結構物怖じ無くズバズバ言っていくタイプの子ではありますが、ここまでマイナス思考な子ではなかった気がします。そこの所千奈Pの忌憚なき意見をお伺いしたいです。

少なくとも私がプロデュースした限りの話では、「そんなの無理!」って言うのは体力的精神的に限界スレスレの時だけだったような気がするのですが…。それに、手毬の激励(と呼ぶには些か言葉の選び方が手毬ズムすぎるが)で眉をVの字にして前を向けるような、そんな子だった…と認識しておりました。

しかし、漫画を描く上で履修と理解を無く描くはずもないでしょう。
この違和感はにわかな私の勘違いであり、猪ノ谷先生の解釈が正しいのだろうと、とりあえず納得しようと存じます。

いや、でも、それはそれとして千奈さん関連でもう一つ気になったことがありました。

屋敷内の諸々について。

なんかみんなスリッパ履いてなくない!?

屋敷内って土足、最低スリッパでは!?
特に財閥の家ならば自分の足はもとより客人の足を汚す可能性のある選択肢を取りますかね?その家の品格や礼節に関わるお話だと思うのですが、倉本家はそこら辺バカ緩いんですかね?

千奈さんと静紅さん、ことねだけなら「千奈さんはホストだし無関係として、ゲストの2人はそういうマナーを知らないから」みたいに解釈できそうなところはありますが、使用人も履いてないんですよ。

主人の家屋内で靴下直で歩きますかね?歩かなくないですか?

ここまで描いて思いました。
…私の常識外れている可能性を疑っていないな、と。

というわけで手元にある漫画やアニメから可能な限り金持ちサンプルを探しました。

・四宮邸(『かぐや様は告らせたい』より)
割とご存知の方も多いはず、『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』より、メインヒロイン四宮かぐやの邸宅です。
私が持っているのは4巻と17巻〜20巻までというすごく奇妙な巻数ですが、4巻の御見舞回、17巻の早坂回から客人はスリッパ、使用人は土足ということが確認できました。

・龍門渕邸(『咲-Saki-』より)
女子高生異能麻雀バトル漫画『咲-Saki-』より、作中屈指のお嬢様である龍門渕透華の邸宅です。
漫画の方はスピンオフである阿知賀編と『怜-Toki-』、四コマの『咲日和』しか持っていません。なのでアニメ1期を調査しました所、第19話『友達』にて主人も使用人も客人も土足であることが確認できました。例外として、天江衣というキャラだけは裸足…の筈です。

・鈴木邸(『名探偵コナン』より)
金持ちと言えばコイツ、何かあったらコイツを呼べば良い『名探偵コナン』から鈴木園子の邸宅です。
こちらは資料が潤沢過ぎて逆に探しづらいのですが、面倒くさくなってGoogleで「鈴木園子 家」で検索したら一発で出てきました。全員スリッパです。例外として外部侵入者の怪盗1214号だけは土足です。スニーカーです。ナメてます。

やっぱ倉本邸がおかしいですよね!?!?
客人を迎えるのにスリッパも履かない家、倉本家。
客人にスリッパも履かせない家、倉本家。

まだあります。こちら持論にはなりますが、
使用人って普通内側からドア開けます??
私の知る限り外で控えて、主人が通過するのに合わせてドアを開け閉めするか、両側に控えているかのどちらかだと思うんですよ。

最後にこれは本当に言いがかりですが、
倉本父、忙しくないんですか???
娘がパって気軽に会いに行けるような程度の家柄なんですかね倉本家。これはウマ娘プリティーダービーの話になりますが、マジ王女を除いて作中で1、2を争うお嬢様であるダイイチルビーの両親は柔らかい性格をしていますが忙しすぎて彼女ですがなかなか会えないのです。
でも4話では漫画的なテンポもあるでしょうが、走って会いに行って、くだらない質問に答えてもらう程度の暇は持て余しています。というか、家に居ます。
これが平日の昼間か放課後か休日かにも寄りますがなんか家に居ます。もしかして倉本父って婿さんなんですか?嫁さんが凄いパターンですか?

…おそらく、沖乃ゆう先生はこういった知識がないのかもしれません。

犬束静紅の動向

…ブログで自分のアイドルの事悪く言いすぎじゃないですか?
赤点、事実です。
銭ゲバ、事実です。
事実だからといってそのまま書いていいんですか?なんなら相手は学生で見習いとは言え、アイドルですよ?担当プロデューサーとはいえ炎上モノでしょう。

そしてブログのデザインセンスがない。
ラム○技術部に教わってきてほしい
このセンスで天才って本当??

それに「過去でお金稼ぎしてる」と言うことはもしかして彼女の境遇全部書いてます?女子高生の個人情報を!?!?!?
しかもこれ千奈さんの反応的に有料記事のくせにロクなこと書いて無いのでは??しっかり内容書いてあったら「なぜアイドルを志したか」「中等部時代どう乗り切ったか」など聞かないのではないでしょうか。

問題視されてる情報商材となんの違いがあるんですかコレ。

「一流が儲かる。アイドルじゃなくていい」という言葉は彼女達に「なぜアイドルを選んだか?」を確認させるための鋭い言葉でちょっと感動すら覚えたのに、事前のこの描写だけで大分胡散臭いですもの…。

正直今回の静紅さんは擁護できるところが少ないと思われます。

あとアオリ文もあまり良くありませんね。「一歩ずつ、理解し合うふたり。」とありますが、
この回でことねは静紅さんの何を理解したのでしょうか…?

正直私には読み取れませんでした。

1ページ目のあれ。

これは本当に偏見になりますけどあれたぶん原作の要素ねじ込んでプレイヤーを喜ばせようとする演出ですよね。

おそらくゴルラの読者の大体が「『GOLD RUSH』とゲームはしっかり線引きしてほしい」と思っているのではないかと存じます。
というか、私が基本的にそういうオタクです。
ウマ娘然り、ブルアカ然りです。
「アニメウマ娘の要素をゲームにあまり持ち込まないで欲しい」
「アニメブルアカの先生を正しい先生だと思わないで欲しい」

みたいな。
多分そういうオタクは私一人ではないはずです。

アイドルのステータス評価表みたいなの、あれは無い方が心良くスッキリ見れました。

これは厄介オタクの独り言なので無視していいです。

ぶっちゃけた話

ここまで色々語ったんですけど。本当に本当にぶっちゃけるんですけど。

…この話脚本上必要でした?

旧アニメ版『るろうに剣心−明治剣客浪漫譚−』のアニオリ日常回とか『ドラゴンボールZ』の免許センター回くらいあってもなくても成り立つようなお話だと今のところ思うんですよ。
『GOLD RUSH』は単話完結のギャグ漫画ではありません。ストーリーがしっかりとある王道アイドル漫画です。
第4話といえば他作品で言うと『ジャンケットバンク』では第2回目のゲームが開始した回ですし、『チェンソーマン』では主要キャラのパワーが登場した回、『ハイパーインフレーション』ではレジャットの思惑が明らかになった回です。

4話は物語が大きく動き始める回なのです。

一転『GOLD RUSH』第4話でことねが得たものはお金だけですし、「アイドルとしての仕事」と銘打ってはいますが「アイドルとしての経験を積む仕事」ではありませんでしたし、千奈さんは気づきを得たかもしれませんが、主要キャラである2人の相互理解が特に深まったわけでもありません。
この話を「なくてはならなかった」にするには後々千奈さんの再登場が不可欠です。それも物語上しっかりとした立ち位置で。
具体的には

  • 重要なオーディションのライバル役

  • 挫折したことねの背中を押す役

これ以上の役回りが無ければこの回は完全にお遊びの回になってしまいます。
1話2話くらいあってもいいじゃんとは思いますが、このノリをあと数話やられたらだいぶきついです。
『風都探偵』で主人公2人が初めて変身するまでと同じ期間やられたら正直肯定派の読者すら去っていきそうなテンポです。

「このまま読み続けていったら今までの評判をひっくり返すような何かがあるんじゃないか!?」という期待をしているので、何か考えがあってのことだと信じたいばかりですね…。

昨今ではめちゃくちゃ面白い作劇をした『【推しの子】』ですらも批判されるような世の中ですので、それこそ否定派がすまんかったと土下座する程のものが出されないと世間的な評価は厳しいかもしれません…。

おわりに。(めんどい人はここだけ読めばいいよ)

ここまで毎度まいど長ったらしく語りましたが要約すると

  • 千奈さん違和感あったね。

  • 倉本財閥なんかお金持ちっぽくないね。

  • 静紅さんやりすぎじゃない?

  • ぶっちゃけこの話必要だった?

を最終結論とさせていただきます。
5話、6話も無料になり次第感想を書き殴らせていただきますので、もしよろしければご覧いただければ幸いです。
ここまでご拝読ありがとうございました。

シーユー!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?