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大中華としてのTSMCの米国裏切りが発覚【更新】

日米政府が半導体補助金で支援している台湾TSMCが米国制裁の裏切りが、チップ解析企業の報告で露見しました。
SoCは、カスタム半導体と同じで、発注顧客、アプリケーション、チップの機能、生産数量(価格など含め)、TSMC側がビジネス判断して製造優先順位を決めます。
よって、TSMC側は苦しい言い訳しているようですが、「半導体のプロ」であれば、受注段階で顧客や半導体チップの仕様でアプリケーションなどは想像出来ます。
日本人が親日国として信じている台湾は、経済的には「大中華」の枠組みであると言う事です。

【筆者の週刊エコノミスト寄稿記事】
テクノロジー AIチップで沸騰! 半導体
ファーウェイ AIチップ「キリン」 米国と対峙可能な「東の横綱」=豊崎禎久
2020年1月27日

【米国の裏切りの代償は?】
~引用~
台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(TSMC)は、Huawei製品に自社のチップが使用されていることを発見し、米国商務省に報告しました。この発見は、米国の輸出規制違反の可能性を示唆するものであり、技術調査会社TechInsightsがHuaweiのAscend 910Bを分解した後に明らかになりました。Ascend 910Bは、中国メーカーによる最も高度なAIチップとして知られています。
問題のTSMCチップは、Huawei製品内のマルチチップシステムの一部でしたが、製品の詳細は明らかにされていません。TSMCは、TechInsightsが調査結果を公表する前に、Huaweiデバイスに自社チップが使用されていることを知り、数週間前に商務省に連絡して報告しました。
TSMCは、2020年9月中旬以降、米国の貿易規制が実施されて以来、Huaweiにチップを供給していないと述べています。2019年に国家安全保障上の理由で米国の貿易制限リストに追加されたHuaweiも、米国の規制が発効して以降、TSMCを通じてチップを生産していないと述べています。

【BBCも報道開始】
~引用~
美國出台對華敏感技術投資禁令 高科技背後的博弈與風險

對此,台灣半導體業者A先生就向BBC補充說:「其實,美國更要擔心的還不只是台積電,而是更敏感的輝達(英偉達)高階AI產品。輝達的產品有沒有被透過非正式地下貿易,在東南亞國家轉包銷入中國大陸,才是更要注意的事情,類似的地下銷售,幾十年來我們在業界看過不少例子!」

有分析指出,從此事發現,對於生產高需求產品的台積電來說,執行出口管制是多麼困難,但同時也可以看出華為對最非自產的高端晶片有持續需求。因此,將來美國是否會就此事追責到底?涉事的廠商身份會否曝光?美國是否會加強出口管制?台積電及輝達等大廠要如何配合?都是這次拆解事件引發的討論點。

【TSMC創業者の憂鬱】
~引用~
半導体世界大手の台湾積体電路製造(TSMC)は26日、北部・新竹で年に1度の社内運動会を開いた。カリスマ創業者の張忠謀(モリス・チャン)氏はあいさつで「我々は地政学の戦略家による争いの地(兵家必争の地)となった」と語った。
TSMCを1代で半導体受託生産の世界最大手に育てた張氏は2018年に経営を引退。93歳となったいまも業界に大きな影響力を持つ。


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