【WEB再録】劇場の記憶のみで書いた劇場版『仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』感想~そして楽園は創世された~
※こちらの感想文はこみトレ37に行けねぇ行きてぇと叫びながら昨年ダウンロードコンテンツにて発表した『語ろう劇場版の中田キャラ』から『REAL×TIME』の感想パートを校正し、再録した文章です※
※この文章は4、5回リピートした劇場の記憶のみで書いております。文字数は約3000字となっております。参考にしてね※
「神が6日で世界を創造したのなら、私は60分でそれを破壊し、楽園を創造する。」
劇場短篇『仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の絵本』に続いて上映された『仮面ライダーゼロワンREAL×TIME』。ホント待っていましたよ、究極フォルム中田裕士による劇場版の悪の華を。これでようやく平成が弔われ、令和が真に創世される。歴史が真に変わる瞬間に立ち会えた。
今回の映画は仮面ライダーゼロワン最終回後の真の完結編となっており、ある日エスと名乗る謎の男が率いる集団が世界滅亡へのカウントダウンを告げて世界中で一斉にテロ活動を開始し、その危機に飛電或人がいち早く立ち向かった後に不破諫、刃唯阿、天津垓、そして滅亡迅雷.netもまた動き出すというストーリーです。
ちなみに今回の話、エデンはラスボスではなく、この映画の真のラスボスは仮面ライダールシファーなのですが、それについては他の方が言及してくれると思うので仮面ライダールシファーについては一旦置いておくことにします。このサークルは基本的に中田裕士の話しかしません。
とりあえず、まずはびっくりしました。
えっちなガワからえっちな声が出ている!!
これってとってもセンシティブ天元突破だよ。
今回、仮面ライダーエデンに変身するエス役があの伊藤英明さんですからね。声がよすぎてどうしようかと思いました、個人的に悪の教典もめちゃくちゃ好きな映画でしたし。
造形に関しての話ですが、エデンのブラックライトの中で怪しく光る血のような蛍光色の赤のラインで浮き出るシルエットがホント美しい。
しかもこれブラックライトの中で光らせる撮影の時、わざわざブラックライトに反応するテープに張り替えて撮影していたそうで、その手間暇に感謝感激するしかない。(ゼロツーも同じ工程でテープを貼っていたそうですよ!)
ホントガワの造形美に芸術点1億点をあげたい。スマートで禍々しく、妖艶な魅力。シルバーのラインが特徴的な胸部装甲についても人間の肋骨のイメージでデザインされたものしょうけれども、なんだかリボンみたいでちょっと可愛いですよね。えっちはオタク特有の脳死だっていうじゃないですか。でもごめんえっちだわ(脳死)
そんなガワの闊歩シーンとか見るだけでセンシティブの極みですよ。
そしてバトルに関してなのですが、序盤の仮面ライダーゼロツーと仮面ライダーエデンとの激突シーン闇の世界で火花がバチバチ炸裂する攻防の時点でなんかこう…
…百合の間に挟まりたがる男のような心情になったよね。
いや普通に挟まってはいけないし、というか死ぬし。あそこに入ったら絶対に破裂して四肢爆散するだろうなって思うのですけれども、あの闘いの世界があまりにも完成されすぎていて、本当に引き込まれる魅力だったのですよ。挟まりてぇ。
ちなみに仮面ライダーエデンの戦闘スタイルなのですけれども、実はエデンはナノマシンの集合体なので、血のようなナノマシンで攻撃と防御両方を熟したりするのです。すごい!!
さし示した指先から滴る血(ナノマシン)が地に落ちて放たれる数々の技とかとか、ゼロツーに腕を切断されてもナノマシンが再集合していった時の神経通っていく感じとか機械的ではなくあまりにも生々しくて、正直あそこだけで1億点をあげたい。一流だぞ、中田。
序盤のアクションでの強者感は本当に圧倒的で、杉原輝昭監督によるダイナミックなアングルによる映像美も最高でした。個人的にあまりみられないタイプのアクションがみられてよかったです。
あとさーーーー今回ナノマシンの集合体だった事もあって或人が現実世界へ帰還した後のメタルクラスタホッパーとの対決シーンで、体に穴を開けられても冒頭のように再集合させようとしたら飛電メタル(バッタ)が紛れ込んでいたため再生を妨害され、神経信号に異物が入り込み、内部から体を食いちぎられる。生々しいまでの神経信号の断裂ですよ。やられの演技もすごく良い。
あとエスの楽園創世を破壊するために或人がヘルライズプログライズキーを使って変身したヘルライジングホッパーとの闘いもよかった。
この辺については縄田さんの演技の褒め話となりますが、直感的に『多分これ殺されるかもしれない』と思わせる暴走演技もとても素晴らしかったんですよ。しかも或人は制御不能な状態で、正気を失いながらエデンを破壊しようとしてくる。あの痛々しさがたまらなく素晴らしい。
そしてそれに追い込まれる中田さんもよかった。首を絞めつけられ顔の上で馬乗りなられ、ヘルライジングホッパーが両手を組み、何度も勢い付けて腕を振り落としてくる。ナノマシン再集合による再生を許さない勢いでヘルライジングホッパーに蹂躙されるエデン。こうなってくると『せめて頭部だけは』と顔の前でクロスして受け身をとるしかない。
いやホント今回相手が縄田さんでよかった、ここまで確定的に殺されるかもしれないという圧倒のされ方をするなんて思わなかったですよ。なかなかハードですよね。
あまりやられシーンの話をやりすぎるとよろしくないのですが、暴走した或人のヘルライジングホッパーに序盤の強者感から一転し、一方的かつ容赦なく蹂躙される構図が凄く良かったです。この辺はかなり怖いシーンだったので是非とも映像で見てください
。
中田さん自身がいままで演じたキャラを振り返ってみてもここまで容赦なく蹂躙される状況に陥る事自体が少なかったので、今回はそういった意味で新鮮でしたね。
恐らく何度胸部を破壊されようともエデンの肉体は再結合し続けていますでしょうが、常軌を逸脱した殺意に対して反射的に頭部を守っていた仮面ライダーエデンは根本的に『人間の部分が抜け切れていなかった』のだと感じられてとても良かったです。
強制変身解除後のエス(一色理人)の『もはやこれまでか』という目もよかったですね、目で訴える伊藤英明さんの演技力最高だわ。
まぁ、バトルとやられのシーンについてはこのあたりで置いておくとして、この後の展開は駆けつけてきたゼロツーイズを含めてエモの塊なので或人とイズの関係性推しの方は見てほしいなと思います。
劇場版のシナリオ自体もゼロワンの総括にふさわしい作品で、旧イズと2代目のイズが一つになりゼロツーへの変身を遂げて或人と共に戦った事とか、不死身の不破さんのスーパーヒーローゴリラ力とか各キャラクターの関係性とストーリーが凄く良かったです。滅の変化も良い。
あと個人的にゼロワンの推しがサウザーだったのですがあのイケメン高収入婚活クソ地雷物件の45歳が「これから仲良くなっていけばいい」と最後に言った事が素晴らしい成長を感じさせてくれてよかったです。
あの天津垓が周りに白けたような態度をとられながらも人に歩み寄るような言動をするなんて……
とにもかくにも本当にキャラクターのドラマがの濃厚で素晴らしい作品でした。エデンの婚約者を救いたくて絶望して彼女のための楽園を作ろうとした悲哀も含めて素晴らしかったですし、エス(一色理人)と朱音のウエディングシーンも美しかったです……
あと最後に宇宙船Vol.171のエデンの特写をさせていただきたいのですが124ページの全身三面図カットの胸に手を当てるエデンが本編を思わせてくれてよかったですね。
とりあえずはやく円盤出ないかな――――!!!!
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………とまぁこんな文章を昨年の今頃WEBのダウンロードコンテンツとして流しておりました。
一昨年の秋あたりから文章メインのモノの発表してたりして、局所的にお読みいただいていたのは本当にありがたい限りです。
仮面ライダーエデンは戦闘スタイルも良かったのですが、実のところ自分のお気に入りの場面はメタルクラスタホッパーのバッタに肉体(ナノマシンの集合体だけどね)を食い破られるシーンと、ヘルライジングホッパーに首絞められ、一方的に馬乗りになられてボコボコにされる場面だったりします。最近の特撮であそこまでのハードめのやられって男女問わずに無かったですからね……
仮面ライダーゼロワン、Vシネ滅亡迅雷もかなりハードな内容で良かったです。
まぁ今回はこみトレ39前の参加が叶わなかったこみトレ37合わせの著作物の放流という事で。兎にも角にも、秋のインテックス大阪の大地を踏みてぇや……女トレーナーのエッチな本を買いてぇや……
以上!また今度!
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