仮面ライダーギーツ第47話『創世Ⅸ:ホンモノの仮面ライダー』感想
◆アバンの雑記パート
・C102お疲れ様でした
というわけでコミックマーケット102お疲れ様でした!今回ハイパー売り子様に任せて席から離れている時間が多くて皆様とお話する時間が少なかったのですが、たくさんの方に来ていただいて本当にうれしかったです。
熱中症気味の症状になった上に運搬機材を忘れたりキャリーのキャスターが壊れたりとかで最後はお知り合いのサークル様のお世話になってしまいました……情けなし!
それでもどうにかできたのは自分が周囲の人に恵まれ続けたおかげで、本当に今回の夏コミは色々な方に感謝しなくてはいけないなと思いました。
そしてそして、追加のお知らせです。
12月30日開催の『コミックマーケット103』に申し込みをさせていただきました!素面キャラクターのサークルカットへの登場は2022年5月のインテックス大阪の即売会以来ですね。久しぶりックス!冬コミの新刊は一応ギーツ感想まとめ本を予定しております。
今後はギーツの総括をしつつ、描きたかったけど描けなかったジャンルのキャラを描いたりしながら2025年の手裏剣戦隊ニンニンジャー10周年に向けた活動を行っていきたいなと思っております。あとなんかpixivFANBOX向けになんか企画やれたらいいな……
というわけで今後もぱいせん彼方をよろしくお願いします!色々迷惑をかけてしまう事も多いかもしれませんが次回も機会があれば是非!
◆仮面ライダーギーツ第47話『創世Ⅸ:ホンモノの仮面ライダー』感想
脚本:高橋悠也 / 監督:柴﨑貴行
・景和VSケケラ!そして仮面ライダーたちは……?
命がけのベロバとの闘いを越え、道長と景和が和解した前回。
かつては罪を背負い地獄に堕ちる覚悟を決め込んでばかりだった道長が冒頭で沙羅に謝罪したことにより、彼の成長を強く感じて泣いてしまったのだ。だって沙羅を消滅させてしまった分のけじめを付ける気マンマンだし、彼の責任感の強さは美徳ではあるものの、それが状況を悪化させる場面は多々あったのだ。
謝罪を受け入れた沙羅はそれでも自分を救うために戦ってくれた事実に対して礼を言うのだからやはりこの姉は人が出来過ぎている。
創世の神にされようとしている英寿、ジットが生み出した黒いツムリという懸念点は消えない中、動き出したのは前回反転アンチと化したケケラだった。
ケケラが黒ツムリに『タイクーンの最期』を願った瞬間景和以外の全ての仮面ライダーが物言わぬ置物に変えられてしまった。
ケケラが仕掛けたのはバッドエンドゲーム、仮面ライダーがタイクーン以外存在しない世界を実現させてタイクーンに1人では世界を守れない事を理解(わか)らせる……自覚をもってはいないものの、ケケラの本心としてはサポーターのままで居たかったという意思が見えるのでやはり突き放された悲しみが見え隠れしているという事なのか。だがそんな中、一人戦える存在として立ちふさがったのは五十鈴大智だった。
「蛙化現象、意中の相手への想いがある時急に冷める……うん、実に君らしいね、ケケラ。」
蛙化現象とは『好意を抱いている相手が自分に好意を持っていることが明らかになるとその相手に対して嫌悪感を持つようになる現象』もしくは『交際相手などの嫌な面を見て幻滅する』という意味で用いられるようになった言葉であり、その言葉は2004年から提唱されてきた。「好きだった相手」が「生理的に無理」と思うほど逆の感情になることから、グリム童話『かえるの王さま』に例えて蛙化現象と呼ばれるとのことだが、ケケラは大智の言葉を特に否定しないあたり景和に対していわゆる『ガチ恋勢』に近い感情を持っていたのだろう。
そんなケケラに立ちふさがり、僕の救った命だから彼女を傷つけるなと言う大智の株の上がり方が凄い。だが、大智はプレミアムケケラには一歩及ばずに倒れてしまった。そして駆け寄った景和にケケラは『日曜のお茶の間の笑いものにしてやる』と言い捨て異空間へと転送した。
時を同じくして創世の神にされようとしている英寿の前にジットが登場。
『創世の力は自らの意思で操れるものじゃない、その力の代償は意思の消滅だ』とドライバーの認証で英寿の石化を促進するという絶体絶命の状況だ。
・罪を背負ってもやり直せる
ケケラに転送された異空間にて何故姉を守ってくれたのかと大智に問いかける景和。
大智は知恵の樹を介して『本当の幸せはつまらない人生にも転がっている』という事実に気づき、それを守る事によってその幸福を知りたくなってしまったのだ。知識だけでは得られない喜びや幸福、それはその人の人生と心に由来するのものなのだ。それは知識だけでは知る事ができないものであり、景和は守ってくれた大智に改めて礼を言った。
景和の心の中には英寿との約束がある、誰もが幸せになる世界を叶える事だ。だからこそ罪を犯してしまった大智にも手を伸ばしたのだ。ひどい事をしたのはお互い様、だけれども人の心が残っている限りはやり直せるのだ。
一方ケケラは街頭ビジョンを乗っ取り現世のオーディエンスたちに向かい仮面ライダーゲームの開始を宣言。景和の紹介が『22歳無職』だの『世界平和を願う自称仮面ライダー』端々に棘を感じるのは気のせいだろうか。
そしてケケラは人質をステージに置き、淡々とルールを説明。
内容はシンプル『檻からジャマトが解放される前に自慢の力で人々を救え』という物だった。反転アンチになろうとも実力で叩き倒そうとせずに『サポート無しで勝てる事はない』という事実を植え付けようとするスタイルはまるで『ガチ恋を裏切ったらスパチャが貰えなくなり露頭に迷う』と主張するファンの思考のようである。
景和は勿論危機に陥った人々のために立ち向かうのだがもちろんそのハードルとして立ちふさがるのはケケラだ。タイクーンは懸命に戦うものの、ケケラに有利になるよう設計されたテリトリーで敗北。ケケラはどうしても助けたければデザイアカードに願うよう迫るのだが、景和はそれを拒否。
もう二度と誰かの幸せを犠牲にしたりはしない、デザイアカードに頼らなくても俺たちがこの手で叶える。だが檻は無慈悲にも開きジャマトは人質を襲おうとした……はずだった。
なんとジャマトは人質を襲うどころか解放。その真相は今居るジャマトたちは五十鈴大智が育てた個体なので操る事が可能だったからなのである。
仮面ライダーかどうかなんて関係ない、俺たちがこの手で世界を守るんだと言い放った景和は再び変身。サポーターとの最終決戦に向かっていく。
そして時を同じくして景和の想いを感じ取った英寿は『俺は俺の力でこの世界を守る』と叫び創世の呪縛を引きちぎった。
怒涛のOP回収、激熱演出。そして解き放たれた英寿はジットが変身する仮面ライダーリガドと対峙するのだった。
タイクーンVSケケラ、ギーツVSリガドにシフトした構図の中。声援を受け続けたタイクーンは戦いを優位に進めてケケラを追い詰めた。
推しとの交戦で本物の仮面ライダーとしての気迫を感じ取るものの『仮面ライダーで居る限り己の願いに心を支配されるだろう』と懸念の意を伝えるケケラ。だがタイクーンは『もうそんなことにはならない、力をどう使うかは自分で決める』と言い仮面ライダータイクーンブジンソードへと変身しケケラを撃破。
息も絶え絶えになりながらもなお仮面ライダーの人生の業を説こうとするケケラに対し、景和は一つ言葉を告げた。
「あんたに一つだけ礼を言っとくよ、俺を仮面ライダーにしてくれたことだ。これで俺は世界の平和を守れる。」
サポーターとの最悪の決裂をしながらも最後に自分を仮面ライダーにしてくれた事。非情に徹したりせず最後に感謝を告げるのは彼らしさというか、これで今まで新人仮面ライダーを推し続けてきたケケラもここで報われたのか心から笑い消滅。その最後の言葉は『天晴だ、桜井景和ァ!』だった。
ケケラ自身もここでようやく一人の仮面ライダーとして認めたという事なのである。
そしてリガドと交戦を続けていたギーツも戦いの結末が近づこうとしていた。
オーディエンスが望む限り世界のバッドエンドは変わらないと言うリガドに対し、オーディエンスがついているのはお前らだけじゃないと言うギーツ。『オーディエンスが願う限り世界はハッピーエンドだ』と言い、ジットが変身するリガドを撃破。だが変身解除されたジットは電子の粒子となりスエルに飲み込まれていった。ジットはスエルが生み出した右腕に過ぎず、産み出すのも一つになるのも自由自在な存在である。
となってくると未来人たちの存在の意味すら本当に危うくなってきたしもしかすると実は未来人は全員スエルが孤独な神の玩具として生み出された存在の可能性があると言う事なのだ。
戦いを終えた英寿と景和は再会し拳を突き合わせて絆を再確認。
だがそんな時間は続かないスエルは上空のモニターから人類に向かい終幕のデザイアグランプリの開催を宣言し、時を同じくして黒いツムリが『お悔やみ申し上げます、今日から貴方は仮面ライダーです』とデザイアドライバーを人々にばら撒いていた。
そしてスエルはオーディエンスたちと一つになり仮面ライダーリガドΩに変身。やはりラスボスは彼だったか……という所でまた次回。非常に楽しみですね。
【参考資料】
・Wikipedia『蛙化現象』
◆ギーツ47話コラム
・未来人って唯一の生き残りの孤独を埋める為に産まれた存在?
今回、スエルがジットの力どころかオーディエンスたちの力を吸い一つの存在になったのだが、気になる事が一つある。
『もしかして未来人って元は一人だったのでは』という事だ。
映画でジャマトによる侵略で地球が滅び、人々はデータ生命体となって逃れた……という事が明かされたのだが今回のジットの終わり方により、元は一人の孤独な神だったのではという事を考えてしまった。
道楽のため、孤独を埋める為に賑やかしの存在を創り出す。デザイアグランプリがエンターテインメント性を重視したリアリティーショーとなったのはそうならざるを得ない事情を神が持っていたという可能性があるのだ。
そう考えるとスエルという今回のラスボスの存在意義が変わってくるし、やはり最終決戦は孤独の神VS愛に囲まれた神の構図になってくるのではと思うのだった。
◆編集後記
・秋になったら描きたくても描けなかったキャラを描きたいという意思を持っている。
冒頭でも書いた通りここでは。ギーツ終了後のぱいせん彼方はどうするのという話を行っていく。
やりたい事はボウケンジャーの履修と描きたいと思っていたけど描く機会の無かったキャラクターを描く事。そのキャラクターの一人が大人向けヒーローであるクリムゾンブレイズだ。
永久シャドウバンされてるのかツイートを貼り付ける事ができないのだが、そのビジュアル、アダルト方面の活動に合わせて本物のゲイのスーツアクターを採用したりとで個人的には本当に注目しているキャラクターなのである。
ギーツが終わったら彼のえちえちイラストを描きたいと思っていたのだが、ログ倉庫に使用する予定だったSNSがとんでもない不祥事をおこしてしまったため行く当てのない感情をどこに置くのか非常に迷っている。
たぶんあそこが無くなったらホルネに行くしかないのだろうなと考えながらも運営にネグレクトされてるのでどうしようかなーと非常に考えております。pixivのサブ垢作れ…?管理できないんですよ!用途に合わせて投稿先決めるのが一番性に会ってるんですよ!!!
とりあえず投稿先に心当たりのある方は色々ご教授いただけると幸いです。