献血が好き
タイトルどおりの記事です。
同じような方、献血に興味がある方などご覧いただけると幸いです。
私は現在29歳。
先月、献血18回目に到達しました。キリが良くなるまであと2回。
定期的にというわけではないので、これが多いか少ないかは微妙なところですけれども、私の周囲だけでいえば多い回数のようです。
献血をしたきっかけは至ってシンプル、はたちになったから。
「はたちの献血」なんて言われてますよね。まさにそのポスターを見て、やってみるかと思ったのが最初の一歩でした。
元々採血が好きで、それのより長いバージョンという認識でしたのであまり抵抗なく、むしろノリノリで受付と問診に進んだ記憶があります。変な子。
1回目は献血バスでの400ml献血。頼りなく見えたのか、採血してくれる看護師さん(?)に本当に大丈夫かと頻りに心配されてました。数値はクリアしたから大丈夫のはずだけど…と若干心配が伝染したりして。
そんな中無事に献血スタート。いざ始まると血の流れが良く、さっきまで心配していた看護師さんが「すごーい、サラサラ~!」「やっぱり若いから血管も張りがあるわ~!」「血液センターの人が喜んでくれそう~!」と独特の誉め言葉を頂きました。ここまで体の内面を褒められることはないので不思議な感覚でしたが、ちょっぴり嬉しかったです。
献血は難なく終了。お菓子やジュース、記念品をもらったりして大満足。これに味を占めた私は回数を重ねていく、というわけです。
100%そんな下心かと言われれば少し違って。
かといって「人の役に立ちたい」とかそういう高尚な気持ちでもなくて。
じゃあ何だと言えば「余ってただ消費されるだけなら、必要な人に行き渡った方が良い」という感じです。この微妙なニュアンス。
純粋に役に立ちたいというよりは、結果的に役に立つことで自分を保とうとしているような気もします。そのために生きて、健康でいる。みたいな。
誰かにとっての特別じゃない自分が、誰かにとっての助けになるかもしれない。そう思い至ったことが私が献血を継続している大きな理由だと思います。
最近では骨髄バンクの登録にも興味を持っています。
登録自体は簡単そうなんですが、ドナーに選出されてからが問題というか悩みのタネというか。入院の為の休みがどうかが心配です。
それ以外は特に不安とか迷うところはなくて、手術を受けるとなれば多少なりともリスクはあるんでしょうがそこに関しては特に気にしていません。極端なことを言ってしまえば、それによって自分の身体やひいては命に何かあると言われても別に構わないと思っています。
私なんかより生きなきゃいけない人っているだろうなって思ってるからですね。これを掘り下げると暗い話になるのでやめておきましょうね。
少し話が逸れましたが、
幸いにも健康な体に生まれ健康に育っている自分がいて、さらにその健康さを活かして、困っている誰かの力になる。これが素晴らしい流れです。
きっかけや動機は些細なことだし下心を含めて自分のことしか考えてないようなものですが、それでも必要なところに届くなら、ある種自己中な自分も少し誇らしく思えるような気がしています。
可能な限り続けていきたいです。必要な総数に対して1人の献血なんて僅かなものだろうけど、0よりは多いので。
献血と聞いてハードルが高そうなイメージの人が多いと思います。
でも想像の5倍はお手軽で気軽に行けます。
事前の血液検査による成分濃度の判定や体重測定、その他献血できない人の条件等があったりするので、そこでNGが出る場合ももちろんありますが、基本的にはそんなに怖いものではありません。
それに、自分がNGかどうかも行ってみないと分かりませんからね。
この拙文を読んで興味を持って下さる方がいるかは置いておいて、
是非ショッピングの合間とか暇な時間を持て余した休日がありましたら
ふと献血の二文字を思い出して、バスだったり献血ルームへ行ってみてください。お菓子もらえますよ(とは限りません)