見出し画像

Tableauを知らないアラフィフ親父のDATA Saber - Bridge 3rdチャレンジ③

はじめまして、がわちと申します。このブログではTableauに1ミリも触れてこなかった(何ならTableauを含めたBIツールって何?のレベルの)アラフィフ親父が、いろいろな出会いを通じてDATA Saber - Bridge 3rdに挑戦する様子を自分自身の備忘録を兼ねて記していければと思っております。


「すべての人がデータを見て理解できる世界」

個人的にDATA Saber - Bridgeを通じて自分が目指していく世界はカリキュラムにも度々出てくる「すべての人がデータを見て理解できる世界」って言葉に集約されているんだなぁって感じています。
その中で必要となるのが、「読まなくてよいものは読ませない」=「見てわかるようにする」=「覚えなくてよいものを覚えさせないことで脳の力を思索に振り向ける」という脳科学的なアプローチです。
どうしてこの言葉に惹かれるかというと、ここ1年の自分の体験からです。

事業者様からのご相談

自分は小規模事業者さまの伴走支援がメイン業務となるため、財務諸表を 元に打ち合わせさせていただくことが多々あります。もちろん全ての数字を把握されて財務管理にも長けている事業者さまもいらっしゃるのですが、 多くの事業者さまは「決算書の数字見るの苦手です」「あんまりよく分かりません」という方が多く、「財務諸表を把握されていればもっと資金繰りを改善できるのではないか」と思うことが良くあります。
小規模の事業者さまですからマンパワーは限られています。賛否両論ある かと思いますが、個人的には限られた時間を営業活動に振り分け粗利を稼ぐ方が(短期視点であれば)財務に対して効果があると思っております(ただしめちゃめちゃジレンマ感じています)。

過去の失敗

自分が今の業務担当となった最初のほうは、60~90分の相談時間のうち半分以上(多い場合は2/3)を財務諸表・財務状況の説明に費やしていました。ただ費やしたからと言って事業者さまの理解が深まる、ましてや次の具体的な改善活動につながる確率は低かったように思います(あの頃出逢ったお客さま、力不足でホントすみませんでした…)。

お金のブロックパズル

そんな中、自分が令和4年10月から本格的に導入したのが『お金のブロックパズル』です。
こちらは県外の中小企業診断士さんに教えていただいたもので、損益計算書(PL)とキャッシュフロー計算書(CF)を簡易的にビジュアライズしたものです(情報のご提供、本当に心から感謝しております涙)。

元は西順一郎さまの「戦略会計 STRACⅡ」のSTRAC表をベースに、和仁達也さまが考案された図ということのようです。

実際使ってみて

この『お金のブロックパズル』を使うことで、今まで数字の羅列でしかなかったPLとCFを小規模事業者さまが直感的に理解することができ、さらに管理すべき指標を「粗利益額」と「労働分配率」の二つに絞ることで、小規模事業所さま自身が自発的に今後取り組むべきアイデアやタスクを次々と提案・実行され、経営改善されるようになりました。

そして相談時間の内訳も
・財務情報入力(10分)
・現状把握  (10分)
・CFトントンの場合の粗利確認(10分)
・粗利率向上、経費削減策ブレスト(10分)
・目標粗利額確定(10分)
・粗利額獲得のための具体的な方向性確認(30分)
・簡易改善計画書まとめ(10分)
と、内容も大幅に改善することできました。

このような体験から「読まなくてよいものは読ませない」=「見てわかるようにする」=「覚えなくてよいものを覚えさせないことで脳の力を思索に振り向ける」という脳科学的なアプローチの有効性を痛感した次第です。

今、データは身近なものに

いろいろなものがデジタル中心に記録されるようになり、リアル世界の事象もデジタルデータ化が進み、データにアクセスする手段が以前より容易に扱える環境が揃っています。
これからいわゆるビックデータ時代を本格的に迎える中でデータを可視化するデータビジュアライゼーションの活躍する機会はこれからますます増えていくのではないかと考えています。

そんな中、DATA Saber - Bridgeのプログラムを通じて得た知識とスキルと 経験をもとに、ゆくゆくは「すべての人がデータを見て理解できる世界」に少しでも貢献できたらと思っております。

これまで3回に渡り、自分自身とTableau及びDATA Saber - Bridgeとの出会いについて記してみました。閲覧いただき本当にありがとうございました。

いろいろと個人的な考え方等々を述べさせていただきましたが、全然実力が見合ってないのが私です笑。

これから自作の稚拙なTips(ちょっとしたコツやテクニック)やViz(Tableauで作成したビジュアライズされたグラフや表)を公開したりデータの大切さを伝えるコミュニティ活動に悪戦苦闘する姿をリアルにお届けできればと思います。引き続き今後ともどうぞよろしくお願い致します。

いいなと思ったら応援しよう!