「ママ、知ってる?」 最近の企業広告
このところ CMの新しいトレンドが 目につきます
電車内の ディスプレイを見ていると
太陽誘電(TAIYO YUDEN)という 電子部品メーカーが
主力製品である セラミックコンデンサーを使って
会社のPRをしています
CMの最後のところで 社名表示のYUDENを取り上げて
「ユデンじゃないよ、ユウデンだよ」というのも
印象に残ります
そう思っていたら TBSで 土曜日夜に放送している
ブロードキャスターのスポンサーに
電線会社の フジクラが登場
俳優の長谷川博巳を起用して こちらも 主力製品である
光ファイバーの説明をしています
もっとも セラミックコンデンサーと同様に
最新の スパイダーウエッブリボンというファイバーを
見せても 一般消費者には何のことやらさっぱり 分からないでしょう
長谷川博巳を使ったので ギャラは高いが 「あぁ あの彼が出ているCMね」と 記憶には残るでしょうね
視聴率の高そうなテレビ番組だから 多くの人が見るしね
最近は レゾナック(合併前は昭和電工)もテレビCMを始めました あの黒鉛電極の昭和電工がCMやるの?という気も
しますが これが最近のトレンドなんですね
企業の幹部の人に話を聞くと 昔は B to B(一般消費者ではなく、企業に製品・サービスを売る業態)の会社は 消費者向けのCMをやることはなかったが
今は企業の知名度を上げることが必要になっているのだそうです
中でもお母さんに知ってもらうことが大事で 新卒の学生さんを採用しようとするときに お母さんが知らない会社だと 家庭内で反対されて 学生さんが来てくれないのだそうです
知名度を上げること自体は良いんですけど 昨今の
学生さん気質については なんか 色々考えさせられる話ですね