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時 それは残酷なもの

夕刻 地下鉄に乗ろうと街を歩いていたら 

下校途中らしい 女子中学生の一群に 出くわしました 

改札に向かうエレベーターに乗ったら 彼女たちも 一緒

満員のエレベーターでしたから 見なくても お嬢さんたちの顔が目の前に

申し訳ないのですが 顔の造りからすれば 飛び切りの美形は居ないのですが

スッピンでも その皮膚がすさまじいほどに 皆さん美しい

エレベーター内の照明の加減もあったのでしょうが 

シミもしわも 全くない 

殻をむいた卵のような すべすべの顔で 

あごからのどにかけても たるみがない 

つまり若さが あふれているのです うらやましい

同時に 時ほど残酷なものはないと実感しました

5年たったら もうあの美しさは 失せてしまうのでしょう

そうなったら化粧品メーカーの出番です

人間 時とともに 内面的に得るものはとても多いのですが 

なまじっか眼前で 目撃してしまった あの若さの美しさ

やはり残酷です 

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