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本家より面白い「スリーハンドレッド帝国の進撃」を見た感想

本家「300」(スリーハンドレッド)は2006年に公開されたアメリカ映画です。
そのバイオレンスと映像美がうけ、製作費65億円で興行収入456億円を叩き出しました。

作品がヒットすれば当然、続編が作成されます。
「300」の続編として作成されたのが、「スリーハンドレッド帝国の進撃」です。
今回の記事では「スリーハンドレッド帝国の進撃」を紹介します。
当たり前ですが、ネタバレ全開です。

主演はサリバン・ステイプルトン


主役のテミストクレスを演じるのはオーストラリア人俳優のサリバン・ステイプルトンです。
細マッチョといった感じの俳優さんです。
猛将と言うより、知将のイメージですね。
テミストクレスを非常に好演しています。
なんせギリシア連合軍の戦力は限られています。
よってテミストクレスは、以下のような戦略を立てます。


目的 ペルシア艦隊の撃滅
目標 ペルシア艦隊
戦略 ペルシアの三段櫂船の側面を、船首で破壊する。

ペルシアの三段櫂船は大型船だけに、船の側面が弱点でした。
テミストクレスは敵の弱点を突く戦略をとり、サラミス海戦に勝利します。
制海権を失ったペルシア軍はギリシアから撤退します。
ペルシアにとってギリシアは戦略的に重要ではなく、その後侵攻は衰えます。

アルテミシアを演じるのはエヴァ・グリーン

ペルシア海軍の司令官であるアルテミシアを演じるのは、エヴァ・グリーンです。
エヴァ・グリーンと言えば、「007 カジノロワイヤル」のボンドガールですね。

ボンドガールと言えばルックスが一番で演技は二の次という女優さんが多い中、エヴァ・グリーンは、その演技力と美貌を兼ね備えています。
アルテミシアはその美貌で、テミストクレスを調略しようとします。
アルテミシアは「私と組め。」と言いますが、テミストクレスは「断る」の一言で却下します。
結果的にアルテミシアの調略は失敗に終わりました。

テミストクレスのその後

テミストクレスはサラミス海戦に勝利し、ペルシアの侵攻を退けます。
その後、控えめに行動すれば良かったのですが、アテナイでやりたい放題やったため、陶片追放にあいペルシアに亡命します。
テミストクレスはペルシアでクセルクセス1世に謁見し、好意的に迎えられます。
その後、ペルシア王からアテナイ遠征の艦隊を率いるよう命じられますが、祖国ギリシアを攻めることを良しとせず毒を飲み、自ら命を絶ちました。
サラミス海戦までは英雄でしたが戦後の振舞いをあやまったため、その後の人生は悲劇的なものでした。
思うにテミストクレスは軍人としては優秀でしたが、政治家としての能力は不足していたようです。
古今東西、出る杭は打たれるという事でしょうか。

まとめ


「スリーハンドレッド帝国の進撃」は一作目の「300」(スリーハンドレッド)よりも個人的には面白いです。
レビューの評価は低いですが、ちょっと疑問ですね。
「スリーハンドレッド帝国の進撃」は何度でも繰り返し見られる、ファンタジーアクション映画です。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。

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