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#2 中小企業のSEが育休を取ると…

こんにちは、らむです。
少し間が空いてしまいましたが、前回の自己紹介で記した通り、今回は子育てについて綴ろうと思います。子育ての中でも育休を取得した時の経験をまとめようと思います。

前回の記事はこちらです。まだお読みになっていない方はどうぞ。



会社の育休取得実績

わたしが勤める会社は従業員が数十名程度と規模は小さく、SEが各プロジェクトへ客先常駐する形で働く業態をとっています。男性社員比率がとても高く、育休取得者は今までいませんでした。実績0人というわけですね。わたしが育休取得を申し出たことで、実績1人目になりました。近年は法整備も進んで男性の育休取得者も増加傾向のようですが、制度や実績の整った大企業ならいざ知らず、実態としては中小企業ではまだまだこのような状況が多いのかもしれませんね。

上長にいつ報告した?

安定期に入った5ヶ月目(20週目頃)に上長へ相談・報告しました。安定期に入るまでは無事に産まれるかも分からない緊張した期間ですし、かといって男性だからと出産直前までのんびり構えていると仕事の調整等でも会社に迷惑がかかる可能性もあるため、この期間での報告としました。会社としての育休実績がないため、経営層との意識のすり合わせにも時間を要すると思いましたので、早めに動いた形です。会社として制度が整っていれば、せめて正産期(37週)に入るまでには育休の取得予定の手続きを進められているといいと思います。
次項でも触れますが、育休実績のない会社では、経営層もどのくらいの期間育休を取得するものなのか見当がついていないと思われるので、自分なりに取得したい期間など、取得案をある程度固めてから報告すると話をスムーズに持っていけると思います。

取得期間

期間としては4ヶ月取得しました。基準としては、以下の理由を元に期間設定をしました。

・1ヶ月では妻の体調が戻り切らない
・育児のメインイベント(お七夜、お宮参り、お食い初めetc)や成長の様子を確実に見られる
・半年以上休業した場合の職場復帰への不安
・モデルケースとして現実的な取得期間(短期の実績では後続で育休を取得したい人が取得しにくくなってしまう懸念や、逆に長期すぎることにより再現性がらなくなっては意味がない)

金銭的な不安については、出産までに計画的な貯金が出来ていれば、育児休業給付金も見込めるのでそこまで心配は必要ないと思います。
もちろん状況が許せば可能な限り長く取得するべきでしょうが、4〜6ヶ月くらいは取得できるほうが家族との時間も十分に確保できるのではないでしょうか。

職場復帰について

職場復帰時は元いたプロジェクトではなく他のプロジェクトに異動することになりました。元いたところからはありがたいことに「ぜひ復帰を」と声をかけていただいていましたが、会社の方針もあり別のプロジェクトとなりました。
私見ですが、(よほど炎上していない限りは)元のプロジェクトに戻れるなら戻るほうが良いと思います。というのも、契約終了を申し入れる際に育休事情を伝えておけば、マネジメント層も状況を把握しているので融通のきく可能性が上がるからですね。なにより、子育てしながら新しい環境に変わるのはストレスがかかりますので、仕事での変化はないほうが個人的には楽です。普段からプロジェクトの人と信頼関係を築いておくことが大切ですね。

リスキリングはできるか

状況によると思いますが、基本的に難しいと思います。
1〜2ヶ月の短期であれば、育児が軌道に乗るまでに職場復帰になるので、やってる暇はないと思います。
3ヶ月以上育休が確保できるなら、育児にも余裕が出てきて、職場復帰の方向も含めて気が回るようになってくると思います。ただ、パートナーとの育児に対する意識に差が生まれかねないので、相手の理解を得られるならやっても良いのではないでしょうか。
育児をするための休業ですからね。自分のことよりまず育児が最優先だと思います。

まとめ

育休取得時の会社への申し出〜職場復帰まで、こんな流れで進めました。これから育休取得を考えている方へ、少しでも行動の指針に役立ててもらえたらと思います。
次回は最近仕事で使った技術的なメモを書き残したいと思いますが、子育てでもう少し書きたいことがあるので、どちらの更新になるか未定です。また次回もお楽しみに。

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