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2026年度より部活度廃止する場合

教員疲弊の大きな原因は部活動です。教員になりたいと思わないのも部活動が一因です。そこで、来年度は無理として再来年度部活廃止する場合の宣言文を作ってみました。
まずは学校が出す場合です。

2026年度からの部活動廃止に関する宣言文(専門家の評価を踏まえた改訂版)


2026年度からの部活動廃止について

〇〇中学校 校長 ○○ ○○

本校では、2026年度をもって学校における部活動を廃止することを決定いたしました。この決定は、教職員が教育活動に専念し、生徒一人ひとりにより良い指導を行うための環境を整えるとともに、生徒が主体的に時間を活用し、個々の可能性を広げるための取り組みです。


部活動廃止の背景

近年、教職員の長時間労働や多忙化が問題視されており、その大きな要因の一つとして部活動が挙げられます。教員が本来注力すべき授業や生徒指導に十分な時間を割けない状況が続いており、このままでは公教育の質が維持できない深刻な課題となっています。

また、生徒にとっても学校内の部活動が選択肢を制約する場合があり、学校外の多様な活動や学びの場を活用する機会を増やすことが求められています。このような背景から、本校では部活動を学校業務から切り離す決断に至りました。


生徒と保護者への期待とメリット

生徒にとってのメリット

  • 放課後の時間が自由になり、学習や趣味、家族との時間を大切にできるようになります。

  • 地域クラブや文化団体を通じて、多様な活動や経験を得る機会が広がります。

  • 部活動内の競争やプレッシャーから解放され、心身ともに健康的な生活を送れるようになります。

保護者にとってのメリット

  • お子様の活動について、家庭で主体的に選択し、見守る機会が増えます。

  • 部活動の送り迎えや負担が軽減され、家庭全体での生活の幅が広がります。


廃止後の対応について

部活動廃止後、生徒がどのような活動に参加するかは、家庭や地域の判断に委ねます。学校は部活動廃止以降、運営や指導には関与しませんが、保護者のサポートのため、以下の対応を行います。

  1. 地域活動の情報提供
    教育委員会や自治体が整備した地域クラブや文化団体の情報を学校から保護者に提供します。生徒が参加可能な活動を見つける際の参考資料としてください。

  2. 説明会の開催
    部活動廃止の背景、目的、メリットについて説明し、保護者の皆さまからのご質問やご意見を受け付けます。

地域・行政への期待
部活動廃止に伴い、地域クラブや文化団体が主体となる新たな活動の場を整備していただくことを期待しています。また、地方自治体には、地域活動の拡充や指導者確保に向けた取り組みを進めていただきますようお願い申し上げます。


教職員の働き方改革について

部活動廃止により、教職員が授業準備や生徒一人ひとりに寄り添った指導に集中できる環境が整います。これにより、教育の質が向上し、生徒たちにより充実した学びを提供できることを確信しています。


最後に

2026年度からの部活動廃止は、生徒の未来を広げ、教職員が教育本来の業務に専念するための重要な一歩です。この取り組みを成功させるためには、家庭や地域、行政のご理解とご協力が不可欠です。

本校としては、生徒が新しい可能性を見つけられるようサポートを行いつつ、地域や行政と連携し、教育活動において質の高い環境を整えることに全力を尽くしてまいります。

保護者の皆さまには、ご家庭でお子様の活動を主体的に選択していただきますようお願い申し上げます。何卒、部活動廃止へのご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

〇〇中学校 校長 ○○ ○○


改訂ポイント

  1. 柔らかい表現の採用
    家庭や地域の主体性を求める表現を「主体的に選択していただきますようお願い申し上げます」とすることで、負担感を和らげました。

  2. 教職員の働き方改革を明示
    部活動廃止が教員の教育活動専念につながるメリットを具体的に記載しました。

  3. 行政と地域への期待を明確化
    地域活動の拡充や指導者確保が不可欠であることを表明し、行政と地域の役割を強調しました。

  4. 情報提供の明確化
    学校が情報提供する範囲を明示し、学校の責任範囲を限定しました。



できるだけ今後の学校の関与を外すようにしました。いかがでしょう?

次に教育委員会が出す場合です。学校対保護者的な面が少し薄れます。


教育委員会が部活動廃止について宣言文を出す場合は、学校単独の視点ではなく、地域全体の教育方針や行政の役割を重視した内容となります。以下に、教育委員会が発表する場合の宣言文例を示します。


2026年度からの部活動廃止に関するお知らせ

〇〇市教育委員会


部活動廃止の決定について

〇〇市教育委員会では、2026年度をもって、市内すべての公立中学校における部活動を廃止することを決定いたしました。この決定は、教育現場の持続可能性を確保し、生徒たちの多様な成長を支えるため、学校・家庭・地域が連携して新たな教育環境を構築する一環として行われるものです。


部活動廃止の背景

現在、教職員の長時間労働や教員不足が深刻な問題となっています。その一因として、部活動の運営が教員の業務負担を大きく増加させていることが挙げられます。この状況を放置すれば、公教育全体の質が低下する恐れがあります。

また、生徒たちにとっても、部活動が学校内に限定されていることで選択肢が制約され、自由な成長の機会が奪われる場合があります。これらの課題に対応するため、市教育委員会として、学校における部活動を廃止し、地域社会で活動を支える仕組みを構築することを決定いたしました。


生徒と保護者への期待

部活動廃止に伴い、生徒の成長と豊かな生活を支えるため、以下の点をお願い申し上げます。

  • 家庭での活動選択のサポート
    生徒が地域活動や文化団体に参加する際、保護者の皆さまには、ご家庭で主体的にサポートいただきますようお願い申し上げます。

  • 自由時間の有効活用
    部活動に費やしていた時間を、生徒自身が主体的に学習や趣味、家族との時間に充てることで、より豊かな成長を実現してください。


地域・行政の取り組み

部活動廃止後、地域社会全体で生徒たちの活動を支える環境を整備してまいります。教育委員会では以下の取り組みを進めます。

  1. 地域クラブ・文化団体の拡充

    • 地域クラブや文化団体の情報を一元化し、参加可能な選択肢を増やします。

    • 専門指導者の育成や派遣に取り組みます。

  2. 保護者への情報提供

    • 市内で利用可能な地域活動やクラブの情報を、各学校を通じて保護者に提供します。

  3. 財政的支援

    • 地域クラブ運営に必要な補助金制度を設け、生徒が負担なく参加できる仕組みを整備します。


教職員の働き方改革

部活動廃止により、教職員が授業準備や生徒指導に集中できる環境が整います。この取り組みを通じて、教員が本来の教育業務に専念できるようになり、生徒一人ひとりへの指導の質が向上することを期待しています。


今後のスケジュール

  1. 2024年度

    • 地域クラブや文化団体の拡充計画を策定し、準備を進めます。

  2. 2025年度

    • 各学校で保護者説明会を実施し、廃止に向けた詳細な情報を提供します。

    • 地域クラブ・文化団体の利用登録を開始します。

  3. 2026年度

    • 部活動を完全に廃止し、地域活動への移行を完了します。


最後に

部活動廃止は、学校教育の質を向上させるだけでなく、生徒一人ひとりが多様な選択肢の中から自分に合った成長の場を見つけるための大切な第一歩です。教育委員会としては、地域や保護者の皆さまと協力し、教育環境の新たな形を築いてまいります。

この取り組みへのご理解とご協力をお願い申し上げます。


発行者
〇〇市教育委員会 教育長 ○○ ○○


特徴的な構成

  1. 地域全体を巻き込む視点
    学校単位ではなく、市全体の教育政策としての方向性を明示しています。

  2. 具体的なスケジュール提示
    準備段階から廃止後の移行までのロードマップを提示し、保護者や地域に計画性を示しています。

  3. 行政の役割を強調
    地域クラブの拡充や財政支援など、行政が主体的に取り組むべき内容を具体化しています。



最後に学校と教育委員会との連名のん文も考えました。


教育委員会名の文校長名の文を組み合わせた形式を提案します。以下は、教育委員会が方針全体を示し、校長が具体的な学校単位の対応を補足する形の文書です。


教育委員会名の文(地域全体の方針を示す)


2026年度からの部活動廃止に関するお知らせ

〇〇市教育委員会


部活動廃止の決定について

〇〇市教育委員会では、2026年度をもって、市内すべての公立中学校における部活動を廃止することを決定いたしました。この方針は、学校教育の質を向上させるとともに、生徒一人ひとりが主体的に時間を活用し、より多様な活動を経験できる環境を整えるための取り組みの一環です。


背景と目的

  1. 教職員の働き方改革
    長時間労働や教員不足が深刻化する中で、教職員が教育活動に専念できる環境を整えることが求められています。部活動廃止は、教職員が本来の業務に集中するための重要な施策です。

  2. 生徒の多様な成長の支援
    生徒が学校外の活動や地域とのつながりを通じて多様な経験を積む機会を提供し、自己成長を促進することを目指します。


教育委員会の取り組み

部活動廃止後、生徒が地域活動に参加できる環境を整えるため、以下の取り組みを進めています。

  1. 地域活動の情報提供
    地域クラブや文化団体、スポーツ施設の利用情報を整理し、各学校を通じて保護者に共有します。

  2. 指導者の確保と育成
    専門的な指導者の派遣や育成プログラムを充実させ、地域活動の質を向上させます。

  3. 活動費の補助
    地域活動に参加する生徒が経済的な負担を軽減できるよう、補助金制度を設けます。


保護者の皆さまへ

部活動廃止に伴い、保護者の皆さまには、生徒の活動選択を家庭で主体的にご検討いただきますようお願い申し上げます。地域活動の選択肢や詳細情報については、各学校を通じて随時ご案内いたします。


今後のスケジュール

  • 2025年度中

    • 地域活動の選択肢を整理し、学校を通じて情報提供を開始します。

    • 各学校で保護者説明会を実施します。

  • 2026年度

    • 部活動の廃止を完了し、生徒の地域活動への移行をサポートします。


最後に

この取り組みは、教育現場の持続可能性を確保し、生徒の自由な成長と学びを支えるための新しい一歩です。〇〇市教育委員会は、地域や保護者の皆さまと協力し、生徒たちの充実した学校生活と多様な経験を支援してまいります。

〇〇市教育委員会 教育長 ○○ ○○


校長名の文(学校単位の具体的対応を補足)


2026年度からの部活動廃止について

〇〇中学校 校長 ○○ ○○


〇〇市教育委員会の方針に基づき、本校では2026年度をもって部活動を廃止いたします。この方針に伴い、本校では以下の対応を進めてまいります。


本校での対応

  1. 保護者説明会の開催

    • 2025年度に保護者説明会を実施し、部活動廃止の背景やメリット、地域活動の選択肢についてご説明いたします。

  2. 地域活動の情報提供

    • 教育委員会から提供される地域クラブや文化団体の情報を保護者の皆さまにお届けし、生徒が新しい活動を見つける際のサポートを行います。


最後に

部活動廃止は、生徒たちの成長をより多様な形で支えるための重要な決定です。保護者の皆さまには、これからの新しい環境の中で、生徒一人ひとりが自らの可能性を広げていけるようご家庭でのサポートをお願い申し上げます。

何かご不明な点がございましたら、本校までお気軽にお問い合わせください。

〇〇中学校 校長 ○○ ○○


構成の意図

  1. 教育委員会名の文
    地域全体の方針と教育委員会の責任を示し、統一感と信頼感を与える。

  2. 校長名の文
    各学校での具体的な対応を示し、保護者に安心感を与える。


この組み合わせにより、地域方針と学校対応が補完し合い、適切なメッセージが発信できます。

個人的には情報提供に関しても学校が関わらないほうがいいと思うのですが。説明会も教育委員会主催で行ってほしいものです。

いずれにせよ、これぐらいのことはしないと公教育は崩壊します。
2030年までに調整額10%へなんて温いこと言ってたら学校はジジイとババアだらけになると思います。(私もジジイですか…)

本当に前向きになんかやれよ😮‍💨
そんな気分です。

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