SEVENTEENディノも愛読。IVE、IU、SHINeeなど多数のアーティストの作詞を手掛けたキム・イナの待望の日本語訳書籍『ふつうのことばたち』発売
『ふつうのことばたち』(著:キム・イナ、訳:たなともこ)が、2024年5月20日、全国の書店、ウェブサイトで発売!
ラジオDJ 古家 正亨さん推薦!
「先の見えないありふれた日常を生き疲れないために、
まるで「そう、それでいいんだよ」と耳元で囁いてくれるような
言葉のプロが紡ぐ「魔法の言葉」たちに癒される。」
本書について
多くの人の心を動かす作詞家でもあり、人の心に触れる文章を紡ぐと同時に、リスナーとの対話をいとわないキム・イナさん。
韓国でジャンルを超えて活躍し、後輩アーティストや仕事仲間に慕われ世間に受け入れられているのには、理由があると思います。
たとえば、自分自身を「小さなことに感動し、傷つきやすい」「〝好き〟にとことんハマるオタク」だと告白する正直さや、小さな幸せと刹那的かつ長い目で見たときの幸せを大切にする人生観、相手の立場になって考えようという姿勢、仕事をする上で何より人との関係を大切にする点、柔軟さ、自分自身やものごとの客観化が卓越している点、抜群のユーモアセンスなどが合わさって、人びとの心をくすぐるのではないでしょうか。
名のある作詞家というだけにとどまらず、自分の〝好き〟や〝作品〟を通じて後進や平凡な日常を生きるわたしたちの道を歩きやすくしようとしてくれる人、少しでもどこかの誰かの気持ちが楽になるようにと対話を重ねてくれる人。そんな彼女の言葉が心地よく綴られた本書。
原文の息づかいと、「辛いことがあっても大切な人と一緒に少しでもいい人生を歩みたいですよね」というキム・イナさんの想いが、本書から伝わればと思います。
本書「はじめに」より
言葉を通して世界を見つめ、他者を理解し感情を伝える。
言葉に真摯に向き合うことは難しいものです。
だからこそ、心が通じる対話は貴重です。
人間の言葉は文字として存在しているため、
同じ言葉を使っても異なる感情が伝わったり、勘違いされたりすることもあります。
これは他人だけでなく、自分自身にも当てはまります。
習慣的にどんな言葉を使い、どんな表現をどんな状況で繰り返し使用するかは、
生の質と生に向き合う態度に大きな影響を与えます。
感情が言葉の額縁の中でのみ保管され、伝えられるならば、
私はこの額縁についての話をしたかったのです。
特定の「内容」について話すよりも、枠組みを共有することが、
本当の自分を見つめ合い、互いを理解する道だと感じました。
この本があなたと大切な人との対話に、少しでも役立ちますように。
誰かとの架け橋になりますように。
キム・イナ
*電子書籍は6月13日から順次配信開始です。