綺麗な虹🌈を一番共有したい人は…
車を走らせていると、綺麗な半円の虹が目に入った🌈
「わあ、写真に撮りたい!」と思ったが、運転中🥲
と思ったら、ちょうど目の前の信号が赤になった。
「今しかない!」と急ぎ、運転席の窓越しにパシャリ。
夫のLINEに写真を送った。
「🤩綺麗だね。いいことあるかな?」と早速の返事。
こんなささやかなやり取りに幸せを感じたひと時だった。
夫の単身赴任生活もかれこれ15年になる。あと一年働いたら退職すると言っている。
本当によく頑張ったなぁと、ただただ労いたい気持ちでいっぱいだ。心からそう思う。
リーマンショック、中国との政治不安、コロナ禍、ロシアのウクライナ侵攻、中東の不安定な状況と色々あった。
私には夫の仕事の細かいことはよくわからないが、いちばん大変な時に一番大変な部署の責任者になった夫のストレスは、その責任の重さに比例して、その身を削る思いの大きいものだった。
昭和人間の夫は、夫として、父親として、一家の長として、家族を守るという責任や男のプライドか、はたまた私が言わせなかったのか、滅多に仕事の愚痴や弱音を吐かない夫だった。
その夫が、その時、私に初めて見せる顔で自分の苦しい思いを話してくれた。
私は「お父さんがこれまでどれだけ頑張ってきたか、私知ってるよ!お父さんへの尊敬の思いは、何があっても変わらないから」と私の思いを伝えながら涙が溢れた。
夫にとって、大変なエネルギーを使って大きな山を超えた時期だった。
この事は夫婦の絆を強くした…と、私は思っている。
夫はどうなのだろう…?
心なしか、あれ以来、夫の吐く言葉に、心の距離が近くなったと感じているのは私だけだろうか?
きっとこれまで、夫が知らず知らずのうちに私に向けて持ってきたであろう「心配をかけたくない」というのとは別の、言葉の背景に感じてきた“どうせお前に言ってもわからないだろう感”がなくなった気がする。
少しは私を対等に思ってくれたかな?存在に感謝してくれてるのかな?
感謝までいかなくても、「いてくれて良かった」と思っていてくれるかな?
困難を越えることも喜びも、1人でなく、2人で共にしていく事でこそ、夫婦の絆は強くなるって事ですよね…と感じている。