【日々の雑感】友人が選挙に当選した。フィールドに降りて自らプレイすることの大切さ
すごく近しい尊敬してやまない友人が昨日行われたある公職の選挙に出馬して当選しました。
非常に嬉しくて感動しました。
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政治が悪いとか、政治家は信用できないとかという類のよくあるものから、 自分は匿名のままネット上の安全圏から政治家個人を誹謗中傷したり、政策や主張の極々一部しか知らないに関わらず全否定するようなものまで、ありとあらゆることを言われる立場に、自ら望んで人生をかけて挑戦することを、心から尊敬します。
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政治に限らずですが、何事においても、当事者しか知り得ないことがあります。外部の人間では部分的に想像はできても実体験として身にしみない思いや体験があります。
それを自ら体験せずして、中途半端な立場から安易に否定したりするようなことはしたくないと思います。
観客席からヤジを飛ばしたり、勝手に決めつけたりするだけの人間には、フィールドに降りて自らプレイした者の表に見えない部分の苦労はわかりません。
組織の中のリーダーとフォロワーという立場でも同じです。フォローしているだけの人間にはリードする側の苦労や難しさはわからない。
学生時代にリーダーシップをとることを経験したりすることが社会に出て重要視されるのはそういうことでしょう。リーダー経験もある人間が沢山フォロワー側にまわり、リーダーを支えていけるような組織は強いと言われるのはまさにそういうこと。
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もちろん1人の人間が全ての経験を実体験することは不可能で、それをするまで意見の一つも言ってはいけないのかというと決してそうではないと思います。
なので、色々なことを実体験するのと同時に、相手の立場や気持ちを慮るスキルや心の広さというものもヒューマンスキルとして必要なのだと思います。
先日あるところで、学生がディベートを経験することの大切さを感じさせるものを読みましたが、相手の人格否定や個人攻撃をするのではなく、敬意を払いながら主張の論点のみを戦わせるというようなスキルもこれからの時代をよりよい時代にしていくために、特に日本の若者や子供たちには必要なことなのだろうと思います。
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友人の勇気に改めて感服するとともに、勝利を心から祝いながら、自分も自分のフィールドで観客席に甘んじることなく自らプレイすることを磨いていきたいと再確認させてもらった選挙結果でした。