32日で"売上6倍"になった具体的なコンテンツ販売戦略!映画スラムダンクから学ぶ!
今回は、
公開23日で興行収入50億円を突破した映画
「THE FIRST SLAM DUNK」に学ぶ
プロモーション戦略をお届けします。
この記事を読めば、
あなたのコンテンツを買ってくれる
濃い見込み客が自然に集まる。
そんな状態を実現することができます。
苦労して作ったコンテンツなのに、
誰も興味を持ってくれなかったら
最悪ですよね。
実際にコンテンツを販売する際、
プロモーションをしてから販売しないと
本来購入してくれる確率の高いお客さんに気づかれないまま終わってしまうことになります。
それを避けるために、
映画「THE FIRST SLAM DUNK」では
プロモーション戦略を駆使した結果、
公開二日で動員数84万6687人。
公開から32日後には
と公開二日から
約6倍の集客に成功できています。
その際使われたプロモーション戦略が以下。
順番に解説していきますね。
①制作秘話の公開(コンテンツ作成の告知)
企画をなぜやろうと思ったのか?
コンテンツをなぜ作ろうかと思ったのか?
商品をなぜ販売しようと思ったのか?
制作の理由を宣言します。
本映画のプロモーションでは、
Twitterを中心に展開していたのでツイートを例に挙げていきますね。
まず、公式Twitterアカウントでは井上監督のツイートをリツイートすることで、告知の代わりとしていました。
それにあたるのが以下のツイート。
これを
自分のコンテンツを出すときに応用するなら、
このように、
あなたがコンテンツを作る理由を洗い出して告知をします。
この時注意してほしいのが、
お客さんはあなたがコンテンツを作る理由なんかどうでもいいと思っているということです。
お客さんが本当に興味あるのは
あなたのコンテンツでどんな嬉しい未来にいけるのか?
つまり"ベネフィット"です!
先日、とある電動歯ブラシを購入したんですが、
その時購入の決め手になったのが
このベネフィットに惹かれて購入したんですよ!
もしこれが
と先に言われていたら、
「歯垢ってなに?結局どれぐらい綺麗になるの?」
と思ってあまり魅力を感じず購入しなかったと思います。
歯科クリーニング後のような感動の磨き上がり!(ベネフィット)
↓
歯垢除去力99%アップ!(メリット)
この順番だから
購入に至ったわけです。
したがって
コンテンツ作成のお知らせをするときは、
必ずこのベネフィットを1行目で宣言してから
コンテンツ制作の理由をお伝えしてあげましょう!
②制作過程を小出しにする
今回の映画では、「映画化の発表→公式サイト開設→全国にポスターを配置→タイトルと公開日の発表→予告映像の公開→声優や主題歌の公開→映画公開スタート」。このような流れになっていました。
それにあたるのが以下のツイート。
プログ、ポスター、YouTubeなど、
あらゆるツールを駆使して少しずつ期待感を高めていますよね!
この流れをTwitter×無料企画で応用するなら、
無料企画ならこれぐらい軽いプロモーションでも
十分反応とれるでしょう。
③コンテンツ公開日の告知
企画の反応率を簡単にアップさせる方法があります。
それは、
リリース日の告知を最低3回は繰り返し発信してあげることです!
ヒトってホントに忘れやすい生き物なんですよね。
現代広告の父といわれている
デイヴィット・オクルヴィーさんは、
という言葉を残しているほど。
なのでTwitterでコンテンツ・企画を出す際は、
必ず3回以上リリース日をツイートしてから出すようにしましょう。
ちなみにスラムダンク公開の2週間前には、
Twitter公式アカウントで合計8回も告知していましたね!
④人気の視覚化
Amazonの商品でも、
レビューが
「★★★★★ 5個のレビュー」
の商品より、
「★★★★☆ 10000個のレビュー」の方が買いたくなりますよね。
この、たくさんの人に好かれているモノを買いたいという心理がバンドワゴン効果といわれてるやつです。
この心理を利用したのが以下のツイート。
YouTubeで急上昇ランク1位!といわれたら、
「YouTubeで急上昇1位にのるぐらい多くの人に期待されてるんだから、めちゃくちゃ面白い映画に違いない!」
ってなりますよね笑
これが人気の視覚化です!
あなたが商品やコンテンツを出すときも、
・口コミ
・感想の引用ツイート
・販売数etc…
迷っている顧客の背中を押すためにも
あなたのコンテンツが大衆から支持されていることを証明する
第三者の声は積極的にシェアしていくのがおススメです。
⑤映画公開スタートと特典のお知らせ
映画公開とともに来場者限定特典
「井上監督描きおろしビジュアルカード」
を特典にし販売促進。
コピーライティングの世界でいう
「行動しないの壁」を超えるための施策ですね。
勘の良いあなたなら気づいているはずです。
「読まない、信じないの壁はどこで超えているの?」と。
答えは簡単で、
今までの①~④の段階で超えています。
スラムダンクのプロモーションって
公開開始の1年前からはじまっているんですよね。
つまり①~④の工程で1年使っているということ。
それらを凝縮してお伝えしているので短く感じるかもしれませんが、
「読まない(見ない)」
「(映画は面白いと)信じない」
この2つの壁を超えるために
めちゃくちゃ手間かかってます笑
なので、公開スタートの時は特典だけちょこっとお知らせするだけでいいんですよね。
ただし映画と違って、
僕たち発信者がコンテンツをリリースする目的は
”悩み解決”の側面が大きくなります。
なのでリリース時はあなたの商品や企画で
・どんな理想の未来が叶えられるのか(ベネフィット)
この一点を具体的に宣言してあげましょう!
有名なライザップのCMでも
この一言で、お客さんが望む
「痩せてスリムになった自分」という
理想の未来を約束していますよね!
①制作秘話の提示でもお伝えしましたが、
すべてのプロモーションでベネフィットは最初に提示したほうが反応率は上がります!
⑥追加特典のお知らせ
さすが東映さん。
映画公開から3週間ほどで追加の特典を発表。
この狙いは、
1回目見た人が特典目的で2回目を見にくる
→Twitterなどのsnsで感想をシェアしてくれる
→「④人気の視覚化」をまた活用できる。
です!
もし2回目見に来てくれた人が
「2回目見てもめっちゃ面白かった!絶対3回目も見に行く!」
こんな感想を投稿してくれたらバンドワゴン効果で売上も上がるし、悪い言い方をすればお客さんが勝手に口コミを広げてくれるので手間もかからないし映画製作側としては最高ですよね。
なので、
コンテンツの認知拡大、人気の視覚化をするには
特典を作るのは必須だと覚えておいてください!
さらに、
これをネット上のコンテンツで活用する際は、
特典のお知らせ
→感想・レビュー投稿で特典配布
→バンドワゴン効果を狙える
→悪い感想が来たらすぐさま商品の改善ができる
このように、商品満足度をアップさせるためにも使えますよね!
「読んで感想を書かないと特典がもらえない」という条件を設定することで、「読まない壁」も超えることができるので一石三鳥の方法です。
⑦限定性の提示
先ほどのツイートの最後の一行に、
「※全国合計100万枚限定、無くなり次第終了となります。」
という一言が添えられていますよね。
この一言の効果が計り知れないのは、ダイヤモンドの指輪、エルメスのバッグ、フェラーリのような、”数が少ないモノ”を欲しがる心理がヒトにはあるからです。
具体的には…
限定性や希少性の提示はやり過ぎも禁物ですが、
お客さんの理想を叶えられる商品ならガンガン打ち出すべきです。
⑧さらに追加特典のお知らせ
ここまでやるのか?
と思ってしまうほどのスラムダンクの
怒涛のセールスプロモーション。
それが下記ツイート。
この特典をもらうためだけにもう一回映画を見に行った、という人も多いんじゃないでしょうか?
これまでの特典は、
・湘北キャラのビジュアルカード
・井上監督描きおろしミニポスター
・安西先生タプタプステッカー
合わせてこの3つ。
特典を出す前には必ず予告しているので、
計6回はセールスしているという計算。
これだけでも、
スラムダンクのセールスがいかに本気で作りこまているかがわかりますよね。
無料コンテンツを出す時でも、
なるべく最後まで読んでくれた人に対しての特典を用意して読者さんから感想をもらえる仕組みを作っておくのがオススメです!
これやるだけで、
信頼の積み上げと顧客の悩みの吸い上げを同時におこなうことができるので。
以上、
公開23日で興行収入50億円を突破した映画
「THE FIRST SLAM DUNK」のプロモーション戦略でした!
今回解説したプロモーション戦略を
取り入れるだけでも、
実績あろうがなかろうがコンテンツの購入者数を最大化できるようになるでしょう。
ここまでのステップをまとめると、
もちろん、本映画以外にも
ムビチケの販売、映画関連本、劇場オリジナルグッズと、多くの商品をプロモーションしています。ですが、今回はTwitterに特化したプロモーション戦略として凝縮してお伝えさせていただきました。
次にあなたがコンテンツをリリースするときは、
ぜひこの戦略を少しでも取り入れてみることをおすすめします。
感想や要望などあれば、
いつでもお待ちしています!
それでは!
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