memorandum【6】
スタイリングの可能性について。
洋服はまず第一に物の持つ魅力がある。と同時に、着方という側面での提案がある。
ジャケット、コート、シャツ、パンツ等のある程度のカテゴリーがある中で、そのカテゴリーをどう崩しながら着ていくのか。自分自身、そこを得意としている部分もある。
人と相対した時に、この人はどういう合わせ、どういう着方をしたら響くのだろうかと考える時が一番楽しい。100人いれば100通り、それ以上の合わせや着方があると思う。
インスピレーションは色々なところにある。普段の生活の中にもあれば、何かを見に行って感じることもある。時には映画や漫画、アニメだったりもそのイメージソースになったりもする。
確固たるクオリティーでの洋服作りを続けてくれているからこそ、もう一つ自分から与えるのことのできる付加価値。10数年洋服に携わってきて見つけた一つの答えかもしれません。
物を見て頂くと同時に空間を楽しんで頂く。その空間の中に、自分の提案する何かも魅力として受け取ってもらえれば嬉しいなと思っています。
洋服をもっと好きになってもらえるスタイリングの可能性、是非ご体感頂けますように。
East End Gallery