非プログラマーがプログラミングの勉強をはじめてプログラマー転職に挫折して個人開発者を目指すまで
note初投稿です。
非プログラマーから30歳手前でプログラミングの勉強をはじめた3年間のリアルです。
華々しい成果は何もありません。それでもプラグラミングはやめません。
これからも個人開発を続けていきます。
プログラミングに興味を持ったきっかけ
工学系の大学だったので大学で少しプログラミングを習うことがありました。
大学時代(2010年くらい)はちょうどTwitter, FacebookなどのSNSが流行りだし、インターネットとSNSを当たり前に使いだした時代でした。
そんなインターネットの世界に憧れを抱いたわたしは、夏休みを利用してシリコンバレーの地に降り立ちます。
そしてGoogleの本社の前で思います。
"Googleは10年でこんな大きな会社になったんだ、
俺もこんな会社を作ろう。"
そんな野望を持ったわたしはそこそこの大企業を技術職として受け、何の疑問も抱かずに普通に就職します。
機械系の技術職なのでもちろんプログラミングをすることはありません。
プログラミングの勉強
非プログラマーですが野望はあるので、休みの日は家でプログラミングの勉強をします。
自分はプログラミングの勉強もしてる。わたしは少し得意げでした。しかし野望は恥ずかしいので誰にも話しません。
そして悲しいことにわたしは怠惰でした。気づけばベッドに寝転がりアメトーークを見るだけの休日。今振り返るとこの時のプログラミングはお遊びレベルでもありませんでした。
プログラミングの勉強 (本気編)
気づけばわたしは29さいになっていました。あんなに若く野望もあったのにもうアラサーです。
野望はありつつも、本業が忙しすぎるのでプログラミングの勉強ができない、とわたしは思い転職活動をはじめてみます。
同じく機械系で転職活動をしてみたのですが、どうもワクワクしない。
やっぱりプログラミングをしたいのではないか?
そしてプログラマーになるのであれば、30さい手前の今しかない。
わたしは考え、いっさいの言い訳をやめて、その日から猛勉強をはじめました。
選んだ言語はRubyでした。Rubyは最高すぎました。ずっとRuby触っていたい。そうだ自分の天職はプログラマーなんだ。とわたしは気づきます。
できればもっと早く気づきたかった。でも後悔している暇はありません。
休日に勉強しすぎて、夜中にゲロを吐いて、そのまま次の日会社を休んでしまう日もありました。
疲れながらもわたしは、こんなにしてまで夢中になれるものが見つかったことに喜びを覚えていました。
プログラマーとしての転職活動、そして保留
プログラミングの勉強をはじめて1年後(長い)、とうとうわたしは転職活動をはじめます。この時30さい。
Engineer CalculatorというRuby gemを作成して転職活動に挑戦です。
結果は内定1社、不合格4社でした。内定いただいた所にいきたかったのですが、他の企業の選考結果前に結論を出す必要がありお断りしました。(今でも後悔しています。)
選考を通してわたしは思いました。おもしろいサービスを作ってる所にいきたい。
個人開発サービスの構想
おもしろいサービスを作ってる所というのは、Webサービスで利益を出し、会社を拡大させているところ、のサービスをおもしろいと思いました。当然です。サービスが面白いからこそ会社が拡大しているのです。
そういった企業に転職するためには、圧倒的にRuby on Railsの知識不足でした。gemを作るために必死でRubyを勉強していたのでRuby on RailsはTutorial 1周したくらいで理解度は低めでした。
Ruby on Railsを習得しながらできるサービス、そしてニッチな分野がいい。わたしは考え、好きなクラフトビールをテーマにすることにしました。
個人のサービス開発はいばらの道でした。ひたすら独学なのでわからないところはググるか考えるしかない。
気づけばまた1年たちやっとサービスのリリースにこぎつけました。
クラフトビールの好きをシェアするサービスクラフトビールキャンバスです。
会社での転機
とりあえずサービスはできたので年齢を重ねてしまいましたが、転職活動をもう一度してみようと思っていました。
しかし、今の職場でIT系 (プログラマではない)の部署に移動することになりました。製造業のITを知れるいい機会、もしプログラマーとして転職すればこのチャンスは二度とない。
年齢的にプログラマーへの転職はラストチャンスだと思っていたので、転職は諦め、部署移動をすることにしました。
これから
プログラマーになろうとして3年は正直長いです。そんなに時間をかけている人をわたしはみたことがありません。ただ、本業を頑張りつつ、子供が産まれたり(省いてます)の状況で、ある程度のスキルのレベルを求めたらこれぐらいかかる人もいる、のです。
今ではRailsであれば、やりたいと思えることはだいたいできる(独学なので合ってるかはわかりませんが。)ようになりました。
冒頭の野望は、全く消えていません。わたしも30を越えると自然になくなるものだと思っていたので、野望をもち続けている自分には、逆にチャンスがあると勝手に思っています。
将来は、わたしが現職で感じている非効率をなくすために、”製造業 (設計、調達、組立) のプラットフォーム” を作ろうと思っています。
個人開発はシステムの全てが詰まっています。わたしは製造業の仕事をしていますが、プログラミングの世界の仕組みと文化が大好きです。そんなプログラミングの世界のいいところを製造業に適用するのが、両方を勉強しているわたしにしかできないことだと思っています。
そのためのステップとして製造業そしてシステムへの深い理解が必要です。
ということで、これからも個人開発を続けていきます。
クラフトビールキャンバス は頑張ってサービス運営中なので、クラフトビールに興味ある方は是非登録をお願いします。